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バランスディスクの効果&使い方!上半身・下半身別のトレーニング〜体験談まで紹介!

2020年12月04日

バランスディスクは子どもから高齢者まで、幅広い世代が気軽に利用できる運動器具です。今回はバランスディスクの効果や使い方を詳しく説明します。お腹痩せへの効果やアスリートが行う体幹トレーニングの他、痩せたと実感した方の声も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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バランスディスクとは?

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バランスディスクは、体幹やインナーマッスルを鍛えるために使用する運動器具です。元々は医療用の健康医療機器として開発され、バランスボールと同様、リハビリ中の方や高齢者が全身のストレッチ等に使用されていました。現在は、アスリートが体幹を鍛えたり、ヨガのピラティスとして使用したりと、筋トレやダイエット等に使用される機会が増えています。

(バランスボールについては以下の記事も参考にしてください。)

バランスディスクで期待できる効果

バランスディスクは自宅で簡単に使用できる運動器具ですが、バランスディスクでトレーニングを行うとどのような効果が期待できるのでしょうか。

1.体幹・インナーマッスルのトレーニングができる

人間の身体の中で、頭・手・足を除いた胴体の部分を体幹と呼びます。体幹が鍛えられていないと、腕や脚が思ったとおりに動かず、疲れやすくなる・太りやすい等のデメリットがあるため、積極的に鍛えたい部分です。

インナーマッスルは体幹とは別のもので、体幹の中にある筋肉の一部を指します。体幹のことをインナーマッスルと呼ぶ場合もありますが、厳密に言うと異なるものです。インナーマッスルは体幹の中でも深い位置にある筋肉のこと言い、浅い位置にある筋肉(=皮膚に近い場所にある筋肉)はアウターマッスルと呼んで区別します。

バランスディスクは、体幹とインナーマッスルの両方に対してアプローチが可能な運動器具です。インナーマッスルは深い位置にある筋肉のため、普段から筋トレや運動を習慣にしていない方には鍛えるのが難しい筋肉といえます。バランスディスクは簡単な使い方で体幹とインナーマッスルのトレーニングができる運動器具なのです。

(体幹とインナーマッスルの違いについては以下の記事も参考にしてください。)

2.リフレッシュができる

バランスディスクは、座布団のように椅子に敷いて座るだけという使い方も可能です。何も敷かずに長時間椅子に座っていると血流が悪くなるほか、長時間同じ姿勢を続けることでエコノミークラス症候群を引き起こす場合があります。バランスディスクを敷いて座っているだけでも、軽い運動をしている状態になり、結果として血流を良くすることが可能です。

バランスディスクの上に立ってトレーニングを行う場合、バランスディスクの表面に付いている突起物で足の裏が刺激され、足つぼマッサージを行っているような感覚になります。これも血流を良くする理由の1つです。

血流が良くなることにより、ストレスや運動不足解消にも繋がり、リフレッシュ効果にも期待が持てます。バランスディスクによるリフレッシュ効果は、身体だけでなく心が疲れたと感じている場合にも有効です。気持ちがしんどいと感じるときにこそ使いましょう。

3.バランス感覚を良くして転倒を予防する

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バランス感覚が悪い状態が続くと、転倒しやすくなる・必要ない負荷がかかって膝が痛い等の症状が出やすくなります。また、普段から運動を行う習慣がない方は、バランスを崩したときにとっさに身体を動かすことができず、思わぬ怪我をしてしまう可能性も否定できません。

バランス感覚を良くするには、体幹やインナーマッスルを鍛える必要がありますが、バランスディスクで体幹やインナーマッスルのトレーニングを行うことにより、自然とバランス感覚も良くなります。

バランスディスクを敷いて座るだけでも効果が期待できることから、全身を動かすことが難しい方や高齢者の方でも、比較的簡単にトレーニングが可能です。転倒の多さや思わぬ怪我に困っている方は、バランスディスクの上に座るだけのトレーニングを積極的に行いましょう。

