1日2食ダイエットは太るし危険?効果&やり方〜痩せない理由、口コミまで紹介!
【パーソナルトレーナー監修】ダイエットでは食事を抜くと逆に太ると言われています。しかし、最近TV等で紹介されたこともあり16時間食べない半日断食の1日2食ダイエットが流行ってきてるのです。今回は1日2食ダイエットの効果ややり方、朝食抜き・昼食抜き・夕食抜きのどれが良いのか等を解説します。
目次
- 1日2食ダイエットとは?
- そもそも、なぜ1日3食が推奨されている?
- 厚生労働省の栄養3・3運動
- ハーバード大学メディカルスクールでは3食以上を推奨
- ハーバード大学メディカルスクールでは半日断食の効果も認めている
- 1日2食ダイエットの効果
- 通常のカロリー制限よりも食欲に悩み辛い
- アンチエイジング・若返り
- 健康に対する良い影響
- 運動と組み合わせるとお腹周りの脂肪を減らしやすい
- 時間や食費の節約
- 1日2食ダイエットのやり方
- ①1日の摂取カロリーを決める
- ②栄養バランスを考える
- ③断食する16時間を決める
- 1日2食ダイエットが向いている人の特徴
- 1日2食ダイエットを成功させるコツ&注意点
- まずは食事を減らして体を慣らす
- 断食時間は出来るだけ毎日同じにする
- 断食する時間はカロリーを取らない
- 高い質の食事をする意識を持つ
- 筋トレ等の運動を組み合わせる
- ⑥十分な睡眠時間を確保する
- ⑦成長期や妊婦、病人は実践しない
- 1日2食ダイエットで逆に太るし危険と言われている理由
- 空腹だと栄養やカロリーを吸収しやすくなる
- 食事を抜くと筋肉が落ちて太りやすくなる
- 食事を抜くと他の食事で食べすぎる可能性が高くなる
- 食事を抜くと代謝が上がらず消費カロリーが少なくなる
- 栄養バランスが崩れて健康に悪影響が出る
- 1日2食ダイエットを実践した人の口コミ
- 半年で36kg減
- 筋トレの代わりに走っても痩せられる
- GACKTは1日1食でも肉体美をキープ
- 筋トレとの組み合わせはやはり効果的
- 皮膚炎が無くなった
- その他、プチ断食ダイエット法も紹介
- 1日2食ダイエットの成功は正しい知識が重要!
1日2食ダイエットとは?

1日2食ダイエットとはその名前の通り、1日に2食のみ食べて痩せようとするダイエットです。この方法では約16時間食べない時間を作るので、8時間ダイエットや半日断食ダイエット、プチ断食と呼ばれたりもします。
ダイエットの世界では以前から食事をしないと反対に太ると言われてきました。しかし、金スマなどのテレビをはじめとして、書籍やWEBサイト等で紹介されたのもあって最近では取り組む人が増えてきています。
今回はそんな1日2食ダイエットの効果ややり方、成功させるためのコツや注意点などを解説します。この新しいダイエット方法に興味がある方はぜひ参考にしてください。
そもそも、なぜ1日3食が推奨されている?
1日2食ダイエットが流行る前はバランス良く1日3食食べるのが健康的なダイエットの方法として認知されていました。また現在もダイエットをしていない人を含めて1日3食食べるように指導されます。ではそもそもなぜ1日3食が推奨されているのでしょうか。
噂話としてはエジソンがトーストを売るために1日2食だった習慣を3食に変えたと言われる場合もあります。しかし、現在ではいくつかの理由があって1日3食が推奨されているのです。その理由について少し見ていきましょう。
厚生労働省の栄養3・3運動
厚生労働省による健康情報サイトでは基本的な食生活を示す栄養3・3運動を推奨しています。栄養3・3運動とは食事回数3回、そして3色の食品群を取るように勧める運動です。
この3色とは肉や卵などの血や筋肉を作る赤色の食品、ご飯やパンなどの動くエネルギー源になる黄色の食品、野菜や果物などの体調を整える緑色の食品を指します。そして3食は文字通り食事回数を示す言葉です。
ではなぜ厚生労働省では3色と3食を勧めているのかというと、1日に必要な栄養素をバランス良く摂りやすいからです。ちなみに以前は3食は無く、3色のみだったのですが、最近では食事回数が減ってバランスが崩れる傾向にある問題が出てきたので3食という食事回数も守るように推奨されはじめました。
ハーバード大学メディカルスクールでは3食以上を推奨

ハーバード大学メディカルスクールでは痩せるのを目的としている場合でも、3食以上を推奨しています。理由は空腹時間を減らせ、それによって食べ過ぎを防げたり、健康的な食事やフルーツ、穀物等を食べる機会を増やせるなどのメリットがあるからです。
また実際に痩せられた人はそうでない人と比べて食事回数が多い傾向がわかったのも3食以上が推奨される理由の1つです。ちなみにハーバード大学メディカルスクールでも食事の内容は出来るだけ野菜等の質の良い食品を選びバランスよく栄養を摂るように合わせて推奨されています。
このように前提等に多少の違いはありますが、厚生労働省でもハーバード大学メディカルスクールでも栄養バランスの摂れた食事を確保するのを目的としています。そしてその目的を達成するために1日3食、またはそれ以上の食事をするように推奨しているわけなのです。
筋肉料理研究家Ryota
パーソナルトレーナー
ボクは体重87kg・体脂肪率30%超えで太っていた頃、ダイエットのために極端に食事回数を減らしてジムにトレーニングしに行ったりしていましたが、すぐに体調を崩してしまいました。 やはり、ダイエットのために「1日3食バランスよく食べる」のは非常に大切です!
ハーバード大学メディカルスクールでは半日断食の効果も認めている
これまでの解説を見ると1日2食ダイエットや半日断食はやってはいけないのではないか、と考える人もいるでしょう。しかし、実はハーバード大学メディカルスクールでは半日断食の効果も認めています。
1日2食ダイエットはIntermittent fastingと呼ばれる間欠的断食に含まれる方法論です。そしてこの間欠的断食は健康的な食事内容であれば、インスリンの分泌量の変化などによって体重を減らすサポートをする効果があるとしています。
そのため一般的に3食が推奨されていたとしても、1日2食ダイエットをしてはいけないという意味ではないのですね。
筋肉料理研究家Ryota
パーソナルトレーナー
「人間は慣れる生き物である」とはロシアの文豪ドストエフスキーの言葉。 これまでのダイエットに体が慣れてしまい、なかなか結果が出ないという方は、1日2食ダイエットを試してみる価値はあるかもしれません。
1日2食ダイエットの効果

先程1日2食ダイエットには体重減少の効果があると簡単に説明しましたが、実はそれ以外にも様々な効果があるのです。その効果についてこれから詳しく解説していきます。
通常のカロリー制限よりも食欲に悩み辛い
案外知られていませんが、カロリー制限でも1日2食ダイエットでも栄養バランスや摂取・消費カロリーが同じであれば、減少する体重ほとんどに差は出ません。しかし、1日2食や半日断食では食欲がコントロールしやすい効果があるので、ダイエット自体がスムーズに進みやすいのです。
過去に行われた実験でも通常のカロリー制限よりも1日2食ダイエットのように16時間等の長めの断食時間を確保するダイエットの方が続きやすいとされています。そしてそれによって痩せる可能性も高まるのが明らかになっているのです。
ダイエットをしていても空腹感に負けてしまって食べてしまい、結局太るという経験がある人にとっては魅力的な効果だと言えるでしょう。
(通常のダイエット方法については以下の記事も参考にしてみてください)