イブラヒモビッチの歴代背番号！10・11・8・9番にこだわる理由も!

39歳という年齢を感じさせない肉体で活躍をみせるサッカー選手ズラタン・イブラヒモビッチは、スケールが大きく何をしても注目を集める選手です。これまで数々の有名チームを渡り歩き、多くのタイトルや記録を獲得し、さまざまなユニフォーム姿を印象付けてきました。背番号はそれぞれ何番だったのでしょう？番号へのこだわりなど詳しくみていきましょう。

イブラヒモビッチは今まで多くの有名チームに所属してきました。それではそれぞれの所属クラブチームごとに紹介していきます。

イブラヒモビッチは出身地のマルメでサッカーをはじめ、1999年にチームがトップチームに昇格しました。その時の背番号は27番。チームはこの年に2部に降格してしまい、1部復帰するために貢献したのです。2001年には背番号を9に変更するも、クラブでの活躍が認められオランダの名門アヤックスへの移籍が決定します。

母国スウェーデンのマルメでプロデビューしたイブラヒモビッチは、若くして活躍しその実力が知れ渡ると、2001年からオランダの名門アヤックスに移籍することになります。背番号はひき続き9です。ここでも頭角を現し、高い技術はこの頃から備わっていたことがわかります。そして今もなお世界最高クラスの実力を維持しているところがさすがです。

2004年7月1900万ユーロ（26億円）でユヴェントスへ移籍しました。ここでもひき続き背番号9をつけることになります。主力選手のケガなどのタイミングもありたくさん起用され、チームの首位独走に貢献する活躍をみせます。しかしながらチームのスキャンダルによりセリエBに降格してしまうという不運もありました。

2006年にインテルに移籍します。ここでも初年度に15ゴールを記録し翌年は17ゴール、2008～2009シーズンには25ゴールをあげてチームの4連覇に貢献、自身も得点王に輝くという素晴らしい活躍をみせました。恵まれた体格と鍛え上げられた筋肉、磨いてきた技術で、インテルでは背番号8を身にまとい存在の大きさを知らしめました。

2009年7月4600万ユーロでFCバルセロナへ移籍します。ここでは馴染みのある背番号9です。初年度は開幕から5ゴールというクラブ初の記録を打ち立てるなど良いスタートでしたが、ケガの影響でコンディションが低下し出場が限られてしまいます。そんな中でも29試合16ゴールを記録し、イブラヒモビッチは次へと繋げていく強さがあるのです。

(FCバルセロナについては以下の記事も参考にしてみてください）

2010年にACミランへレンタル移籍となります。ここでは背番号11です。リーグ戦14ゴールを記録し結果を残すと翌年2011年からは完全移籍となりました。

2011年からは2400万ユーロで完全移籍となります。そのまま背番号は11を身にまとい、レンタル移籍シーズンの勢いのまま、リーグ戦で28ゴールを記録し得点王に輝きました。さらに、公式戦自己最多となる35得点15アシストを記録したのです。

2012年7月2300万ユーロでパリサンジェルマンへ移籍します。どこに移籍しても異次元の活躍で、やはりここでも30得点を記録し、合計12個ものタイトルを獲得するというもの凄い活躍ぶりです。ここでの背番号は2012～2013年は18番、10番、2013～2015年は10番でした。

背番号10のイブラヒモビッチと肩を組んでいるのは、イングランドの貴公子デイビッド・ベッカムです。パリサンジェルマン時代の同僚であり、現在までずっと親交の深い間柄です。

(デイビッド・ベッカムについては以下の記事も参考にしてみてください）

2016年マンチェスターユナイテッドに移籍し背番号は9でスタート、ここでもやはり主力として活躍します。しかし4月に負傷し契約満了となり、2017年8月に新たな契約を結び、今度は背番号10で再スタートとなります。しかし以前のコンディションになかなか戻れず、2018年3月契約解除となってしまいました。これで終わるイブラヒモビッチではありません。

