トニクロースの歴代背番号！ブンデスで8では無く39を着けてた理由は？

2020年にドイツ代表として出場した試合が通算100回を達成したトニクロース。2014年のワールドカップで優勝した経験を持つトニクロースは、所属クラブのレアル・マドリードでMFのポジションにつき、司令塔としてチームを導く重要な役割を担っています。

近年、トニクロースの背番号には8が定着していますが、ドイツのブンデスリーガ時代は39を背負っていたこともあるのです。これまでの歴代背番号を見ていくとともに、背番号に関するエピソードやトニクロースの功績についても紹介していきます。

トニクロースは自身の出身地であるドイツのクラブに所属した後、日本でも人気のレアル・マドリードへと移籍し、2021年現在も主要メンバーとして活躍しています。まずは、クラブチームの歴代背番号を順に見ていきましょう。

幼少期からサッカーにすべての力をつぎ込んできたトニクロースは、17歳のときにドイツのブンデスリーガに加盟しているトップクラブ、バイエルン・ミュンヘンにてプロ入りを果たします。バイエルン・ミュンヘンのユースに加入していた経歴があり、プロ契約後しばらくはリザーブチームで活動をしていました。このときの背番号は39番です。

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しばらくアマチュアリーグで活動してきたトニクロースですが、活躍が認められ2007年の9月にバイエルン・ミュンヘンのメンバーとして正式にデビューを果たします。ブンデスリーガのデビュー戦となった2007年の9月26日に行われた試合では、18分という短い時間の出場となりましたが、わずかな時間で2アシストを決めるという成績を残し注目を浴びました。

バイエルン・ミュンヘンでの背番号は、入団から退団まで変わらず39を背負っています。

こちらの動画では10代から所属していたバイエルン・ミュンヘンでのプレー姿が見られます。39の背番号を背負うトニクロースのスーパーゴールが映っており、チームに大いに貢献していることがわかるでしょう。

デビュー戦後のバイエルン・ミュンヘンでは目立った成績を残せず、レギュラー入りできなかったトニクロースは、2009年から2010年まで期限付きでレヴァークーゼンへとレンタル移籍します。ここでの背番号もバイエルン・ミュンヘンと同じ39番を背負っています。

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2014年7月にドイツを離れてスペインのレアル・マドリードへと移籍することが決定し、8番の背番号を背負うこととなります。トニクロースはレアル・マドリードに所属してから215の試合に出場していますが、数々の試合でチームに貢献し、2020年には34回目のリーガ優勝へと導いています。

レアル・マドリードでの活躍については、こちらの動画で確認することができます。ボールを自在に操り、ゴールを決めるかっこいいプレーが見られます。ゴールはもちろん、相手を翻弄するフェイントが素晴らしいことがわかるでしょう。

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トニクロースが初めてドイツ代表選手として出場した大会は、U-17でのFIFAワールドカップです。プロとして初めて出場した代表戦は2010年のFIFAワールドカップで、2021年まで継続してドイツ代表として出場しています。続いてはドイツ代表での背番号を見ていきましょう。

2010年に南アフリカで開催されたFIFAワールドカップに出場したトニクロース。グループリーグで4チーム中1位となったドイツは決勝トーナメントへと進み、準々決勝と準決勝へと足を進めます。スペインを相手とする準決勝で、残念ながら負けてしまい3位入賞で終わりました。この時、初めて18番の背番号で出場しています。

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2012年に行われたUEFA EURO 2012でも18の背番号で出場したトニクロース。グループリーグを1位で通過したドイツは、準決勝まで進みますがイタリアとの戦いで敗退し、ベスト4の結果で終わりました。

レアル・マドリードへと移籍した2014年にブラジルで開催されたFIFAワールドカップで、ドイツが優勝を勝ち取ります。ブラジルを相手とする準決勝では7対1という圧倒的な点差で勝っており、トニクロースもチームに貢献しました。優勝を勝ち取った2014 FIFAワールドカップでは、18番の背番号です。

ドイツが優勝を勝ち取ったドイツVSアルゼンチンの試合がこちらの動画で見られます。動画内では各選手の活躍が詰まっており、トニクロースのプレーも確認することができます。

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フランスで開かれたUEFA EURO 2016では、引き続き18番の背番号を背負い出場しました。準決勝へと進みますがフランスに負けてベスト4の結果に終わります。トニクロースはこの大会で大活躍したため、ベストイレブンに選ばれています。

2016年までは18番の背番号を背負っていたトニクロースですが、2018年になって初めて8番を背負い代表戦に出場しています。背番号8での初めての代表戦はロシアで開催された2018 FIFAワールドカップ。残念ながらドイツはグループリーグで敗退してしまいましたが、トニクロースはスウェーデン戦で1得点を決めてチームに貢献しています。

スウェーデン戦でトニクロースがゴールを決めた動画です。マルコ・ロイスからのパスを受け取り、カーブを入れながらゴールを決めています。トニクロースのテクニックをつぎ込んだひと蹴りです。

2018年に引き続き8の背番号で出場したUEFA EURO 2020。グループリーグを2位通過したドイツは決勝トーナメントに進みますが、ベスト16の結果で終わります。トニクロースはUEFA EURO 2020を最後にドイツ代表を引退します。クラブでの試合に集中したい、家族との時間を増やしたいという2つの理由から引退を決めたようです。

トニクロースはクラブでも代表チームでも数々の成績を残し、チームにも大きく貢献している優秀なサッカー選手です。これまでにどのような功績を残してきたのか、個人・チーム別に紹介していきます。