(体幹トレーニングについては以下の記事も参考にしてください。)

4.悪い姿勢・骨盤の歪みを改善できる

インナーマッスルには、身体中の骨や内臓を支えるという大変重要な役割があります。インナーマッスルが鍛えられていないと、骨を支える力が十分に発揮されず、姿勢が悪くなることがわかっています。悪い姿勢や骨盤が歪んだ状態で生活を続けていると、腰痛等の症状が出ることもあり、日常生活に支障を来す可能性が出てくるでしょう。

バランスディスクでインナーマッスルを鍛えると、骨や内臓をしっかりと支えることができるようになり、それによって悪い姿勢や骨盤の歪みを改善する効果があります。長年腰痛に悩まされている方は、ぜひ一度バランスディスクでインナーマッスルを鍛えてみましょう。

5.ダイエットしやすくなる

バランスディスクでのトレーニングによって骨盤の歪みが解消されると、ダイエットしやすい身体を作ることができます。これは体幹やインナーマッスルを鍛えたことで基礎代謝が向上し、様々なトレーニングの効率が良くなるためです。

色々なダイエットを試してもイマイチ効果が出ないという方は、まずバランスディスクで体幹やインナーマッスルのトレーニングを行うことをおすすめします。

(インナーマッスルの鍛え方については以下の記事も参考にしてください。)

バランスディスクの使い方の基本

バランスディスクを購入したら、正しくトレーニングを行うための準備として、空気圧の調整が必要です。空気圧を調整するためには空気入れが必要になるため、空気入れがセットで販売されているかを必ず確認しましょう。

片足でバランスディスクに乗ったときに、不安定でも数秒間立つことが可能であれば、最適な空気量と考えられます。バランスディスク初心者の方はこの空気量を目安にしてください。

難易度が高いトレーニングでは空気圧を低くし、難易度の低いトレーニングでは空気圧を高くします。ただし、空気圧を低くしすぎるとバランスディスクがグニャグニャになりすぎて、トレーニングの効果が得られない可能性もあるため、注意しましょう。なお、高齢者の方やリハビリ中の方は、慣れるまで空気圧を高めにすることをおすすめします。

バランスディスクの効果的な使い方【上半身編】

ここからはバランスディスクの効果的な使い方を、実際のトレーニング方法と共に紹介します。まずは上半身を中心としたトレーニングです。自分の体力や目的にあったトレーニングを行うようにしましょう。

1.お腹を引き締めるバランスディスクの使い方

お腹痩せを目的としたダイエットや筋トレに最適なトレーニング方法です。動作自体は難しくありませんが、このバランスディスクの使い方は腹筋にかなりの負荷がかかります。

▼自転車漕ぎトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの中央部分に尻を置いて座る。
③手は背筋を伸ばした状態で後ろに置く。
④身体を斜めにして足を浮かせる。
⑤自転車を漕ぐように足を動かす。

⑤のとき、足を浮かせるのが辛い場合は、片足を床につけた状態で一方の足を上半身に引き寄せるようにしましょう。それでも負荷がかかりすぎて辛いと感じる場合は、バランスディスクの空気圧も調整してください。動作に慣れて、足を浮かせたまま自転車漕ぎができるようになったら、体勢を崩さずにトレーニングができるよう意識します。

2.お腹を引き締めるバランスディスクの使い方:初級編

自転車漕ぎトレーニングでは辛い方や、膝に不安がある方に最適なトレーニング方法です。バランスディスクの使い方はそのままに、少ない動作でトレーニングを行うことができます。

バランスディスクを床に置いて、バランスディスクの中央部分に尻を置くように座ります。両手は背筋を伸ばした状態になるよう後ろへ置き、身体を斜めに固定したら、両足を真っ直ぐに伸ばして自分のへその高さまで上げていきましょう。この体勢で腹筋に力を入れ、10秒間キープしてください。

