目次
『ケビンレブローニ』とは
生年月日 | 1964年7月16日 |
---|---|
出身地 | アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア |
身長 | 180cm |
体重 | 102kg~106kg |
腕回り | 60cm |
胸囲 | 144cm |
ウエスト | 73cm |
太もも | 81cm |
カーフ | 48cm |
SNS | インスタ、フェイスブック、YouTube |
ケビンレブローニとは1990年代に大活躍したボディビルダーです。IFBBプロ戦で23回のタイトルを手にしてIFBB殿堂入りも果たしているのにもかかわらず、オリンピアのタイトルのみ獲れず『無冠の帝王』と呼ばれています。50歳を超えた今でもトレーニングを継続しており、多くのファンを抱えています。
まずは、ケビンブローニーのボディビルダーになるまでの生い立ちから見ていきましょう。
ケビンレブローニの生い立ち
筋トレを始めるまで
ケビンレブローニは、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモアに生まれました。6人の兄妹もおり幸せに暮らしていた最中、ケビンレブローニが小学生の時に父親を癌で亡くします。そんな中、追い討ちをかけるかのように高校生の時に母親も癌で亡くしてしまいます。さらに、親戚も同じく癌で何人も亡くしており子供のケビンレブローニはかなりショックを受けました。
筋トレ・ボディビルとの出会い
「次は自分が癌で死ぬかもしれない」と恐怖に纏われながら生活をしていた中、軍隊に所属し短期間でみるみるゴツくなっていく従兄弟を見て衝撃を受けます。これをきっかけに、強くなりたいという思いが強くなり筋トレにのめり込んでいきます。
ボディビルの世界に入った後
その後、筋トレを継続しどんどんデカくなったケビンレブローニは、地元の大会や大きな大会にも出場します。そして、アマチュア最高峰の大会『NPC Nationals』で優勝しプロカードを手にします。
プロ生活
その勢いでプロ転向後も才能をどんどん開花させ、数多くの大会で結果を残しました。しかし、1992年ミスターオリンピアで2位という成績を残した中、大胸筋を断裂する大怪我に見舞われてしまいます。この手術は2回にも及び行われ、初めは8時間以上も続く大手術でした。
しかし、見事復帰し多数の大会で優勝など好成績を納めています。
無冠の王という不名誉
数多くの大会で好成績を残し、23回も優勝を重ねたケビンレブローニですが、ミスターオリンピアだけどうしても優勝できなかったという背景があります。そこから『無冠の王』という不名誉な称号を付けられてしまいました。
引退、そして復帰
そしてついに、2003年に開催された『Strengths Pro Championship』を境にボディビルから距離を置くようになります。引退宣言はしておらず、ボディビル以外の事にも挑戦したいとの理由からで俳優業、テニスやゴルフなどを楽しんでいました。
10年以上この状況が続いていたので、事実上の引退だと誰しもが思っていました。しかし、2016年にオリンピアに復帰するというニュースが流れ話題となります。51歳という年齢でしたが17位に入賞するほど筋肉が仕上がっており、ファンの間では『真の王者』という称号も与えられます。
マッスルメモリーは本当に存在するのかという議題についても自らの身体を持って証明してしまいました。その後も、凄まじいトレーニングを継続しており、どんどんデカくなっています。
ケビンレブローニの大会成績
2003 Strengths Pro Championship:3位
2002 Mr. Olympia:2位
2002 AUSTRALIA PRO INVITATIONAL:4位
2002 IFBB Arnold Classic:5位
2001 British Grand Prix:1位
2001 England Grand Prix:1位
2001 MR OLYMPIA:3位
2000 MR OLYMPIA:2位
2000 Arnold Classic:3位
1999 Grand Prix England:3位
1999 Joe Weiders Pro World:3位
1999 Mr. Olympia:2位
1999 Arnold Schwarzenegger Classic:2位
1998 Mr. Olympia:4位
1997 Arnold Schwarzenegger Classic:8位
1997 Grand Prix Russia:2位
1997 Grand Prix Spain:1位
1997 Grand Prix Czech Republic:1位
1997 Grand Prix England:1位
1997 Grand Prix Finland:1位
1997 Grand Prix Germany:1位
