藤浪晋太郎はイップス？なぜ？病気（制球難）の原因・克服方法〜トレードの噂まで！

小学校1年から野球を始めた藤浪晋太郎。中学3年生の時にはAA世界野球選手権大会の日本代表に選出され世界大会に出場するほど実力の持ち主でした。大阪桐蔭高校に進学すると1年の夏からベンチ入り、2年の春からは大阪桐蔭高校のエースへと成長します。

高校3年の選抜では史上初の全5試合で150km/h以上を計測し優勝、夏の甲子園決勝では決勝史上最多タイの14奪三振、決勝史上最速となる153km/hを記録する2日連続の2安打完封投球で勝利し春夏連覇を達成しました。同年プロ野球ドラフト会議で4球団から1巡目指名を受け阪神タイガースに入団。

プロ入り後も二桁勝利をあげ活躍するも2016年はシーズン全体として不振が続き二桁勝利を逃しました。この頃から制球難が始まりイップスではないかという噂も出ていました。藤浪晋太郎は本当にイップスなのでしょうか。この記事では、藤浪晋太郎のイップスや制球難について紹介していきます。

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藤浪晋太郎は本当にイップスという病気なのでしょうか。ここからは、藤浪晋太郎がイップスであるのかを検証していきましょう。

日本イップス協会によるとイップスは誰もがかかってしまう可能性がある精神的な症状だといいます。

イップスは心理的症状であるためなかなか診断するのが難しい病気であります。藤浪晋太郎の症状についてスポーツ選手のイップス改善などに従事する阿部久美子はイップスであることを断言しています。しかし、一方で野球解説者や評論家は否定的な立場を示しています。

例えば阪神タイガースOBの江本孟紀は、2016年の時点で心の問題ではなく走り込み不足が要因とし、2018年に対談した桑田真澄は「足りないのは技術力」としています。谷繫元信・落合博満・山本昌などはメンタル面ではなく技術面が原因だと語っています。

藤浪晋太郎がノーコンになってしまった原因はどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、考えれられる原因や藤浪晋太郎が語った真実などを紹介していきます。

藤浪晋太郎が制球難に陥ってしまったのは元監督の金本知憲の使い方にあると意見する人もいるようです。初めて二桁勝利を達成できなかった2016年、藤浪晋太郎に161級投げさせたことで「藤浪の肩を壊す気か」など反対意見も多く、降板させればいいのに続投させ自滅させたことも何度もあったといいます。

球団関係者は、元広島カープの黒田博樹とのトラブルが原因になったという人も多いようです。原因となったトラブルとは、黒田博樹への危険投球でした。死球をよけるために2度も尻もちをついた黒田は激怒し藤浪晋太郎に詰め寄り乱闘寸前の騒ぎになります。藤浪晋太郎は謝罪するもマウンドで震えが止まらなかったと言います。

それ以降、藤浪晋太郎はデッドボールを気にするあまりコントロールを完全に乱してしまったというのです。この後二人は和解していますが、藤浪晋太郎は事あるごとにこのことを思い出すと話しているとの情報もありました。

藤浪晋太郎はフライデーの取材に対し、制球難はイップスで片付けやすいと語っています。「イップスは治らない」「イップスを認めなければ進めない」など言われたことにとても悔しい思いをしたそうです。制球難に陥った原因について藤浪晋太郎は、プロ4年目の2016年であることを語っています。

初めて二桁勝利に届かずに負け越した年で、何かを変えなければ勝てないと思ったそう。さまざまな理論を学び、フォームの修正や評判のいいトレーニングを積極的に取り入れる中で本来のフォームを見失ってしまったそうです。

では藤浪晋太郎の病気は克服できるのでしょうか。2019年秋季キャンプから藤浪晋太郎を見ている山本昌は、藤浪晋太郎は技術的にクセがついただけで克服できると話しています。藤浪晋太郎自身もまた、体の使い方にズレが生じていることが判明したため、体を正しく操る技術の向上に取り組んでいます。

またダルビッシュ有やクレイトン・カーショウらと合同自主トレーニングで大幅は肉体改造などにも取り組んでおりその成果が現れた時、本来の藤浪晋太郎の投球が戻ってくるのではないかと感がています。

（ダルビッシュ有の筋トレ論については以下の記事も参考にしてみてください）

藤浪晋太郎にトレード話がでた事の発端は、2021年12月、日本ハムの新庄剛志監督が日本ハムファイターズOBの岩本勉のYouTube動画に出演したときのこと。「ほしい選手は一人いる。阪神の藤波君。僕のところに来たら化ける」と発言したことでした。復活の兆しは見えつつある藤浪晋太郎ですが、球界では「環境を変えるしか復活の道がない」という声が多いのも事実。

しかし、監督が名指しでトレード願望を公にするのは異例であり阪神サイドでは反発の声が出ているようです。熱狂的で有名な阪神ファンにおいては「藤浪晋太郎をトレードしても日ハムでほしい選手がいない」「阪神ファンはまだ藤浪晋太郎に期待している」とトレードには反対の声がある一方で「短期契約ならビックボスに預けるのは面白い」など好意的な意見もあるようでした。

どちらにせよ、阪神ファンにとっては藤浪晋太郎が復活することを望んでいることがわかります。最近では、藤浪晋太郎が巨人の菅野智之との自主トレを公開し積極的に質問をしていたりと環境の変化を求めている部分もあります。2022年3月現在動きはありませんが今後、阪神のOBでもある新庄剛志に藤浪晋太郎を預けるという事になる可能性はないとは言い切れないでしょう。

（同じく日ハムの斎藤佑樹については以下の記事も参考にしてみてください）

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2016年から制球難に苦しむ、阪神タイガースの投手藤浪晋太郎。イップスとの見解も見られますが本人や球団はそれを否定していました。少しずつ復活の兆しが見えつつある藤浪晋太郎の今後の活躍を期待しましょう。