このトレーニングは前述の自転車漕ぎよりもシンプルですが、腹筋にかかる負荷はかなり大きいです。足を上げすぎると負荷が軽くなってしまい、トレーニングの効果が薄れる可能性があります。

このトレーニングに慣れてきたら、次は足を上げ下げするトレーニングにステップアップしましょう。

両足を真っ直ぐに伸ばして、自分のへその高さまで上げるところまでは同じ手順です。先程のトレーニングではその体勢をキープしましたが、今度は床に足が触れないように、足を真っ直ぐ伸ばしたまま上下に動かします。

足を上下に動かす際、足を曲げないようにしてください。腹筋に負荷をかけていることを意識しながら上げ下げするのがコツです。また、つま先は天井を向けずに足と共に伸ばすようにしましょう。

3.体幹を鍛えるバランスディスクの使い方

簡単な動作でできる体幹トレーニングです。バランスディスクに両膝を乗せるため、膝に不安がある方は様子を見ながら行いましょう。

▼体幹トレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの上に両膝を乗せる。
③両膝をバランスディスクに乗せた状態で立つ。
④身体が揺れないことを確認する。
⑤片手を壁に添えて、つま先を床から上げる。
⑥⑤に慣れてきたら壁に添えていた手を離す。
⑦3秒~10秒間バランスを取る。

⑥の状態で一度深呼吸をして、腹筋や背筋に負荷がかかっていることも確認しましょう。また、③の状態からいきなり⑤を行うのはおすすめできません。身体が揺れないことによって体幹トレーニングが可能となるため、身体が揺れてしまうとトレーニングの効果が期待できないためです。身体が揺れてしまうとバランスを崩し、思わぬ怪我の原因ともなりかねません。

4.座って背筋を鍛えるバランスディスクの使い方

座ったままでできる背筋のトレーニングです。背中の筋トレや運動不足解消に効果が期待できます。また、バランスディスクの特別な使い方が一切無いため、初心者の方や高齢者の方におすすめの運動です。

▼座ってできる背筋トレーニングのやり方
①椅子の上にバランスディスクを敷く。
②バランスディスクの中央に腰掛ける。
③足を床につけて背筋を伸ばす。
④上半身をゆっくりと前に倒す。
⑤倒した上半身をゆっくりと上げる。
⑥④と⑤を5回繰り返す。
⑦頭の後ろに両手を添えた状態で④を行う。
⑧頭の後ろに両手を添えた状態で⑤を行う。
⑨⑦と⑧を10回繰り返す。

足は握りこぶし1つ分程度開けて床につけます。上半身を前に倒すときに息を吸い、上半身を上げるときは息を吐きながら行うのがコツです。このとき、腰掛ける位置が浅いと身体が揺れたり、尻がバランスディスクからずり落ちたりするので注意してください。⑦と⑧の動作が難しいと感じる場合、慣れるまでは④と⑤のみ行いましょう。

5.座って腹筋を鍛えるバランスディスクの使い方

姿勢と腹筋を意識しながらバランスディスクに座ることでできるおすすめのトレーニングです。たるんでしまった腹筋周辺の脂肪を燃焼したい方は、ぜひチャレンジしましょう。

▼座るだけのお腹痩せトレーニングのやり方
①椅子の上にバランスディスクを敷く。
②バランスディスクの中央に腰掛ける。
③腹筋に力を入れる。
④両手を横に下ろし、肩をすぼめて力を抜く。
⑤太ももの上に手を添えるように軽く置く。
⑥鼻から息を吸って口から息を吐く。
⑦⑥を10回繰り返す。

腹筋に力を入れることで綺麗な姿勢を保つことができるため、猫背気味の姿勢を改善したい方にも有効なトレーニングです。足を広げすぎたり腹筋に力を入れずに深呼吸をしたりすると、トレーニングの効果が正しく現れないため、しっかりと意識するようにしてください。

(座ったままでできる腹筋の鍛え方は以下の記事も参考にしてください。)

