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フレックスウィラーの現在は?右脚切断?生い立ち〜筋トレ・食事・私生活まで紹介!

2020年08月01日

1990年代に活躍したプロボディビルダーのフレックスウィラー。実は腎臓病の影響から2019年に右足切断の手術を経て現在に至っています。この記事ではそんな彼が残した大会成績やトレーニングメニュー、現在の身長・体重、さらに食事やインスタの更新情報までご紹介します。

『フレックスウィラー』とは

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生年月日1965年8月23日
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州フレズノ
身長170cm
体重102~106㎏
SNSインスタグラムツイッターフェイスブック

プロボディービルダーのフレックスウィラーは、1990年代にドリアンイエーツやロニーコールマンなどとともに活躍しました。

その肉体美から、アーノルドシュワルツェネッガーも「最も優れたボディビルダーの1人だ」と称賛したほどです。アーノルドシュワルツェネッガーはハリウッドの有名映画俳優であり、元カリフォルニア州知事であり、そして元ボディビルダーでもあります。

そんなアーノルドシュワルツェネッガーも絶賛したフレックスウィラー。今回はそんな彼の現在からトレーニング、食事、私生活にまで迫ります。

フレックスウィラーの現在は?手術で右足切断?

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1999年、フレックスウィラーは巣状糸球体硬化症にかかりました。その後、腎臓移植も受けたようです。しかし、残念ながら腎臓病にまで悪化し、血流悪化から右足が壊死寸前に。この腎臓病の原因はステロイドだという噂も広まりました。

フレックスウィラーは2019年に膝から下を切断する大きな手術を受けています。腎臓病を患った時から「脚を切断することになるかもしれない」と宣告を受けていたそうですが、ショックは大きいですよね。現在は、療養しながらリハビリ中とのことです。

フレックスウィラーの生い立ち

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ここからは、そんなフレックスウィラーの軌跡をたどっていきましょう。

幼少期から努力を重ね、現在まで至っていることが見えてきます。

苦しかった幼少時代

フレックスウィラーは1965年8月23日、カリフォルニア州フレズノの貧困地域で生まれました。幼い頃には虐待も受け、自殺願望まであった時もあるというフレックスウィラー。きちんとした教育も受けられず、字も読めなかったと言います。

その後10代で武道を始め、補強運動としてウェイトトレーニングも開始しました。この頃に獲得した柔軟性が、彼のニックネームである「フレックス」の由縁となっています。

転機が訪れた青年時代

高校卒業後、フレックスウィラーは警察官として働き始めます。武道もやっていたフレックスウィラー。警察官という道を選んだのですね。ただこの警察官の仕事はボディビルを極めるために、割とすぐ辞めてしまいました。

そして1983年、初めてボディビル大会に出場するも惨敗。フレックスウィラーも最初から最強だったわけではないのですね。1989年の全米最大のアマチュア団体、NPCのMr.カリフォルニアで優勝し、この頃からボディビル界でも脚光を浴び始めます。

プロボディビルダーとしての生活

1992年にUSA Championshipsで優勝し、フレックスウィラーはプロカードを獲得。ここからプロとしての道を登っていきます。ただ、フレックスウィラーのボディビル人生は平坦な道のりではありませんでした。

1994年には交通事故に遭い、体の一部が麻痺状態に。そして1997年には愛車が盗難されるという被害に遭います。この時は相当ダメージが大きかったのか、フレックスウィラーはうつ状態になってしまいます。その後復活し、アーノルドクラシックで優勝するも、1999年に巣状糸球体硬化症を発症。これがきっかけでフレックスウィラーは引退を選んでいます。

(フィジークとボディビルとの違いについては以下の記事も参考にしてみてください)

引退後の生活

ついに2003年、フレックスウィラーはプロボディビルダーを引退します。

その後は、幼少期にやっていた武道である合気道やテコンドー・拳法に取り組んだり、All American EFXというサプリブランドで働いたり、フィットネスショップの経営や、セミナーも運営するなど多方面で活躍しています。

ミスター・オリンピアで復帰

ところが2017年、ミスター・オリンピアで現役復帰を果たします。この時は驚いた人も多かったでしょう。フレックスウィラーが選んだのはボディビル部門ではなく、クラシックフィジーク部門でした。

結果は15位。この年のみの出場でした。

フレックスウィラーの大会成績

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1990年代に入ってからの彼の活躍は目覚ましく、数々の大会で優勝などの成績を上げています。

