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イニエスタの身長・体重は?
イニエスタが所属するヴィッセル神戸がリリースする公式プロフィールによると、イニエスタは身長が171cmで、体重は68キロとなっています。30代後半でこの体重を維持しているのも素晴らしいのですが、注目すべきは身長が高くはないことでしょう。2m近い選手も見られるサッカー界で、なぜ小柄なイニエスタが長年活躍できるのか?以下、その秘密に迫ります。
(ネイマールの身長については以下の記事も参考にしてみてください)
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出典: Slope[スロープ]
イニエスタの身長がわかる画像集
イニエスタの身長は、サッカー界の中では果たしてどれほどの大きさとなるのでしょうか。他の選手と並んで写っている画像を見て、それを確かめてみましょう。
クリスティアーノ・ロナウドとの比較
クリスティアーノ・ロナウドの身長は185cmです。イニエスタと並べば、やはり体格差がはっきりとしています。しかし、イニエスタは堂々とロナウドに競りかけていて、見劣りするということはありません。
(クリスティアーノ・ロナウドの筋肉については以下の記事も参考にしてみてください)
クリスティアーノロナウドの筋肉!成長の歴史〜筋トレ・食事、画像集まで紹介!
出典: Slope[スロープ]
セルヒオ・ラモスとの比較
「無敵艦隊」スペイン代表の主力として黄金時代を支えたイニエスタとセルヒオ・ラモス。セルヒオ・ラモスもセンターバックとしては大きくはないと言われますが、それでも184cmあります。イニエスタと比べると、やはり身長差があるのは否めません。
(セルヒオ・ラモスの筋肉については以下の記事も参考にしてみてください)
【画像】セルヒオラモスの筋肉がサッカー選手の理想!筋トレ・食事についてまで解説!
出典: Slope[スロープ]
メッシとの比較
バルセロナでともにキャプテンを務めたイニエスタとメッシ。上の画像では2人の身長が同じように見えますが、実際にメッシの身長は170cmとされています。イニエスタの171cmに疑いの余地はないでしょう。
(メッシの筋肉については以下の記事も参考にしてみてください)
メッシは筋肉も一流?キレキレになる筋トレ・食事・生活習慣の秘訣を解説!
出典: Slope[スロープ]
大島僚太との比較
Jリーグに移籍してからは、自分より身長の低い選手とマッチアップすることが増えたイニエスタ。168cmの大島僚太と比べると、むしろ一回り大きくも見えます。大きな選手と競り合うことが減ったため、選手寿命が伸びているとも考えられます。
イニエスタの身長は平均的にみて低い?
では、イニエスタの身長は平均よりも低いのでしょうか。また、イニエスタ自身は身長についてどのように考えているのかも、併せて紹介していきましょう。
スペイン人の平均身長との比較は?
日本人の成人男性の平均身長は、170cmほどとされています。この数字はイニエスタも同等です。しかし、スペイン人の成人男性は平均身長が178cmもあり、その中でのイニエスタは低い方であると言わざるを得ません。つまり、イニエスタは若い頃から大きな相手と戦ってきたと言えるでしょう。
イニエスタが直接語る身長について
では、自らの身長について、イニエスタはどのように考えているのでしょうか。その件に関して答えたインタビューの日本語訳がありますので、そちらを紹介します。
低いことは決して不利だとは思わなかったし、高さ2メートルの相手を掴むように頼まれたこともなかった。自分の創意工夫次第だと感じていた。(中略)メッシは大きいですか?サッカーは地面で足を使って行われるもので、低ければ地面により近いと言えます。
イニエスタは、身長が低いことを不利であると全く考えもしませんでした。創意工夫があればその差を克服できると信じ切っていたのです。
イニエスタのプレースタイル
イニエスタは小柄で重心が低いことを逆手に取り、創意工夫してプレースタイルを作り上げていきました。フィジカルに恵まれていない分、技術を磨くことに全力を注いだのです。次で紹介する、小柄でも活躍できる理由がその結果といえます。
イニエスタの身長が小柄でも世界でも活躍する理由
イニエスタが小柄でも活躍できる理由として、次の3点が挙げられます。
・細かなドリブル
・巧みなポジション取り
・正確なパス
以下、それらについて1つずつ説明していくことにしましょう。
細かなドリブル
バルセロナでドリブルといえばメッシかもしれませんが、イニエスタも特に若い頃はドリブラーの色が濃い選手でした。素早いボディターンと細かく正確なタッチで、相手から奪われないドリブルを繰り出していました。チャンピオンズリーグで見せた、3人を交わしながら50m持ち上がるドリブルからのネイマールへのアシストなど、印象的なプレーを多く残しています。
巧みなポジション取り
体格では相手ディフェンダーとは不利な分、イニエスタは動き出しやポジショニングを工夫します。2010年のワールドカップ決勝では、ゴール前中央でこぼれ球を拾ったセスク・ファブレガスを見ながら、イニエスタはファーサイドのオフサイドにならない絶妙なポジションでパスを待っていました。狙い通りパスを受け、あとはゴールに突き刺すだけでした。
正確なパス
若い頃はドリブラーのイメージが強いイニエスタでしたが、年齢を重ねるごとにパスを主体にゲームをコントロールするプレーメーカーとなっています。メッシも30代になりアシスト数を伸ばしているので、同じようなスタイルチェンジをしているといえるでしょう。神戸でも、速い直線的なパスや浮き球のパスなどを織り交ぜて、ゴールに直結するパスを供給しています。
(メッシのプレースタイルについては以下の記事も参考にしてみてください)
【動画あり】メッシの『凄さ』は?プレースタイル・得意技を徹底解説!