6.ゴルフプレイヤー向けのバランスディスクの使い方

ゴルフプレイヤー向けのトレーニングです。バランスディスク2つとボールが必要な点に注意してください。このトレーニングではゴルフの第一打が力んでしまい、思うようなスイングができない方におすすめです。ボールが小さすぎるとトレーニングの効果が十分に発揮されない場合があるため、動画のボールを参考にしてください。

▼ゴルフの第一打が力まなくなるトレーニングのやり方
①バランスディスク2つを床に置く。
②ボールを両手で持ちバランスディスクの上に立つ。
③腹筋と背筋に力を入れる。
④身体が安定することを確認する。
⑤ボールを下から斜め上へ上げる。
⑥上げたボールを斜め下に下ろす。
⑦⑤と⑥の動作を数回繰り返したら反対でも行う。

⑤と⑥の動作はゴルフでスイングをするようなイメージで行います。腕だけを動かすのではなく、上半身全体を動かすことを意識しましょう。足が動いてしまうとバランスディスクから転倒しやすくなるため、足を動かさずしっかりとバランスを取ります。

2つのバランスディスクに乗るのが難しい方は、空気圧を調整したり、バランスディスクに乗ることに慣れてからトレーニングを行いましょう。

7.背筋を更に鍛えるバランスディスクの使い方

出典:https://be-handsome.com/all-disc-workout/

強い負荷がかかるため上級者向けのテクニックですが、背筋の筋トレを重視したい方におすすめのトレーニングといえます。背中の脂肪が気になる方にも最適です。

▼背筋に効くトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②ヘソ周辺にバランスディスクを挟むように乗る。
③つま先を床につけた状態で上半身を持ち上げる。
④持ち上げた上半身を下げずに両腕を前に伸ばす。
⑤伸ばした両腕を肩と一緒に引き下げる。

両腕を引き下げるときは腕だけを動かすのではなく、肩もしっかりと意識して引き下げるのがコツです。上半身を下ろしてしまうと筋トレの効果が出なくなるため、上半身の高さを変えないようにしましょう。

(背筋の鍛え方については以下の記事も参考にしてください。)

8.腕を鍛えるバランスディスクの使い方

出典:https://start-diet.com/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%8A%B9%E6%9E%9C/

バランスディスク1つでできる腕立て伏せです。手首に不安がある方は無理せず様子を見ながら行いましょう。腕や肩の筋トレを強化したい方におすすめです。

▼バランスディスクを使用した腕立て伏せのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②片方の手をバランスディスクに乗せる。
③腕立て伏せの体勢になる。
④腕立て伏せを行う。

②のとき、普段の腕立て伏せよりもやや広めの肩幅になるように調整します。④で足を閉じた姿勢が辛い場合、足を少し開いても問題ありません。

怪我を防止する観点から、バランスディスクの空気圧は低めにし、手首に負荷がかかり過ぎないようにしてください。バランスディスクが潰れる程度の空気圧でも十分に効果があります。右手をバランスディスクに乗せた状態で腕立て伏せを10回行う場合、左手でも同じく10回腕立て伏せを行います。

9.上半身と腕を鍛えるバランスディスクの使い方

今までのトレーニングでは物足りない方におすすめの強い負荷が特徴のトレーニングです。上半身の引き締めや筋トレを目標としている方は、ぜひチャレンジしてください。

▼上級者向けの上半身トレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの上に両手を置く。
③膝をついて四つん這いに近い姿勢をとる。
④③の姿勢から両膝を小さく一歩後ろに下げる。
⑤膝を床につけ、腕立て伏せをする。
⑥⑤に慣れたら膝を浮かせ、腕立て伏せを行う。

手と手の間隔を開けないよう、親指同士をくっつけた状態でバランスディスクの上に両手を置きます。身体を下ろすとき、膝より下は床につけないようにしてください。また、脇を開いて腕立て伏せを行うと肘を痛める可能性があるため、注意しましょう。

(腕立てで肘が痛む場合の原因については以下の記事も参考にしてください。)