ここでは動画も交えながら、フレックスウィラーの大会成績を振り返っていきましょう。

フレックスウィラーの大会成績①:USA Championshipsで優勝

フレックスウィラーはまず1992年に出場したUSA Championshipsで優勝し、プロカードを獲得します。

ここから2000年代前半まで、目覚ましい活躍を見せてくれます。

フレックスウィラーの大会成績②:アイアンマンプロで5連覇

フレックスウィラーは、1993年〜1997年のアイアンマンプロで優勝を飾っています。敵なし状態ですね。

この時期の活躍から、その人気を不動のものとします。

フレックスウィラーの大会成績③:アーノルドクラシックで4度の優勝

アーノルドシュワルツェネッガーが1988年に始めたアーノルドクラシックにおいても、フレックスウィラーは1993年・1997年・1998年・2000年に優勝しています。

長きにわたって優勝を重ねられるのも、フレックスウィラーの強みですよね。

フレックスウィラーの大会成績④:ミスター・オリンピアで3度の2位入賞

プロボディビル界の最高峰とされるミスター・オリンピアでは1993年・1998年・1999年の3回、2位入賞を果たしています。

同時期に活躍したロニーコールマンやドリアンイエーツとの名勝負の数々が思い出されます。

フレックスウィラーの筋トレについて

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フレックスウィラーのトレーニングはとても基本に忠実。筋肉をただ大きくするだけでなく、パワーもつけたいという考えから、高重量・低レップを好んでメニューを組んでいたようです。

ここでは、フレックスウィラーが月曜日~金曜日にかけて鍛えていた部位順にトレーニング法をご紹介していきます。

フレックスウィラーの筋トレ:月曜日・胸のトレーニング

・ベンチプレス
・チェストプレス
・ペックフライ
・インクラインベンチプレス
・フラットベンチマシン
・ダンベルプレス
・デクラインマシンプレス
・ケーブルクロスオーバー

決めた5種目をそれぞれ4セットずつ、8~15回で実施。

フレックスウィラーはオフ後の月曜日、まず胸からトレーニングを開始していました。こちらは胸の上部・中部・下部全てをセットで行えるメニューです。

トレーニング中のバーが同じ軌道を辿っていることが、上手な証拠です。自身のトレーニングでもぜひ意識したい部分ですね。

フレックスウィラーの筋トレ:火曜日・肩のトレーニング

・スミスマシンショルダープレス
・シーテッドサイドレイズ
・ワイドグリップアップライトロー
・ライイングリアレイズ
・マシンリアデルトフライ
・フロントレイズ
・マシンシュラッグ

決めた6種目をそれぞれ4セットずつ、8~15回で実施。

フレックスウィラーが胸の次に行っていたのが肩のトレーニングです。

肩のトレーニングにも様々なメニューがありますが、フレックスウィラーは特に三角筋に集中できるスミスマシンショルダープレスを組み合わせてセットで行うのが好きだったようです。

フレックスウィラーの筋トレ:水曜日・脚、カーフのトレーニング

・45度レッグプレス
・ハックスクワット
・レッグエクステンション
・ルーマニアンデッドリフト
・ライイングレッグカール
・ワンレッグカール
・スティフレッグデットリフト

決めた7種目をそれぞれ4セットずつ、8~15回で実施。

動画からも見て取れるように、フレックスウィラーはレッグプレスを使う際も足幅・押す位置を工夫し狙う部位を変えながらトレーニングしています。

今、どこを鍛えたいのかを明確に意識してメニューに取り組むことも大事です。

フレックスウィラーの筋トレ:木曜日・背中のトレーニング

・チンニング
・Vバーラットプルダウン
・デットリフト
・懸垂
・シーテッドロー
・ワンハンドロー
・バックエクステンション

決めた6種目をそれぞれ4セットずつ、8~15回で実施。

足のトレーニングでも、一つひとつの種目を丁寧に取り組んでいます。フレックスウィラーは決めたメニューを4セットずつ行なっていたようです。

動作も途中で止めずに力を存分に出していることが印象的ですね。

フレックスウィラーの筋トレ:金曜日・腕のトレーニング

・バーベルカール
・プリーチャーカール
・マシンディップス
・トライセップスプレスダウン
・スカルクラッシャー
・ケーブルプッシュダウン
・マシンディップス
・ロープエクステンション
・コンセントレーションカール