2018年3月にロサンゼルス・ギャラクシーに加入します。背番号は9で、53試合に出場し52得点を決める活躍をみせ、ここでキャリア通算500得点目もあげるのです。「俺を蘇らせてくれたギャラクシーに感謝する。ギャラクシーのファン、君たちはズラタンを求め、そして俺はズラタンを与えた。どういたしまして。」とズラタン節で感謝を語っています。

1人の選手がチームを変化させることは珍しくはなくサッカーではよく起こります。しかし39歳という年齢の選手がここまで劇的な変化をもたらしたことは珍しいのです。

空中戦、ヘディングの強さ、胸や肩でのコントロールも素晴らしく、テコンドーで鍛えた体でアクロバティックなボールの処理能力がありアイデアも抜群です。ここでは11番、21番でプレイしています。

20歳という若い頃からスウェーデン代表として認められ活躍し続けてきました。代表戦の活躍とその背負ってきた背番号をみていきましょう。

スウェーデン代表デビューは2001年1月フェロー諸島との親善試合です。2002年ワールドカップ前の親善試合では、背番号16.17.18を付けてプレーしていました。ワールドカップ予選の最終戦アゼルバイジャン戦、この試合で代表初ゴールを決めます。2002年アヤックス所属の20歳でワールドカップの代表メンバー入りを果たします。この時は背番号21番でした。

欧州においてFIFAワールドカップと同様重要な大会であるユーロ（European Nations Cup)でも代表入りとなり、2004ユーロよりレギュラー定着となります。この時のイタリア戦でみせたループシュートは現在まで語り継がれるほどのスーパーゴールです。そしてこの頃より背番号は代名詞の10番になります。

2006年ワールドカップ欧州予選では8試合8得点という活躍をみせましたが、本大会では残念ながらノーゴールでした。

代表の規律を守らなかったという理由で代表追放（2006年9月）されてしまいますが、2007年3月に無事代表復帰し、2008年ユーロは参加できました。3試合で2ゴールの活躍をみせるも、チームはグループステージ敗退してしまいました。

2008～2009年ワールドカップ欧州予選では予選敗退してしまい、2010年南アフリカワールドカップへの出場はかないませんでした。イブラヒモビッチ自身も9試合で2得点にとどまりました。

2012年ユーロではラーションの引退によりキャプテンマークを付ける機会が増えます。3試合で2ゴールを決めるも、グループステージ敗退してしまいます。しかしフランス戦でのボレーは見事なゴールでした。

2012～2013年ワールドカップ予選では11試合で8得点をあげるイブラヒモビッチらしい活躍ぶりでしたが、プレーオフで敗れ2014年ブラジルワールドカップ出場は逃してしまいました。

2016年ユーロ、この大会ではプレーオフでデンマークに勝利し出場権を獲得します。この大会で代表を引退すると表明していて、イブラヒモビッチにとって代表最後の大会でした。

2021年ACミランで39歳という年齢を感じさせない活躍をみせていて、3月に5年ぶりとなるスウェーデン代表復帰を果たしました。新型コロナウィルスの影響により1年延期され今年の夏開催のユーロに出場を期待されていましたが、左膝の捻挫により残念ながら出場辞退となってしまいました。

（サッカー選手のケガについては以下の記事も参考にしてみてください）

様々な背番号でその活躍の印象を与えてきたイブラヒモビッチですが、その中でも特に愛着のある番号やこだわりについて紹介していきます。

2019-2020シーズン、古巣ACミランに復帰し、低迷していたチームの立て直しに貢献しました。その活躍を受けて、クラブはイブラヒモビッチの契約延長を望み、長い交渉の末残留が決定しました。シーズン途中からの加入で背番号は21番を背負いましたが、今シーズンはおなじみの11番を背負います。

イブラヒモビッチは「ACミランを本来あるべき姿に戻すために帰還したし、目標達成のためにはなんだってする。」と言っていて、タイトルから遠ざかっているACミランが復権するために全力を尽くすとはっきりと述べています。ずば抜けたサッカーセンスの他に、一流選手には欠かせない強いメンタリティーが備わっているのです。

