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マッスル北村のステロイド使用疑惑は捏造だった?JBBFにハメられたって本当?

2021年04月03日

ボディビル界の伝説と語り継がれるマッスル北村。彼にはステロイドを使用していた可能性、いわゆるドーピング疑惑があり、死因もステロイドを使用が原因と噂されています。今回は、マッスル北村のドーピング疑惑の理由や真相、ステロイドの使用に関しての口コミなど紹介します。

マッスル北村はステロイド使用を使用している?

ボディビルの選手たちの体を見ると、人間離れした筋肉をみて驚く人も多いのではないでしょうか?この筋肉を筋トレや食事からのたんぱく質により、作り上げることには限界があり、筋肉増強剤である「アナボリックスステロイド」を使うボディビルダーも増えてきています。

マッスル北村にも、ステロイド剤を使用していた疑惑があると噂されています。ステロイド剤の副作用に心不全が起こる可能性があることから、ステロイド剤の副作用が死因なのでは?と言われているのです。今回は、マッスル北村がステロイド剤を使用していたのか、疑惑の理由や真相について解説していきます。

(マッスル北村については以下の記事も参考にしてみてください)

マッスル北村がステロイド使用を疑われる理由

マッスル北村がステロイド剤の使用を疑われる理由は何だったのでしょうか?疑われている理由は、以下の3つの理由にあることが分かりました。

・体がデカすぎるから
・死因の心不全がステロイドの副作用だから
・JBBFの大会を失格になっているから

それでは、「体がでかすぎるから」から順に詳しく解説していきます。

体がデカすぎるから

マッスル北村の体がデカすぎるということから、あの体はステロイド無しでは作れないのでは?という声があがっています。マッスル北村の身長は173cm、体重115kg。ボディービルダーの中でも、同じくらいの身長である小沼敏雄は一番体重が重いときでも90kg程度です。2人の体重は10kg以上差があるため、マッスル北村はステロイド剤を使用を疑われています。

同じくマッスル北村と同じくらいの身長である山本義徳(やまもと・よしのり)は、ステロイド剤を使用していることを公言しており、体重は100kg程度あります。ステロイドを使用している山本義徳でさえ、マッスル北村より10kg以上軽いのでステロイドを使用しているのでは?という疑惑が集まりました。

(山本義徳に関しては以下の記事も参考にしてみてください)

死因の心不全がステロイドの副作用だから

マッスル北村の死因は、低血糖による心不全とされています。なぜ、ステロイド使用疑惑が噂されているかというと、ステロイドの副作用に心不全が起こる可能性があるからです。さらに、死因となった低血糖による心不全はマッスル北村に起こりうるのか?という疑問もありました。

本来人間の体は低血糖になった場合、筋肉が分解され、新しい糖を作ろうと糖新生によってグルコースが合成されます。つまり、マッスル北村の筋肉を分解すれば、低血糖による心不全は起こらなかったのでは?という疑問です。

あれだけ筋肉があったマッスル北村が、なぜ糖新生が行われず、低血糖で心不全を起こしてしまったのか?と疑問を持った人が、やはりステロイドを使用していたのでは?とステロイド使用を疑う声が集まったのです。

(マッスル北村の死因については以下の記事も参考にしてみてください)

JBBFの大会を失格になっているから

マッスル北村は、1986年の「ジャパン チャンピオンシップス」においてドーピング検査で使用が認められ、失格となる事件がありました。このとき、検査に出たのは「ナンドロロン・デカノエイト」というステロイド剤です。

マッスル北村は、「思いだしたくない過去」として封印したかったとい思いがあり、ステロイド使用に関して沈黙を貫いていました。しかし、「マッスル北村と親しい」という理由だけで、お世話になっている北九州のジムの会長が嫌がらせを受けます。

その話を聞いたマッスル北村は、さすがに堪忍袋が切れてしまい、14年たった後で「ドーピング事件は捏造だった」と自身の回顧録で語っています。大らかで優しいマッスル北村でしたが、自分の親しい人が自分のせいで嫌がらせをさせるのは許せなかったのです。次の見出しで捏造について詳しく解説します。

(ステロイド使用に関しては以下の記事も参考にしてみてください)

マッスル北村のステロイド使用疑惑は捏造だった?