トニクロースがチームに貢献し、認められたことで獲得した成績は以下のようなものがあります。

・FIFA U-17ワールドカップ ゴールデンボール賞
・2014 FIFAワールドカップ ベストイレブン
・2014 IFFHS選出ベストプレイメーカー
・UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー
・UEFA EURO 2016 ベストイレブン
・2018 ドイツ年間最優秀サッカー選手賞

このなかから、8に関連する背番号で残した功績をいくつかピックアップして紹介します。

背番号18を背負い出場したUEFA EURO 2016で、クリスティアーノ・ロナウドやアーロン・アムジーなどと一緒にベストイレブンに選ばれています。ベストイレブンはシーズン中に好成績を残した優れた11人に贈られる賞です。トニクロースはPK戦で得点を決めたほか、相手を翻弄しながら鋭い攻撃となるパスをいくつも放ち、チームに貢献しました。

8の背番号を背負いクラブや代表戦で活躍した2018年。ドイツ人サッカー選手を対象に、ドイツスポーツジャーナリスト協会とキッカーが贈る、年間最優秀賞サッカー選手賞を獲得しました。この賞を受賞した2018年はドイツ代表として2018 FIFAワールドカップやUEFAネーションズリーグ2018-19に出場しています。

どちらの試合でもトニクロースは得点を決めており、チームに大きく貢献したことが受賞に響いたようです。

続いてチームとしての功績を紹介します。8に関連する背番号を背負って出場し、優勝を獲得した「FIFAワールドカップ」「スーペルコパ・デ・エスパーニャ2019-2020」の2タイトルでの功績を見ていきましょう。

ドイツ代表としてこれまでに100回を超える試合をこなしてきたトニクロース。なかでも特筆すべき試合は2014年に行われたFIFAワールドカップです。この大会で全7試合に出場していますが、パスの成功率が84.8％ととても高く、ランキングトップでベストイレブン入りしています。トニクロースの活躍もあり、ドイツは優勝を獲得することができました。

レアル・マドリードは2019-2020シーズンで34回目となるリーガ優勝を果たしました。バレンシアを相手とする準決勝で先制ゴールを決めたトニクロース。相手チームの守備陣形を崩すようなパスも放ち大きく貢献し、チームを優勝へと導いたのです。

ここからは、トニクロースの背番号に関するエピソードを紹介していきます。バイエルン・ミュンヘンではなぜ大きな数字を背負っていたのか、代表チームで8を獲得した理由など、気になるエピソードをご覧ください。

バイエルン・ミュンヘン時代は39という大きな数字を背負っていたトニクロース。バイエルン・ミュンヘンには1～19番の背番号は他クラブから移籍してきた選手が背負い、20～30番台の背番号はバイエルン・ミュンヘンの下部組織からデビューした人が背負うという伝統的なルールがあります。

トニクロースはバイエルン・ミュンヘンのユースだったため、昇格するとともに大きな数字の背番号をもらったというわけです。絶対的なルールではありませんが、歴代の選手がそうしてきたように今でもこのルールが適用されているようです。

トニクロースはレアル・マドリードに所属し、8番の背番号を任されました。トニクロースが移籍する前は元ブラジル代表のカカなど、技術力のある有名選手が背負っていたため、トニクロースが8番を背負うことになったことでマドリードは大騒ぎ。

マドリードのショップでトニクロースのユニフォームが販売されたときは、わずか2時間で完売してしまうほどだったといいます。

トニクロースはドイツ代表チームで8番の背番号を背負っています。サッカーでの8番は、中盤のポジションで攻撃の起点となる選手がよく背負う背番号です。MFのポジションでパスを捌き、攻撃へと繋がるパスを正確に出すトニクロースにぴったりな番号といえます。

代表チームでは2016年から8番を背負うようになりましたが、番号が交換されたのは選手の引退が理由です。ルーカス・ポドルスキが代表を引退することになり、背負っていた10番をメスト・エジルが引き継ぐことになりました。そして、エジルが背負っていた8番をトニクロースが引き継いだというわけです。

トニクロースはプロとして2010年からドイツ代表として試合に出場していますが、プロになる前にもドイツ代表に選ばれたことがあります。それは、17歳のときに参加した2007 FIFA U-17ワールドカップです。総合で5得点決めており、大会MVPとなるゴールデンボール賞を受賞。この大会では8でも39でもない、10の背番号を背負って出場していたのです。

サッカーユニフォームはオンラインショップで購入することが可能です。トニクロースの背負う番号が入ったユニフォームを手に入れて、選手気分でサッカーを楽しみましょう。

2018-2019シーズンのレアル・マドリードユニフォームです。深みのあるネイビーを基調とした大人っぽいデザインで、トニクロースの名前もしっかりとプリントされています。

ドイツ代表はホワイトのシャツとソックスにブラックのパンツを履くのが定番。18-19シーズンのユニフォームは、胸元にボーダーを用いたスタイリッシュなデザインが入っているのが特徴的です。

トニクロース最後のドイツ代表となった20-21シーズンのユニフォームです。全体的にボーダーが入り、シンプルながらも存在感のあるデザインとなっています。

最後に、サッカー選手の背番号に関する記事をピックアップして紹介します。背番号に思入れのあるサッカー選手も多いので、なぜその番号を背負っているのか、以下の記事でぜひチェックしてみてください。

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トニクロースは8の背番号を背負い、数々の功績を残してきました。ドイツ代表は2020年をもって引退することとなりましたが、所属するレアル・マドリードではこれからも頑張っていくと発言しています。8を背負って活躍する今後の姿に注目です。