バランスディスクの効果的な使い方【下半身編】

バランスディスクを使ってできる下半身を中心としたトレーニングを紹介します。上半身のトレーニングよりも難しい動作が多いため、バランスディスクに乗ることに慣れていない方は、思わぬ怪我に注意してください。

1.股関節を鍛えるバランスディスクの使い方

スポーツ選手などプロのアスリートも行う股関節をスムーズに動かすためのトレーニングです。

▼股関節を鍛えるトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②片足をバランスディスクの上に乗せる。
③しっかりと背筋を伸ばす。
④②と反対の足を横から前に回す。
⑤前に回した足を後ろに回す。
⑥④と⑤を3回繰り返し、反対の足でも行う。

④では膝で大きな円を書くように足を回し、視線は正面を向けてください。上半身をあまり動かさないよう、股関節を意識することが重要です。全体的に身体が揺れて不安定だと感じた場合、片方の手を壁に添えてトレーニングを行います。

(股関節を柔らかくしたい方は以下の記事も参考にしてください。)

2.足を細くするバランスディスクの使い方

足を鍛えたいけれど、あまり筋肉をつけたくないという方におすすめのトレーニングです。太ももに力を入れることで太ももの筋トレを行うと同時に、脚痩せにも効果が期待できます。バランスディスクを腰に敷くような体勢になるため、腰に不安がある方は様子を見ながら行いましょう。

▼太もも垂直トレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの端に尻を乗せる。
③仰向けに寝転がる。
④膝で三角形を作るように足を曲げる。
⑤足の裏を床につける。
⑥片足を天井に向けて伸ばす。
⑦膝の位置を動かさないように曲げる。
⑧⑦を10回繰り返す。
⑨反対の足も同様に10回行う。

仰向けに寝転がったとき、バランスディスクの中心が腰にあたるような位置がベストポジションです。足の伸ばすときに息を吐き、足を曲げるときに息を吸いましょう。なお、トレーニングを終了するときは仰向けの状態から上半身を起こすのではなく、寝返りをうつように身体を横に向けてから起き上がります。

3.下半身と腹筋と同時に鍛えるバランスディスクの使い方

下半身と腹筋の筋トレを行いたいけれど、ハードなトレーニングは苦手という方におすすめの方法です。非常に簡単な動作のため、毎日繰り返し行いましょう。

▼脚・腹筋・尻を鍛えるトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②片足をバランスディスクに乗せる。
③身体の重心を横にし、膝をゆっくりと曲げる。
④曲げた膝をゆっくりと戻す。
⑤③と④を数回繰り返し、反対の足も行う。

姿勢が前かがみになってしまうと腰に負荷がかかり、腰痛を引き起こす場合があるため、背筋をしっかりと伸ばした状態で行います。動画のように両腕を組むように重ねたり、両手首を掴む姿勢にするとより効果的です。

4.プロアスリートのバランスディスクの使い方

プロのアスリートが行うバランスディスクを使った本格的な体幹トレーニングです。バランスディスクを2つ用意しましょう。プロ野球選手が自主トレで行うメニューのため、野球がうまくなりたい方にもおすすめです。

▼プロアスリートが行う体幹トレーニングのやり方
①バランスディスクを2つ床に置く。
②バランスディスクの上に立つ。
③身体が安定していることを確認する。
④ゆっくりとスクワットを行う。
⑤④に慣れたら両腕を上げてスクワットを行う。

スクワットをする際は足首を使うのではなく、股関節を後ろに引くように動くことを意識します。足首を動かしてスクワットを行うと、足首に負荷がかかって負傷しやすくなる他、体幹が正しく鍛えられない場合もあるため、注意しましょう。

5.足の捻挫を予防するバランスディスクの使い方

サッカー選手など、足首を負傷しやすいスポーツを行う方におすすめトレーニングです。怪我をしやすくて困っている方やリハビリ中の方はぜひ参考にしましょう。バランスディスクによるトレーニングは、筋トレだけではなく怪我の予防にも有効です。