マッスル北村は、ステロイド使用疑惑は捏造だったと語っています。捏造の背景はどんなものだったのでしょうか?詳しく解説していきます。

尿サンプルのすり替え

1986年の「ジャパン チャンピオンシップス」において、ドーピング検査が行われました。マッスル北村は、「ナンドロロン・デカノエイト」という筋肉増強剤の使用ありという結果が出て、失格にされてしまいます。

マッスル北村の回顧録である「ボクの履歴書」にて、ドーピング疑惑は当時のJBBF(日本ボディビル連盟)ドーピングコントロール委員長であった後藤紀久の不倫相手であった某女子ビルダーを失格させないために、尿サンプルをすり替えられたと語っています。

再検査、検査結果の開示拒否

ドーピング検査は、検査結果に不服が出た場合に再検査するために尿サンプルを2つ取ります。今回も、もう片方の尿サンプルで再検査を行われるはずでしたが、尿サンプルはすぐに廃棄されていたのです。

この時行われたドーピング検査は、GCG(ガスクロマトグラフィー)と呼ばれるサンプルを気化させ、気体の分析を行う検査方法でした。医学生であったマッスル北村は、GCGに詳しかったため検査結果を見せてほしいとJBBFに頼みますが、「極秘資料だ」と断られます。

最後の話し合いにおいても、後藤紀久が検査データを譲らず、検査を受けた本人ですら開示できなかったのです。各選手への公平性と検査の厳密性を理由に、医療カルテの個人情報は開示できないという理屈が、検査結果を見られなかった原因とされています。

「はめられた」と悟る

その後、某女子ビルダーが「なかなか筋肉がつかず、ステロイド使用している」という話を話を耳にします。当時のマッスル北村がジムの親しかった先輩が、某女子ビルダーに好意を寄せていており、この事実が判明しました。

その某女子ビルダーが、某大学の教授と不倫関係にあるということもこのときに発覚。まさに、その大学教授とはコントロール委員長であった後藤紀久です。このとき、マッスル北村はあの時のドーピング検査は「はめられたんだ」と悟ります。

当時、某女子ビルダーに好意を寄せていた先輩が、チャンピオンシップスの際に「北村君、コレを使え」と胸ポケットにステロイドを押し込んできたこともありました。ステロイド剤を使用したら失格になることはわかっているはずの先輩の行為に、マッスル北村はとてもショックを受けたといいます。

時効

その後先輩とは疎遠になっていましたが、14年後たったある日、たまたまジムで遭遇。マッスル北村は先輩に対し、もう時効だろうと「あの時、サンプルすり替えたんでしょ?」と尋ねました。

それに対して「そういうことだね…」と尿サンプルのすり替えについて認めたといいます。14年も歳月がたったので時効だと思ったのでしょう。この尿サンプルすり替えの事実を知った人からは、「誤解していた」「マッスル北村は本当にすごい人だった」という声が相次いでいます。

マッスル北村のステロイド使用に関する口コミ

マッスル北村のステロイド使用に関する口コミを紹介します。ステロイドを使用を疑っている人や、信じている人などさまざまでした。ぜひチェックしてみてください。

ステロイドユーザーはボディビルダーはではない



ファンのなかには、ステロイドを使用している人はボディビルダーと認めない人もいました。なかには、山本義徳のように、たとえ薬物禁止であっても当日の検査でクリーンであれば問題ないとい見解を語っているボディビルダーもいます。マッスル北村は性格上、ステロイドを使用していたとはとても考えにくいでしょう。

勘違いしてたことに申し訳なさを感じた



ドーピング事件の真相については、まだ知らないという方も多いでしょう。マッスル北村は、極限まで自分を追い込む性格なので、ドーピングを使用したとはとても考え難いです。ステロイドを使用しなくても、あれだけの仕上がりになったのは、マッスル北村の自分に厳しい精神と努力のたまものです。

ステロイドのイメージが強かった



この方の口コミでも、マッスル北村はステロイドを使用していたイメージが強いといいます。しかし、ステロイド疑惑の真相を知ったとき、彼は薬物使用無しであの肉体を作り上げたことを知り、ファンになる方も多いです。知れば知るほど、信念の強さと心から優しいマッスル北村の魅力に惹かれてることでしょう。

ステロイド使用はどっちでもいい!



マッスル北村のステロイド疑惑については、使用していようが使用してなかろうが関係ないというファンの口コミがありました。マッスル北村のボディビルへの愛と、自分の限界まで追い込む姿に男としての魅力を感じたといいます。自分に対してストイックですが、周りに対してはとても優しい性格も好印象の理由の一つです。

ナチュラルでこの筋肉はそうそういないだろう



ステロイドの使用なしで、マッスル北村のような肉体になった人はそうそういないでしょう。マッスル北村はかなり過酷なトレーニングや食事制限を行っていたこともわかっています。マッスル北村のように、低血糖で命の危険を起こしかねません。真似はしないように、トレーニングは適度に行いましょう。

マッスル北村はステロイドに頼るはずがないだろう

マッスル北村は回顧録で捏造だったことを明かした通り、ステロイド剤は使用していなかったとされます。マッスル北村の極限まで自分を追い込む性格上、ステロイドに頼るはずがないのは言うまでもないでしょう。マッスル北村は、今後も伝説として語り継がれる、極限まで自分を追い込む男らしい人物です。

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