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『リープリースト』とは
生年月日 | 1972年7月6日(49歳) |
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出身地 | オーストラリアのニューカッスル |
身長 | 162.5cm |
体重 | 93kg〜107kg |
SNS | フェイスブック、インスタグラム |
リープリーストとは、オーストラリア出身のボディビルダーです。後述しますが12歳から本格的な筋トレを始めていて、若くからボディビル大会で好成績を残しました。そして、彼は丸太のような極太の腕が特徴的な選手であり、現在でもリープリーストの腕トレは注目されています。今回は、そんなリープリーストを深ぼって紹介していきます。
まずは、リープリーストの生い立ちから確認していきましょう。
リープリーストの生い立ち
幼少期〜少年期
リープリーストはボディビルダーの母のもとに生まれました。母がボディビルダーで、小さい頃から筋トレが身近にある環境であったため、12歳の頃から本格的に筋トレをスタートします。
その後は、周りに本格的に筋トレを行っている人たちがいる環境であった為、凄まじいスピードで成長していきます。そして、筋トレを本格的に初めて一年の13歳の頃に大人のアマチュアボディビル大会に出場しました。そこでなんと数多くの大人をさしおえて優勝してしまったのです。
13歳で本格的に筋トレをしている大人に勝る体を持っているなんて想像ができませんね。
高校生時代
中学時代に大人に混じって優勝できるほどの実力の持ち主でしたが、その後も熱心にトレーニングを継続していました。遊び盛りの中学生の友達が周りにいても一切気にすることなく、筋トレに励んでいたのです。この結果、当然ながら怪物級の高校生になりました。
高校生に進学後すぐに優勝するとプロに認定される大会でオーストラリアチャンピオンになり16歳〜19歳までの間4連覇を果たしました。しかし、4連覇をしたのにもかかわらず年齢制限により、19歳までプロカードを手に入れることはできなかったのです。
プロカードの取得
そこで、リープリーストは年齢制限のないカナダの大会に出場してプロカード取得を目指すことにします。そして、リープリーストはカナダの大会でも1発目で優勝を果たし念願のプロカードを手にしました。
プロボディビルダーとしての活躍
プロカードを取得後も数々の大会で結果を残しました。歴史に残る成績としてはアイアンマンプロ、サンフランシスコプロでの優勝です。さらに、ボディビル最高峰のミスターオリンピアでも6位という好成績を残しました。
リープリーストは丸太のような極太の腕が特徴的で、ボディビル黄金時代を言われていた頃でも抜きんでた存在でした。リープリーストの腕トレは現在でも語り継がれており、多くのトレーニーが参考にしています。
引退
リープリーストはボディビル選手の引退後、ボディビル雑誌などでのライターとして自身の経験や知識を発信しています。
リープリーストは自身の経験を正直に述べており、ステロイドの使用も認めています。さらに、どんな種類のステロイドを使用していたかなどまで深ぼって自身の経験を発信しているのが印象的です。
ライターとしての活動以外にも、リープリーストが運営するボディビル大会『リープリースト・クラシック』を開催するなど多岐にわたりボディビルに携わっています。
リープリーストの伝説の腕トレについて
リープリーストは腕のデカさが特徴の選手で腕トレが有名です。しかし、リープリーストは好き好んで腕トレを特化して行っているわけでもなく、筋トレのメニューは全て嫌いと言っています。さらに、体の中で腕が特別にデカいと認識もしていないようです。
ただ、他の方から見るとリープリーストの腕の太さや、腕トレは特徴的です。そこで今回は、リープリーストの伝説の腕トレについて詳しく解説していきます。
ハイボリュームで腕を破壊するまで追い込む
リープリーストはとにかく『破壊』という言葉を多く使います。これは鍛えたい部位を限界まで追い込むことが重要であると言っており、腕も同じです。
リープリーストは、はじめにバーベルカール・プリチャーカールなどで6回ほど動作できる高重量で追い込み、その後に12〜15回できるケーブルカールなどでさらに追い込みをかけます。さらに、最低でも20セットはTRをこなしており、筋肉を成長させるのはハイボリュームが効果的であると強調しているのです。極太の腕を持つアーノルドシュワルツェネガーもハイボリュームで筋トレを行っていました。
ハイボリュームで行う場合は、なるべく鍛えたい部位単体のメニューを組むことをおすすめしています。例えば、腕トレを行った後にベンチプレスで胸を追い込もうとしても、腕が疲労して高重量を扱いきれず胸を追い込みきれないという事象が発生します。したがって、複数部位を行う時は動作に関連しない筋肉同士を鍛えるようにと強調しています。
スーパーセットで追い込む
スーパーセットとは鍛える部位を交互に変えて、レストをなくして筋トレをし続けることです。腕トレに特化すると、上腕二頭筋と上腕三頭筋の筋トレをハイボリュームで交互に行えば、腕全体を鍛えることができかなりの筋肥大を期待できます。
前途した通り腕を破壊するほど追い込むことが重要で、上腕三頭筋も使用するベンチプレスを行った後だからと言って上腕三頭筋の筋トレを軽いメニューにしては成長しないと断言しているのです。
したがって、1日のメニューは上腕二頭筋・上腕三頭筋のように密接している部位でのスーパーセットか、お互いの筋肉同士が動作に影響しない箇所で組むことが重要です。リープリーストは三頭の後には胸・肩はやらない、背中の前の日に二頭はやらないなどと言っています。
(スーパーセット法については以下の記事も参考にしてみてください)
スーパーセット法で筋トレ効率UP!メリット〜部位別の組み合わせまで紹介!