▼足の捻挫を予防するトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの上に片足を置く。
③②の足とは反対の足を地面から離す。
④30秒~1分間程度バランスを取る。
⑤④に慣れたら地面から離した足を自由に動かす。

このトレーニング方法では、バランスディスクの上であえてバランスを崩すことにより、捻挫しにくい足首にすることを目的としています。但し、バランスを意図的に崩す姿勢と取る場合でも、身体の重心がぶれないようにすることが条件です。バランスディスクに乗っている足のつま先・太ももが、上半身と一直線になるように意識してください。

6.テニスの練習におすすめのバランスディスクの使い方

テニスのストロークに効果が期待できるトレーニングです。バランスディスクの上で素振りをすることで、下半身の使い方が上達します。

▼素振りトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②バランスディスクの上に片足を乗る。
③反対の足を浮かせて身体の軸を作る。
④手でスイングをする。
⑤慣れてきたらラケットでスイングをする。

身体の軸を作らない(=意識していない状態)でスイングを行うと、バランスを崩しやすくなります。必ず軸を作ってからスイング動作を行いましょう。股関節の上に頭を乗せるようなイメージで行うとやりやすくなります。ラケットを使用する場合は、周囲の物や人にぶつからないように注意してください。

7.ふくらはぎを強化するバランスディスクの使い方

出典:https://be-handsome.com/all-disc-workout/

ふくらはぎの筋トレを行いたい方におすすめのトレーニングです。バランスディスクを2つ用意してください。見た目以上に負荷がかかり、不安定な体勢になるため、必ず壁や手すりに身体を預けられるような環境で行います。

▼ふくらはぎに効くトレーニングのやり方
①バランスディスクを2つ床に置く。
②バランスディスクの上に乗る。
③壁に両手を添えるか手すりを掴む。
④バランスディスクの上でつま先立ちになる。
⑤④に慣れたら片足を上げる。

つま先立ちになるとき、バランスディスクをつま先でしっかりと押し込みます。慣れないうちは転倒しやすいため、周囲の安全を確認してからトレーニングを行いましょう。片足を上げると負荷も高くなるため、バランスを崩しやすくなります。慣れないうちは片足を上げず、両足でつま先立ちするまでに留めてください。

8.下半身全体を引き締めるバランスディスクの使い方

下半身全体の引き締めと共に、股関節の柔軟性を高めるトレーニングです。股関節が硬いと感じている方は積極的にチャレンジしましょう。

▼四股立ちトレーニングのやり方
①バランスディスクを床に置く。
②片足をバランスディスクの上に乗せる。
③反対の足を息を吸いながら上げる。
④③で上げた足を息を吐きながら下ろす
⑤③と④を5回繰り返す。
⑥反対の足も5回行う。

④でしっかりと四股立ちの姿勢を作ります。四股立ちの姿勢になったら両手を太ももの上に置き、背筋を伸ばしましょう。身体が揺れてしまうとトレーニングの効果が薄れるため、注意してください。床に足をつける際は、足を優しく下ろすことを心がけます。

また、四股立ちの姿勢になったら膝とつま先の向きが揃っていることを確認し、万が一揃っていない場合は、しっかりと揃えるように意識しましょう。

9.下半身全体を更に鍛えるバランスディスクの使い方

出典:https://be-handsome.com/all-disc-workout/

前述した四股立ちトレーニングの強化版です。バランスディスクを2つ用意してください。難易度が高いため、怪我に注意してトレーニングを行いましょう。

▼四股+スクワットトレーニングのやり方
①バランスディスク2つを床に置く。
②バランスディスクの上に立つ。
③スクワットをするように身体を下ろす。
④③の姿勢をキープしながら足を上げる。
⑤上げた姿勢を1秒間キープする。
⑥足をゆっくりと下ろす。
⑦反対の足で④~⑥を行う。

③で身体を下ろしたら、その後は上半身を崩さないようにキープすることがコツです。体幹トレーニングとして有効なため、様々なトレーニングに慣れた方はぜひチャレンジしてください。但し、負荷があまりにもきつくて身体が揺れる場合や、明らかにバランスを崩しそうな場合は、一度トレーニングを中断しましょう。

(スクワットの正しいやり方を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。)

バランスディスクトレーニングに関する体験談

バランスディスクの効果なしという声も見受けられますが、実際にバランスディスクで効果が現れた方はどのようなトレーニングを行っているのでしょうか。

1.整体も不要に?!



