トリッカーズはダサい？時代遅れ？【結論→おしゃれ】コーデ術〜人気モデルを紹介！

創業当時と変わらぬ情熱とスピリットで伝統的な技法の靴作りを続けてきたトリッカーズは、1989年にロイヤルワラント（英国王室御用達の紋章）を授与されました。このロイヤルワラントは、英国王室で使用するに相応しい高品質のブランドとして認められたという証です。そのようなお墨付きを貰うことのできるブランドは、もちろんそう多くはありません。

また、このロイヤルワラントは一度認定された称号が永続するわけではなく、5年に一度の精査・更新の制度が設けられています。認定以来、約30年に渡って栄誉あるこの称号を維持し続けることができているのも、高いクオリティと洗練されたファッション性で世界中の人々を魅了するトリッカーズだからこそ成せる業です。

（ロイヤルワラントについては以下の記事も参考にしてみてください）

トリッカーズの靴は、伝統的なグッドイヤー・ウェルト製法で作られるダブルソール仕様の靴底を採用しています。この製法の特徴はなんと言っても、リブと細革の部分にあります。他の製法にはないこのギミックがあることによって、中物の部分にクッション材をたっぷりと詰め込むことができ、長い時間履いても疲れを感じにくい効果があるのです。

また、中物のクッションが多く詰まっている分、使用者の足裏の形状に合わせて中底部分が変化することが可能となり、自分にピッタリと合う履き心地の靴へと進化していきます。

革靴は大まかに分けて、美しさを追求したドレスタイプと、歩くことを重視して作れたワークタイプの二種類があります。トリッカーズはその二つの内、ワークタイプの品揃えが豊かなメーカーです。そのため靴についた傷さえも、唯一無二のおしゃれな味へと変えてしまえる懐の広さが、トリッカーズブランドの靴には備わっています。

もちろんメンテナンスをきちんとして大切に愛用していくこともできますし、反対に履き倒してヴィンテージ感を倍増させることも可能。いずれにしても、愛情をたっぷり注いだ自分だけの靴が出来上がることは間違いありません。

トリッカーズの靴には、革靴の部類に入るバートン、ブーツの部類に入るモールトンといった代表的なモデルや、ジョージブーツといった希少性の高いモデルまで幅広い品揃えがあります。長い年月に渡っておしゃれな人々から支持されてきた理由は、時代の流れにも左右されない洗練されたデザインと、高い実用性にあります。

革靴に施されたきれいな穴飾りはメダリオン装飾と言いますが、実はこの装飾、元々はおしゃれなデザインから生まれたものではありません。雨天の多いスコットランド地方特有の気候に合わせてあけられた穴は、革内部に入った水がすぐに排出されて、通気性が良くなるようにという役割の元で誕生した、知恵の結晶です。

その革新的なアイデアが、英国の靴職人の目に留まった結果、デザイン性にあふれておしゃれなトリッカーズの靴作りへと活かされていったのです。一足の革靴やブーツに込められた歴史を知ることで、使うたびに思いを馳せてファッションを楽しむことができます。

ここからは、トリッカーズの革靴やブーツを上手くメンズコーデに取り入れたダサいと思われない着こなしを紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

個性の強い柄シャツと、きれいめのパンツを上手く組み合わせています。ドレスタイプのトリッカーズの革靴が、メンズコーデに華を添えています。

▼着用アイテム

・ネックレス：CODY SANDERSON（¥11,000）
・柄シャツ：used
・ウォレットチェーン：KAIKO（¥8,800）
・パンツ：Wrangler（¥8,800）
・革靴：トリッカーズ（¥86,900）

（柄シャツについては以下の記事も参考にしてみてください）