パワーブリーズの効果？呼吸筋を鍛えて持久力＆パワーUP？口コミも！

パワーブリーズとは、横隔膜や肋骨筋などの呼吸筋を鍛えることができるトレーニング器具です。重負荷をかけ、呼吸をすることで、肺活量を増やし持続力やパフォーマンス向上に繋がります。肺活量は歌を質を高くしたり、持久力を上げたりすることにとても効果的で、実際に歌手やプロのアスリートなどもパワーブリーズでトレーニングを行っている方も多いです。

プロだけではなく、運動不足の方や息切れなどを引き起こす方にもおすすめです。呼吸筋は、普段の呼吸で使っていますが、年齢とともに衰えていきます。呼吸筋を鍛えることで、病気のリスクや運動低下を抑えたり、全身の疲労感を回復したりする効果が期待できるでしょう。では、パワーブリーズで効果的に鍛えられる呼吸筋について次の見出しで解説します。

（パワーブリーズについては以下の記事も参考にしてみてください）

人は呼吸をするときに、息を吸うときに使う筋肉（吸息筋）と息を吐くときに使う筋肉（呼息筋）を使用しており、この吸息筋と呼息筋を使い、肺が広がったり縮んだりすることで呼吸を行っています。

とくに、息を吸うときに使われる吸息筋は運動時に欠かせない役割をもっており、吸息時に使われる筋肉は、主に横隔膜です。横隔膜が縮むと、肺の中に空気が入り、息を吸うことができます。反対に横隔膜が縮むと、肺の中の空気が押し出されることで息を吐くことができます。

喘息や肺炎などの呼吸器の病気が起きると、より活発に呼吸を行う必要があり、横隔膜や肋骨筋以外にも頸部の筋肉も使用して呼吸を行います。この呼吸に使われる呼吸筋が衰えてしまうと、さまざまな呼吸疾患や呼吸障害を起こしてしまう可能性があるのです。では、呼吸筋を鍛えるとどのような効果が期待できるのかみていきましょう。

パワーブリーズで呼吸筋を鍛えるとさまざまな健康効果が期待できます。パワーブリーズで呼吸筋を鍛える効果については以下の通りです。

・呼吸が深く強くできるようになる
・息切れ・苦しさが解消される
・全身の疲労感が軽減される
・持久力がUPする
・筋力・パワーがUPする

それでは「呼吸が深く強くできるようになる」から順にチェックしていきましょう。

呼吸筋を鍛えると呼吸が深く強くできるようになります。人は、病気でもないのに呼吸が浅い人が多いといいます。とくに姿勢が悪いと、横隔膜の力が抜けないため呼吸が浅くなってしまうのです。呼吸を深くすることで、全身の血流が末端まで送られるようになり、副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスを整える効果が期待できるでしょう。

また、呼吸筋トレーニングではお腹を意識した腹式呼吸を行うため、お腹痩せなどダイエットの効果もあるといわれています。

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呼吸筋を鍛えることで、息切れや苦しさも解消されます。呼吸筋が衰え、呼吸が浅くなってしまうことで、少し動いただけで息切れなどを引き起こしたり、胸が苦しくなったりしてしまうことがあります。呼吸筋を鍛えるトレーニングを行うと、日常的な息切れを減らし、運動中の呼吸を快適にしてくれる効果があるのです。

ただし、息切れは喘息や肺炎、慢性呼吸器疾患（COPDなど）の症状でもあります。呼吸筋が衰えただけではなく、そのような病気の可能性も疑いましょう。基礎疾患のある方がパワーブリーズを使用する場合は、必ず医師に相談してから使用するようにしてください。

呼吸筋が疲労してしまうとメタボリフレックスという現象が起こり、筋肉疲労へとつながってしまいます。メタボリフレックスとは、筋代謝受容器反射といわれ、呼吸筋の疲労によって血液を優先的に呼吸筋へ送るという代謝のことを指しています。

メタボリフレックスにより、呼吸筋には血液が送られますが、手足などの末端への血液が送られにくくなり、筋肉に蓄積される乳酸量が増えてしまい、筋肉疲労を起こしてしまうのです。つまり、呼吸筋を鍛え、呼吸筋疲労を解いてあげることで、全身に血液が巡り、疲労感が軽減されるという訳です。