バランスディスクを2つ使用したトレーニングによって、身体の変化を感じたのがこちらの方です。

整体は柔道整復やカイロプラクティック等のことを指し、主に骨格の矯正を行うものです。バランスディスクによる体幹トレーニングやインナーマッスルの強化によって、歪んでいた骨盤が正常な位置に戻り、身体の異常が減ったものと考えられます。

こちらの方のように、バランスディスクの上でストレッチを行うだけでも、身体の歪みに効果があることが窺えます。

2.ブラジリアンスクワットの効果アップ?!



こちらの方は下半身を強化するブラジリアンスクワット(ブルガリアンスクワット)をバランスディスクの上で行っています。バランスディスクによって足元を不安定にすることで、ハムストリングと共にインナーマッスルを鍛えることが可能です。

下半身の引き締めに効果がありますが、上級者向けのテクニックといえます。運動に慣れていない方やバランスディスク初心者の方は、バランスディスクに慣れてから行うようにしましょう。

3.フルスクワットで汗だくに?!



こちらの方はバランスディスクの上でフルスクワットを行った感想を綴っています。

フルスクワットとは、しっかりとしゃがみ込むように行うスクワットのことで、床と太ももが並行になる程度までしゃがむハーフスクワットよりも負荷が強いことが特徴です。足場が不安定な状態で行うスクワットは、通常のスクワットよりも多くの全身のインナーマッスルを使用します。

負荷が強い分効果も期待できますが、足首や膝に不安がある方は十分注意して行いましょう。

4.誰でもできる?!



こちらの方はバランスディスクを使用したレッスンを行い、バランスディスクに慣れていなかった方が、安定して乗れるようになっていたことを喜びと共につづっています。

バランスディスクは初心者でも回数を重ねることでバランス良く乗れるようになり、トレーニングの効果がより高まるため、何度もチャレンジしてコツを掴んでください。

5.脚痩せにも効果てきめん?!



別の運動器具では効果が現れず、バランスディスクに切り替えたことで効果が現れたのがこちらの方です。1ヶ月に渡って簡単なトレーニングを続けた結果、ふくらはぎが細くなり痩せたことを綴っています。自宅での立ち仕事が多い方や、スタンディングデスクで仕事をする方であれば、バランスディスクの上に乗って仕事をするというトレーニングも良い方法です。

早速、おすすめのバランスディスクを購入してみよう

実際にどのようなバランスディスクを購入すべきか悩む方も多いでしょう。ここではバランスディスク初心者におすすめしたい商品を紹介します。

Tumaz バランスディスク

Tumazのバランスディスクは、バランスディスク初心者の方や高齢者の方に特におすすめです。Amazonでのレビュー数は2000を超えており、非常に人気が高い商品といえます。

付属品として空気入れと取扱説明書があり、開封後すぐに使用準備が可能です。バランスディスク本体は1つしか付属していないため、トレーニング内容に応じて追加で購入しましょう。

耐重量450kgと丈夫な作りが特徴で、ガッチリとした身体の方でも問題なく使用できることが魅力です。また、バランスディスクの表面にしっかりとした突起が付いており、血流アップも期待できます。家族共用の運動器具として手元に置いておきたい商品です。

バランスディスクの効果的な使い方を覚えておこう

今回はバランスディスクの効果や具体的な使い方を説明しました。バランスディスクの適切な空気量と正しい使い方を覚えて、より効果的なトレーニングを行えるようにしてください。