今シーズンACミランでプレーするために11番を選びました。「ファンは俺のナンバーをわかっているしそれを取り戻したかった。俺の番号だからな、単純なことだ」とイブラヒモビッチらしいコメントを発しています。選手にとって名刺ともいえる背番号で、イブラヒモビッチは11番を俺の番号！と言い愛着があることをしめしています。

(他の有名選手の背番号については以下の記事も参考にしてみてください）

スウェーデン代表では、レギュラー定着となった2004年頃より10番をつけてプレーしています。イブラヒモビッチにとって10番はスターの番号であり、その番号を背負う選手は、違いを作れてチームを勝利に導けるリーダーでなければならないのです。10番へのこだわりについて「司令塔のような気持ちで、10番のために戦う！」と語っています。

イブラヒモビッチがよく口にする「聞くが、聞かない」という名言があります。「人の言うことに耳は傾けるが、最後には俺が決める」というイブラヒモビッチ流哲学で、このスタイルはぶれないメンタリティーの象徴であり、まさに司令塔にぴったりではないでしょうか。

(イブラヒモビッチの名言については以下の記事も参考にしてみてください）

ここからはイブラヒモビッチの背番号付きユニフォームを紹介していきます。人気のトップチームユニフォームやスウェーデン代表ユニフォームの購入を考えている人は是非ご覧ください。

2020-2021シーズンのACミランのユニフォームです。イブラヒモビッチはかつて2011-2012シーズンに所属していて、チーム低迷の立て直しのため2019年から古巣ACミランに復帰しています。背番号21でしたが、今シーズンは愛着のある元の11番を背負い、活躍が期待されています。

2012-2015シーズンに所属していたパリ・サンジェルマンのユニフォームです。イブラヒモビッチこだわりの背番号10です。チームのかなめ、リーダー、司令塔的なイメージのある背番号10を、チームの勝利への気持ちが強いイブラヒモビッチが背負いました。

2018-2019シーズンに所属していた、ロサンゼルス・ギャラクシーのユニフォームです。怪我で思うように好プレーが出来なかった前シーズンでしたが、移籍して大活躍をみせました。ここでイブラヒモビッチはキャリア通算500得点目をあげたのです。

2016年に代表引退してから5年後、39歳のイブラヒモビッチはスウェーデン代表に復帰しました。ユーロ予選で活躍をみせましたが、左ひざの捻挫により出場は辞退と発表されています。

2016-2017シーズンのスウェーデン代表ユニフォームで、代名詞の背番号10です。この年、イブラヒモビッチは代表引退を表明していたので、当初は代表最後のユニフォームでした。

2010年南アフリカW杯出場はかなわなかった年のスウェーデン代表ユニフォームです。代表ユニフォームでは背番号10がお馴染みです。司令塔としてチームのリーダーとして圧倒的な存在感で活躍していました。

イブラヒモビッチの歴代の背番号について紹介してきました。背番号とともに異次元の活躍ぶりがおわかりいただけたでしょうか。その他、イブラヒモビッチに関する記事もチェックしてみてください。

気性の激しいところもあるというイブラヒモビッチを支える妻や子供は？どんな優しい父親の顔があるのでしょうか。

恵まれた体格と運動能力を持つイブラヒモビッチはプレーにおいてもスケールが大きく注目の的です。

マンバンヘアが印象的なイブラヒモビッチは他にどのようなカッコいい髪型をしているのでしょう。

39歳にして今もなお活躍し続けているイブラヒモビッチは、今までのキャリアの中で多くの有名チームでその存在感を知らしめてきました。どのチームにいるときもそのユニフォーム姿の印象は強く残り、記録やタイトルを超えたプレーの記憶が強い選手です。数々の背番号で伝説を残しているイブラヒモヴィッチはこれから先も注目です。