1997 Grand Prix Hungary:1位
1997 Mr. Olympia:4位
1996 Arnold Schwarzenegger Classic:1位
1996 Grand Prix Czech Republic:2位
1996 Grand Prix England:4位
1996 Grand Prix Germany:3位
1996 Grand Prix Switzerland:3位
1996 Mr. Olympia:4位
1996 San Jose Pro Invitational:1位
1995 Grand Prix England:2位
1995 Grand Prix Germany:1位
1995 Mr. Olympia:2位
1994 Arnold Schwarzenegger Classic:1位
1994 Grand Prix Germany:2位
1994 Grand Prix England:2位
1994 Mr. Olympia:3位
1993 Mr. Olympia:5位
1992 Mr. Olympia:2位
1992 Night Of Champions:1位
1992 Chicago Pro Invitational:3位
1992 Grand Prix England:2位
1992 Grand Prix Germany:1位
1991 Nationals – NPC, Overall:1位
1991 Nationals – NPC, HeavyWeight:1位
1991 Junior Nationals – NPC, HeavyWeight:2位
ケビンレブローニの筋トレについて
ほとんどのボディビルダー達は、よく言われているように10回でセットを組めるほどの重量設定を行います。しかし、ケビンレブローニは高重量低回数で行い、時には10セットにしたりとセット数を増やし差分をカバーするという特徴があります。
あの怪物級の筋肉をもつケビンレブローニだからこそできるトレーニング方法なので、一般の方は真似しない方がいいでしょう。
それでは、1週間の筋トレメニューを細かく紹介していきます。
①月曜日:大胸筋、三角筋、上腕三頭筋
ベンチプレス 4セット6〜8回
インクラインベンチプレス 4セット6〜8回
チェストプレス4セット6〜8回
ケーブルクロスオーバー 4セット8〜12回
ペックフライ4セット8〜12回
バーベルショルダープレス 4セット6〜8回
ダンベルショルダープレス 4セット6〜8回
フロントレイズ4セット8〜12回
サイドレイズ4セット8〜12回
リアレイズ4セット8〜12回
ナローベンチプレス 4セット6〜8回
プッシュダウン 4セット8〜12回
トライセプスエクステンション4セット6〜8回
(詳しいやり方を知りたい方はこちら)
ベンチプレスのやり方!正しいフォーム&効果UPのコツ!初心者向けに回数・重量なども徹底解説!
出典:Slope[スロープ]
サイドレイズの種類&フォーム!確実に肩に効かせるコツ〜重量・回数まで解説
出典:Slope[スロープ]
トライセプスエクステンションのやり方!上腕三頭筋に効くコツをダンベル・バーベル別に解説
出典:Slope[スロープ]
②火曜日:脚、腹筋
レッグプレス 4セット6〜8回
45度レッグプレス 4セット6〜8回
レッグエクステンション 4セット8〜12回
ハックスクワット 4セット6〜8回
レッグカール 4セット6〜8回
ケーブルクランチ 4セット8〜12回
レッグレイズ 4セット8〜12回
(詳しいやり方を知りたい方はこちら)
レッグプレスの効果&やり方!平均重量、マシンの正しい使い方も!部位別にメニューを解説
出典:Slope[スロープ]
ケーブルクランチの効果&やり方!短期間で腹筋をバキバキに割るコツを解説!
出典:Slope[スロープ]
③水曜日:背中、上腕二頭筋
ラットプルダウン4セット6〜8回
Tバーロウ 4セット6〜8回
シーテッドロー 4セット6〜8回
ハンマーストレングスハイロー 4セット6〜8回
ハンマーストレングスラットプルダウン 4セット6〜8回
バーベルカール 4セット6〜8回
コンセントレーションカール 4セット8〜12回
ケーブルカール 4セット8〜12回
シーテッドダンベルカール 4セット8〜12回
(詳しいやり方を知りたい方はこちら)
ラットプルダウンのフォーム!腕が疲れず背中に効くコツ!重量・自宅版についても!
出典: Slope[スロープ]
コンセントレーションカールのやり方!確実に上腕二頭筋に効くコツをプロが解説
出典:Slope[スロープ]
④木曜日:オフ
ケビンレブローニは、トレーニングを3分割し3日間で休息日を挟むというスケジュールで行っています。
(筋トレの休息日については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレは休息日が大切!日数〜プロテインの必要性・食事など過ごし方まで解説!