決めた5種目をそれぞれ4セットずつ、12~15回で実施。

フレックスウィラーは毎週金曜日に腕のトレーニングを4セットずつしていたようです。収縮種目が多く、逆にストレッチのメニューは控えめになっています。多くのトレーニング方法がありますが、中でもプッシュダウンは肘を張り出して行うとより三頭筋の外側に効きます。

フレックスウィラーの食事・栄養摂取について

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それでは、フレックスウィラーはどのような食事法を実践していたのでしょうか。彼は毎日5食、やはりタンパク質メインで摂取していたようです。

今のようにサプリメントも充実していない中、筋肉を育てるための栄養はやはり食事から摂取することが多かったんですね。

フレックスウィラーの食事:1食目

まず朝食ですが、

・卵白12個

のみです!なんというストイックぶり。卵白のみでもこれだけ摂ればお腹いっぱいになりそうです。

フレックスウィラーの食事:2食目

午前のトレーニングの合間には、

・プロテインシェイク

これを2食目として摂ります。筋肉にも栄養をあげながら鍛えるんですね。

フレックスウィラーの食事:3食目

やっと3食目にして食事らしいメニューが登場します。と言っても…

・鶏胸肉340グラム
・緑黄色野菜サラダ

以上!いやシンプルですね。胸肉はもちろん、緑黄色野菜でしっかりビタミンも補給しています。

フレックスウィラーの食事:4食目

4食目というとおやつのタイミングですが、フレックスウィラーは

・鶏胸肉340グラム
もしくは
・ツナ缶×2

をここで摂取します。ボディビルダーのおやつはやはりタンパク質!徹底してますね。

フレックスウィラーの食事:5食目

そして夕食。ここでも、

・鶏胸肉340グラム
・緑黄色野菜サラダ

という昼と同様のメニューが登場します。本当に体のための食事ですね。トレーナーとして部分的にも取り入れたいものです。

フレックスウィラーの私生活について

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フレックスウィラーの私生活についてあまり多くは語られていませんが、1994年に交通事故に遭い麻痺が残っていたり、1997年には愛車を盗難されたりなど、いくつかの不運に見舞われています。そこからうつ病を経験しながらも、翌年には競技に復活しアーノルドクラシックで優勝するなど、努力の人だということが伺えます。

現在のフレックスウィラーの様子はインスタグラムでチェックできます。右足が義足になった後も懸命に歩行訓練を行い、先日6月14日には歩けるようになったという投稿がされています。徐々に回復しているとのことで、希望がもらえる内容です。

フレックスウィラーは名言も多く残している?

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これまで人々を魅了してきたフレックスウィラー。多くの大会でも優勝していますし、名言もありそうですよね。今回フレックスウィラーが残した名言についても調べて見ましたが、残念ながら彼自身の名言として記録されているものは見つけられませんでした。

ただ、インスタグラムの投稿では日々の努力が記録されており、「8月23日に迎える55歳の誕生日には、可能な限りベストな体型になる」ことを目標としていることがわかります。

困難があっても、常に前を向こうとする姿勢は誰しもが見習いたいものです。彼の人柄がわかる動画も和訳付きであったので載せておきます。

(筋トレの名言30選については以下の記事も参考にしてみてください)

フレックスウィラーの筋肉を拝める画像集!

出典:https://www.pinterest.jp/pin/729372102144585257/

それでは皆さんお待ちかねの、フレックスウィラー画像集です。カラー・モノクロそれぞれ素敵な写真を厳選しました。ここからは一気にいきますよ!

出典:https://www.pinterest.jp/pin/729372102144585235/
出典:https://www.pinterest.jp/pin/729372102144585262/
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どの画像を見ても特徴的な丸い筋肉が光っていますね。

フレックスウィラーの、この唯一無二の筋肉が人々を惹きつけます。

フレックスウィラーの筋肉を目指してみよう

出典:https://www.pinterest.jp/pin/729372102144585198/

交通事故に遭い、カージャックに巻き込まれ、片足を失い、不遇のボディビルダーとも言われたフレックスウィラー。ですが、彼は常に困難に立ち向かい、ストイックにトレーニングを続け、数々の成績を上げてきました。

今もリハビリを続けているフレックスウィラー。SNSで人々に勇気を与え続けています。ぜひあなたもフレックスウィラーのインスタグラムや情報をチェックして、トレーニングのモチベーションアップにつなげてくださいね。