呼吸筋を鍛えることで、肺機能の強化が臨床実験から明らかになっています。そのためパワーブリーズは、マラソン、ロードバイク（自転車競技）などの長時間運動を行う競技をする方におすすめです。肺活量が増え、より安定的な持久力を鍛える効果があるでしょう。

記録が伸びないなど停滞期を感じている方は、とくに呼吸筋を鍛えるトレーニングを行ってみることをおすすめします。

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パワーブリーズを用いた4週間の呼吸筋トレーニングで、呼気筋力を約40％強化したと臨床実験が報告されています。この結果から、呼吸筋を鍛えることで筋力・パワーが向上すること分かりました。トップアスリートでも1日わずか数分のトレーニングで、筋力アップや記録アップに繋がっています。毎日継続して行っていきましょう。

パワーブリーズで呼吸筋を鍛えると息切れが改善したり、持久力やパワーがアップしたりすることが分かりました。ここからは、パワーブリーズの効果を証明する論文を紹介します。

パワーブリーズを使用した4週間の呼吸筋トレーニング（IMT）では、呼吸筋力を約30～40％強化する結果が得られました。臨床実験後の結果にも、呼吸筋トレーニングは、運動パフォーマンスの向上に繋がると示されています。

こちらの論文では、テニスプレーヤーについての研究結果が記されていますが、呼吸筋トレーニングでの運動パフォーマンスの向上にはさまざまな分野で結果が出ています。呼吸筋の疲労が、肺からの空気の放出を制御してしまったり、力の伝達を行う邪魔をしてしまったりしてしまいます。呼吸筋を鍛えて、呼吸筋疲労を改善してあげることが重要でしょう。

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この論文には、呼吸筋トレーニングを行う実験を行い、被験者が息切れが減少し、スポーツパフォーマンスが向上したと記されています。第1週目と第10週目にフィットネステスト（シャトルラン）を行い、第1週と第10週の変化に、呼吸筋力と持久力の増加がみられたのです。

息切れのレベル低下と持久力のアップの効果があるので、マラソン、ランニング、自転車競技などさまざまな運動に役立つといえるでしょう。

こちらの論文には、低酸素持久力パフォーマンスについて記された論文です。主な呼吸筋を鍛える横隔膜を鍛えるほど呼吸筋が強くなり、パワーブリーズなどの呼吸筋トレーニング器具を使用すると、わずか数週間で呼吸筋を強くする効果があるとされています。

この論文から、呼吸筋も他の筋肉と同様鍛えれば鍛えるほど強くなることが分かります。パワーブリーズをうまく活用して、呼吸筋を効率的に鍛えてきましょう。

こちらの論文は、アスリートが呼吸筋トレーニングを行い、スポーツパフォーマンス、呼吸筋の強度、持久力が改善するかどうかを判断する実験を行っています。その結果、さまざまなスポーツのアスリートの呼吸筋力及び持久力の測定値の改善が見られました。

ほとんどのスポーツアスリートの方が、スポーツパフォーマンス向上の傾向がみられましたが、スイマーとダイバーには1件の向上したという結果しか得られませんでした。その理由には、普段の水泳のトレーニング中に、胸部の水圧がすでに呼吸筋トレーニングに匹敵しているからだと考えられています。

この結果、パワーブリーズの効果がないといわれる一つの要因となっているのです。論文にも記されていますが、水泳を行っている方で呼吸筋をさらに鍛えたいという方は、より重負荷で強度の高い呼吸筋トレーニングを行うと効果が期待できると考えられています。

先ほど、スイマーやダイバーにはスポーツパフォーマンスの向上が得られにくいと解説しました。しかし、最新の論文では100m及び200mの短い距離の競技には、わずかながら運動パフォーマンスの向上がみられたと記されています。

未だ特定の水泳競技には、呼吸筋トレーニングのパフォーマンス向上が解明されていないところがあります。今後、更なる研究に期待しましょう。

（水泳に役立つ筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください）

パワーブリーズは論文で呼吸筋が鍛えられ、スポーツのパフォーマンス向上されると実証されていることが分かりました。では、実際にパワーブリーズで効果を実感した人の口コミを紹介します。

こちらの方は、ロードバイクに乗る際の息切れの改善目的でパワーブリーズでのトレーニングを行い、運動時の呼吸が楽になったと効果を感じています。パワーブリーズは、マラソン、水泳、ロードバイクなど肺活量が重要になってくる運動にとても効果的です。