出典:出典: Slope[スロープ]
イニエスタの他に世界で活躍している低身長の選手たち
イニエスタ以外にも、身長が低くとも活躍している選手が多くいます。以下にそのような選手を集めました。
ルカ・モドリッチ(クロアチア)
長らくメッシとクリスティアーノ・ロナウドが独占してきたバロンドールを2018年にモドリッチが受賞したことで、11年ぶりにメッシとロナウド以外の受賞者が誕生しました。そんなモドリッチの身長は172cmです。サッカー選手としては小柄な部類に入るでしょう。
シャビ(スペイン)
イニエスタとともに、バルセロナとスペイン代表に多くのタイトルをもたらしたシャビ。彼も身長は170cmと小柄でした。卓越した技術と戦術眼でゲームを支配して、「ティキタカ」を名だたるものへと昇華させました。
ロベルト・カルロス(ブラジル)
現代サッカーで超攻撃的スタイルのサイドバック像を作り上げたのは、ロベルト・カルロスで間違いないでしょう。168cmと小柄でしたが、大きな大腿四頭筋から速く鋭く曲がるフリーキックを生み出し、サッカーファンは啞然としたものです。
ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)
メッシの出現以前に、小柄な選手として真っ先に名前が挙がったのはマラドーナでした。165cmながらも強靭な肉体を誇り、伝説の5人抜きドリブルなどで世界を熱狂させました。2020年に60歳の若さで早世したのが惜しまれます。
(マラドーナの背番号については以下の記事も参考にしてみてください)
マラドーナは『背番号10以外』もあった?歴代〜ナポリでの永久欠番も!
出典: Slope[スロープ]
ロレンツォ・インシーニェ(イタリア)
奇しくもマラドーナがかつて籍を置いていたナポリで活躍中のインシーニェ。163cmと小柄なアタッカーですが、キャプテンとしてもチームを引っ張るバンディエラです。イタリア代表としてユーロ2020の優勝メンバーにもなりました。
チャナティップ・ソングラシン(タイ)
「タイのメッシ」チャナティップはコンサドーレ札幌でプレーしていますので、実際に彼のプレーを見た人も多いでしょう。本家のメッシよりもさらに身長は低く、158cmしかありません。ですが、タイ代表のキャップは50を超えており、立派の一言です。
その他、イニエスタに関する記事もチェック!
その他にも、イニエスタに関する記事が多く寄せられています。Jリーグでも活躍する彼の人隣りをもっと詳しく知って、サッカー観戦をより楽しめるものにしましょう。
イニエスタのプレースタイル・得意技を解説
イニエスタという名前は聞くけどそんなに凄いの?そう思う人こそ是非読んでほしい記事です。彼の偉大さがよくわかるでしょう。
イニエスタの『凄さ』がわからない人必見!プレースタイル・得意技を解説!
出典:Slope[スロープ]
イニエスタの歴代背番号
イニエスタは「8番」のイメージが強いですが、若い頃はもっと大きな番号を背負いました。また、なぜか代表では「6番」を着けていたことが多く、シャビと入れ替わっていたのは興味深いことです。
イニエスタの歴代背番号!シャビと代表・クラブで入れ替わる理由まで!
出典:Slope[スロープ]
イニエスタの日本好きはなぜ?
イニエスタがヴィッセル神戸に入団するという記者会見を目にして、日本のサッカーファンは一斉に色めき立ったものです。なぜ日本でのプレーを決めたのか、どうして日本を愛するようになったのか、その秘密に迫ります。
イニエスタの『日本好き』はなぜ?神戸への移籍理由〜日本満喫エピソードも!
出典:Slope[スロープ]
イニエスタは低身長でも世界トップの選手!
イニエスタの身長と体重は、一般のスペイン人男性から比べても小さい部類に入ります。それでも彼は怯むことなく創意工夫を続け、ワールドクラスにまで上り詰めるプレースタイルを確立しました。日本人も体格があまり大きくはないので、イニエスタのプレースタイルを参考にすべきでしょう。