出典:Slope[スロープ]
⑤金曜日:大胸筋、三角筋、上腕三頭筋
月曜日との筋トレメニューと同じとなります。
⑥土曜日:脚、腹筋
火曜日との筋トレメニューと同じとなります。
⑦日曜日:背中、上腕二頭筋
水曜日との筋トレメニューと同じとなります。
トレーニング方法は真似しないのが吉
前途した通りケビンレブローニには、大胸筋が断裂する大怪我をするほど無茶なトレーニングを行っています。それは、彼にしかできない事なので、憧れを持っていても真似するのは辞めるべきです。
ただ、本気でケビンレブローニの筋肉に近づきたい方は、下記の動画のようにバケツを用意して吐くまで追い込むしかありませんね、、、。笑
ケビンレブローニの食事・栄養摂取について
ケビンレブローニは、食事や栄養管理に関しては他のボディビルダーと比べてもかなりストイックです。加工食品は一切受けないほどの徹底ぶり。食事以外のサプリに関しては、プロテインやBCAAなど一般的なものを取り入れている中、プレワークアウトサプリを好んでいます。プレワークアウトサプリのおかげでハードトレーニングを継続できると語っています。
それでは、1日の食事メニューについて詳しく見ていきましょう。
1回目の食事
・卵白10個
・全卵2個
・オートミール50g
2回目の食事
・白米1合(150g)
・魚340g
3回目の食事
・白米1合(150g)
・鶏むね肉340g
4回目の食事
・白米1合(150g)
・魚340g
5回目の食事
・白米1合(150g)
・魚340g
6回目の食事
・卵白12個
ステロイドなど薬物について
【マッスルメモリー】の証明。
— Momi (@Hardstyle_Momi) December 12, 2017
ケビンレブローニは2003年に引退した。みるみる体はしぼみ、13年後、彼の体は2枚目の右側になった。が、2016年の世界大会に呼ばれ、トレーニングを開始。彼は6ヶ月で三枚目の体を作り上げた。もう一度言う、6ヶ月で。ちなみに彼は現在53歳 #1日1筋 pic.twitter.com/kjuRcI54HX
ボディビルダーの話では必ず出てくるステロイドなどの薬物についてですが、やはり使用している説が濃厚と言われています。ボディビルの世界から一線を引いた直後は、一気に体が萎んでしまいステロイドの影響があるのではないかと話題になりました。しかし、復帰後には一気に身体を戻しており現状はクリーンな食生活に拘っているので、使用を辞めているでしょう。
ケビンレブローニは人気漫画グラップラー刃牙のキャラクター『烈海王』のモデル?
グラップラー刃牙(バキ)のキャラクター『烈海王』は身体はケビンレブローニー、顔はヤン・スエをモデルにされたと言われています。漫画のキャラクターのモデルになる程の知名度は、過去の経歴を見ればうなずけますね。
ケビンレブローニは名言も多数残している?
ケビンレブローニは、新人ボディビルダーの心に刺さる名言も数多く残しています。
「強度こそがサイズを作るんだ。」
「重量を求めることが、筋肥大につながる。俺が筋トレを始めた時は、ジムで常に「何kgでカールできる?ベンチプレスできる?スクワットできる?デッドリフトできる?」これが全てだった。結果は見ての通りだ。」
「未来がどうなるか、俺には分からない。ただ、その時のために準備をしておくだけだ。」
「どれだけ時間がかかっても、諦めない限り敗北の2文字は存在しない。」
大胸筋を断裂するほどのトレーニングを継続し、51歳で現役復帰して進化をしているケビンレブローニらしさが言葉に表れていますね。筋肉で世界から注目されるためには、人間離れな事をしなくてはいけないのかもしれません。
(筋トレの名言30選については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレの名言30選!モチベ向上&面白い迷言別に紹介!日本〜海外まで徹底網羅!
出典:Slope[スロープ]
ケビンレブローニは100m走10秒4の快速って噂は本当?
ケビンレブローニは、化物級の身体をしているのにも関わらず100m走10秒4の快速の持ち主です。あの重そうな身体でそんな訳ないと思う方は、下記動画で確認してみてください。
出典:ニコニコ動画
ケビンレブローニの筋肉を拝める画像集!
ケビンレブローニの筋肉を目指してみよう
ケビンレブローニの生い立ち〜現在までの出来事や、筋トレ・食事などについて紹介してきました。50歳を超えてもハードなトレーニングや、食事・栄養管理を徹底していて驚きでしたね。そんなケビンレブローニの筋肉を目指して、筋トレを始めてみましょう。