出典:Slope[スロープ]
リープリーストの腕トレメニューの組み方
リープリーストは、上腕二頭筋・上腕三頭筋の筋トレメニューをそれぞれ20セット以上行います。上腕二頭筋・上腕三頭筋の筋トレを別々に4種目×5セットもしくは5種目×4セット行い刺激を変えながら腕を破壊していくのです。
トレーニングを継続する時間は2時間ほどで、パンプ感がなくなったり体の水分が無くなったと感じた時に切り上げると言っています。
ハイボリュームでの筋トレ効果には自信を持っており、ネットの情報などには惑わされず、ボディビル界で最もデカい腕を持つ俺(リープリースト)のトレーニングを真似ろと断言しているほどです。
(ダンベルでできる腕トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)
【ダンベルの腕トレメニュー】太く・細くする目的別のポイントまで解説!
出典:Slope[スロープ]
休養日を作る
筋肉を大きくしたい場合は、上半身・下半身にわけて丸々休ませる日を設定すべきと言っています。なぜなら前途した通り、胸や肩のトレーニングを行った場合でも、腕の筋肉は使用されていたりと全てを休ませなければ常に疲労している状態になってしまうからです。
筋肉は筋トレで分解されて、休ませることにより再合成して大きなるという特徴があります。これは腕トレの場合も一緒で、腕の筋肉を使用する上半身のメニューを連日行った場合に、休養日を設けると筋肥大に効果的なのです。
(リープリーストの腕トレ解説をさらに詳しく確認したい方は、下記動画を参考にしてください。)
リープリーストのその他の筋トレについて
腕トレを筆頭にリープリーストの筋トレ理論について理解できたでしょう。リープリーストは腕トレに限らず刺激を変えて追い込み続けるスーパーセットを好んでいました。これまでの解説からスーパーセットは実際にどんな筋トレメニューで組んでいたのか気になる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、実際に行っていた筋肉部位別にトレーニングメニューを紹介していきます。
腕の筋トレメニュー
・バーベルカール
・ダンベルカール
・プリーチャーカール
・ケーブルカール
・トライセプスプレスダウン
・ディップス
・フレンチプレス
・スカルクラッシャー
(バーベルカールのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
バーベルカールのやり方!上腕二頭筋に爆裂に効かせるコツ!平均重量・種類なども
出典:Slope[スロープ]
胸の筋トレメニュー
・マシンベンチプレス
・インクラインダンベルベンチプレス
・ダンベルフライ
・インクラインダンベルフライ
(ダンベルフライのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
ダンベルフライのやり方!大胸筋に効かせるフォーム〜重量・回数など効果UPのコツを解説
出典:Slope[スロープ]
三角筋(肩)の筋トレメニュー
・マシンショルダープレス
・サイドレイズ
・フロントレイズ
・リアレイズ
(マシンショルダープレスのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
マシンショルダープレスのやり方!メリット〜三角筋に効かせるコツを徹底解説!
出典:Slope[スロープ]
背中の筋トレメニュー
・懸垂
・ラットプルダウン
・バーベルローイング
・ダンベルロウーイング
・ケーブルロウーイング
(懸垂の効果&やり方については以下の記事も参考にしてみてください)
懸垂(チンニング)の効果&やり方!できない人向け&腹筋・二頭筋など部位別のメニューも!
出典:Slope[スロープ]
脚の筋トレメニュー
・レッグエクステンション
・スクワット
・ランジ
・レッグカール
・スティッフレッグドデッドリフト
(レッグエクステンションのやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
レッグエクステンションのやり方!太もも前の筋肥大に効果的!自宅代用メニューも紹介
出典:Slope[スロープ]
リープリーストの食事・栄養摂取について
トップボディビルダーであるリープリーストは、食事にもしっかりこだわっています。リープリーストの食事は下記5つに分類して考えられており、毎食それぞれの項目から一つ選び1日6食を摂取していました。
・タンパク質
・糖質
・脂質
・野菜
・果物
それでは、各項目のメニューを確認していきましょう。
タンパク質
・牛ステーキ
・胸肉
・ツナ
・卵
・プロテイン
糖質
・ライスケーキ
・パスタ
・オーツ
・全粒粉パン
・玄米
脂質
・アーモンド
・チーズ
・牛乳
・亜麻仁油
野菜
・ブロッコリー
・グリーンピース
・アスパラ
・サラダ
オフシーズン
オンシーズンは、上記のように食べるものを項目別に固定しているほどの徹底ぶりです。しかし、彼のオフシーズンは一切食事の内容を気にせず好きなものを食べる特徴があります。基本的にはオフシーズン(増量期)でも減量に入りやすいようにある程度は、食事制限を行うものです。しかし、リープリーストは通年通して好きなものを食べられないのは生きている意味がないと考えています。
リープリーストの名言集
「ネットの情報などには惑わされず、ボディビル界で最もデカい腕を持つ俺のトレーニングを真似ろ」
「筋肉を大きくする秘訣はとにかく『破壊』することだ」
「人生は一度しかない。だったら好きなものを好きなように食べるべきだ。 それなのにオフシーズンまで 減量食で過ごすなんてボクには考えられない。」
(筋トレの名言については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレの名言30選!モチベ向上&面白い迷言別に紹介!日本〜海外まで徹底網羅!
出典:Slope[スロープ]
リープリーストの筋肉を拝める画像集!
リープリーストの筋肉を目指してみよう
リープリーストの生い立ちや、伝説の腕トレなど筋トレについて、食事・栄養摂取、名言&画像集まで詳しく紹介してきました。一見、恵まれた環境で育ったことが理由で当たり前のように筋肉がついたかのように思えます。しかし、リープリーストのトレーニングに対する理論を知れば、彼のストイックさによって作られた肉体ということがわかりますね。リープリーストに憧れている方は、筋肉を『破壊』するまで追い込むことから真似てみましょう。