（ロードバイクダイエットについては以下の記事も参考にしてみてください）

こちらの方は、パワーブリーズをレベル0の状態でトレーニングを30呼吸行った結果、肺がいっぱいいっぱいになったと効果を実感しています。レベル0でも人によっては、負荷が強くなるのでやりすぎたり、レベルを上げすぎたりしないようにしましょう。

こちらの方は、パワーブリーズをレベル1にしてトレーニングを行っています。全身の指先まで空気が入っていく感じがしたと語っており、きちんと呼吸ができている証拠です。きちんとした呼吸をすると、筋肉の疲労を軽減する効果が期待できるでしょう。

こちらの方は、パワーブリーズを使用して持久力がつき、運動時に疲れづらくなったと効果を感じています。パワーブリーズのトレーニングの効果を出すには、継続することがとても重要です。日々の積み重ねを続けましょう。

歌唱力を向上するためにパワーブリーズを使うのもおすすめです。声量が増えたり、歌声が安定したり、ロングトーンが楽になったり、さまざまな効果を実感できます。運動パフォーマンスの向上以外にも、歌が上手くなるメリットがあるのは嬉しいポイントです。

パワーブリーズでのトレーニングを行うと、肺活量の違いを感じることができます。しかし、重負荷をかけすぎたり、やりすぎたりすると身体を痛める恐れもあります。自分の身体と向き合いながら、無理をしすぎないように注意して行ってください。

こちらの方は、ランニング時の息切れが解消したと口コミしています。さらには、カラオケも上手くなったと効果を感じており、肺活量や呼吸筋が鍛えられているのが感じられるでしょう。

こちらの方は停滞期を感じていたランニングのパフォーマンス向上のため、パワーブリーズの呼吸筋トレーニングを行っています。1ヶ月トレーニングを続けた結果、1kmあたり30秒ほど記録を更新。さらには、寝起きの寝苦しさも感じなくなったと複数の効果を感じています。

呼吸の浅さが気になっていた方が、パワーブリーズを使い始め、すぐに効果を実感しています。呼吸筋を鍛えていないと、呼吸が浅い人がほとんとです。デスクワークが増え、姿勢が悪くなったことで前かがみになり、うまく呼吸ができないことが原因です。呼吸筋をしっかりと鍛えて、深い呼吸をするように意識しましょう。

こちらの方は、呼吸が浅いことで肩こりや首こりを感じていました。パワーブリーズを使用したトレーニングで、腹式呼吸、深い呼吸を意識して、痛みが緩和されたと口コミしています。長く続けるほど、効果が出るのでぜひ実践してみてください。

こちらの方は、ホットヨガなどでほとんど息が上がらなくなったと語っています。さらに、基礎代謝の数値も上がったと効果を実感しています。女性の方は、レベル低いグリーンのパワーブリーズから始めるとよいでしょう。徐々にレベルを上げていってみてください。

パワーブリーズと検索をかけると「効果なし」というワードが出てきて不安になっている方も多いのではないでしょうか。効果なしといっている人は、使い方を間違えている可能性があります。

パワーブリーズの簡単なやり方を説明すると、マウスピースを取り付け、負荷レベルを調節し、強い力で2秒ほど口から息をを吸い込み、ゆっくりと息を吐き出します。この動作をお腹を意識した腹式呼吸で行っていきましょう。ぜひ正しい使い方をしっかりと理解してから、呼吸筋トレーニングを行ってください。

（パワーブリーズの正しい使い方については以下の記事も参考にしてみてください）

通常のパワーブリーズは4種類あり、負荷強度が違います。グリーン（標準）→ブルー（重負荷）→レッド（超重負荷）→ブラック（超重負荷）と強度が強くなっています。呼吸筋の強さや目的別などで強度を選びましょう。

さらには、中高齢者や運動不足の人向けのパワーブリーズ（クラシック）や、デジタルディスプレイやオート負荷機能が付いたデジタル版のパワーブリーズも販売されています。デジタルのパワーブリーズ（Kシリーズ）はとても高額なので、価格を抑えたい人は通常のパワーブリーズで十分です。

（パワーブリーズの種類や選び方については以下の記事も参考にしてみてください）

パワーブリーズで呼吸を鍛えると、さまざまなスポーツのパフォーマンス向上や健康的改善がみられることが分かりました。普段運動不足で息切れをしている方、記録が伸びないという悩みがある方やパフォーマンスに関して停滞期を感じている方は、ぜひパワーブリーズで呼吸筋トレーニングを行いましょう。