キミッヒの歴代背番号！32から6に変更の理由は？クラブ〜代表まで！

2021年現在ブンデスリーガのFCバイエルンでプレーするジョシュア・キミッヒは、守備的なサッカー選手として多くのポジションを経験し、その全てを高いレベルでプレーした、世界有数のマルチプレイヤーです。キミッヒは幼少期から2007年までVfBベジンゲンのユースに所属し、VfBシュツットガルトに移籍してユース年代のU-19まで所属しました。

2013年、当時ブンデスリーガ3部リーグのRBライプツィヒライプツィヒへ加入してプロデビュー。デビューシーズンにいきなり26試合に出場、RBライプツィヒの２部リーグ昇格に貢献します。2014年シーズンは27試合に出場し、実力を示しました。そして2015年に850万ユーロの移籍金でFCバイエルンに移籍、1部リーグに挑戦することになります。

2015年のデビューシーズンから23試合に出場し、右サイドバック、センターバック、守備的MFと様々なポジションを経験しているキミッヒは、FCバイエルンの欠かせない中心選手となりました。ドイツ代表でも活躍するキミッヒは、キャリアを積み重ねる中で、歴代様々な背番号を背負ってきています。キミッヒの背番号についてその活躍と共に紹介していきます。

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キミッヒの、クラブでの歴代背番号は以下の通りです。

2007年からVfBシュトゥットガルトでサッカーの練習を開始したキミッヒは、2010年に控え選手としてU17の試合に出場しはじめました。背番号は14番。2010年は9試合に出場して1アシストでしたが、ここからキミッヒの快進撃がはじまります。

VfBシュトゥットガルトに入団した当時のキミッヒの紹介動画です。初々しくてかわいいですね。

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この年からキミッヒはレギュラーポジションを獲得します。背番号は13番に変更しました。守備的ミッドフィルダーとして27試合に出場、5得点6アシストと活躍します。しかしこの頃から恥骨の炎症に悩まされていました。怪我に苦しみながら、キミッヒはVfBシュトゥットガルトU17で存在感を増していったのです。

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この年からU19になったキミッヒは、ここでも21試合出場3得点5アシストと活躍するのですが、首脳陣はケミッヒが線が細く背が低いことを懸念し、プロ契約をしないと決定してしまいました。ケミッヒはそのことに絶望し、退団を決意します。この首脳陣の判断は、後に大きな批判の的になりました。このシーズンの背番号は、14番、8番、6番と三回変わっています。

2013年からRBライブツヒに移籍したケミッヒですが、チームは恥骨の炎症を治療することを優先し、当初はケミッヒを試合には起用しませんでした。一旦下部チームRBライブツヒIIに所属させ、ケミッヒを休ませたのです。後のことを考えるとこれは正しい判断でした。RBライブツヒIIでの背番号は5番です。RBライブツヒU19では6番の背番号を背負っています。

怪我が治り、RBライブツヒで17番の背番号を背負ったケミッヒは、守備的ミッドフィルダーとして公式戦27試合に出場し、2得点2アシストと攻撃参加は控えめですが、守備面で大きな貢献を果たし、RBライブツヒは2部リーグに昇格します。

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2014年、万全の状態でリーグ戦に臨んだケミッヒは、29試合に出場し、2得点2アシスト。数字には表れませんが、守備面で大きな貢献をします。この活躍でティキタカを用いて成果をあげたペップ・グアルディオラ監督の目に留まったキミッヒは、ドイツの名門FCバイエルンへ移籍することになります。

ブラジルのスカウトによる、当時のキミッヒのよいプレーを集めた動画です。背番号17番がキミッヒです。

2015年、FCバイエルンに移籍したキミッヒは、ボランチとして起用されます。FCバイエルンのボランチは当時シャビ・アロンソがいたため、レギュラーではありませんでしたが、チーム事情もありセンターバックも務めプレーの幅を広げていきます。背番号は32番。リーグ戦23試合に出場しました。

守備的起用ということもあり、得点はありませんが、十分な存在感を発揮し、チームに馴染んでいきました。

ニュースターとして期待されたキミッヒの2015年の動画です。守備に、前線へのパス供給にと積極的に動いている様子が見えます。

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2016からはフォーメーションが変わり4-2-3-1のダブルボランチになりますが、ここでもビダルとのポジション争いがあり、控えとしてプレーします。しかし、移籍後初ゴールを決め、通算6ゴール。アシストも13を記録し、目覚ましい活躍をします。

この時のキミッヒのプレー動画です。背番号32番に注目してください。

この年、キミッヒは右サイドバックとしてレギュラーポジションを獲得します。13アシストを記録し、サイドバックとしてヨーロッパで最も多いアシストを記録した選手になり、ドイツのサッカー誌「ビルト」でFCバイエルンの年間MVPにも選ばれます。チャンピオンズリーグではディフェンダーにもかかわらず4ゴールを記録しました。

ブンデスリーガでの連覇、チャンピオンズリーグでの準決勝進出に大きく貢献したキミッヒは、ワールドクラスの選手として注目を集めていきました。

この年のプレー動画です。背番号は32番。ポジションはサイドバックなのでディフェンダーですが、守備だけでなくアシストや自らゴールを狙っていくシーンも多々見られます。この豊富な運動量がキミッヒの真骨頂と言えるでしょう。

（ワールドクラスの選手については以下の記事も参考にしてみてください）

この年のキミッヒの活躍は目覚ましく、全試合フル出場を果たします。ポジションも、右サイドバックだけでなく、チーム事情からボランチのポジションにも入り、前シーズンを上回る16アシストを記録。チームの7連覇に大きく貢献しました。

キミッヒの活躍を集めた動画をチェックしてください。背番号32番です。18番でプレーしているシーンは代表戦です。サッカーでもっとも運動量が必要といわれるボランチで、キミッヒの運動量が生かされています。

このシーズンもケミッヒは大活躍しました。優勝に大きく前進するゴールを華麗なループシュートで決めたシーンが印象的です。また、チャンピオンズリーグでも、準々決勝FCバルセロナ戦で1ゴール1アシスト、準決勝リヨン戦でも2アシスト、決勝のパリ・サンジェルマン戦でも決勝ゴールをアシストし、FCバイエルンのチャンピオンズリーグ優勝に貢献しました。

動画でこのシーズンのケミッヒのプレーをチェックしてください。年々研ぎ澄まされ、凄みの増すケミッヒのプレーが堪能できます。

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チアゴ・アルカンタラの移籍に伴い、チアゴのつけていた背番号6を受け継ぐことになったケミッヒ。ポジションはセンターハーフに定着しました。センターハーフはゲームをコントロールする、攻撃の中心となるポジションであり、キミッヒがFCバイエルンの中心選手になったことを意味します。チームは9連覇を達成し、さらにDFLスーパーカップでも優勝しました。

プレイ動画で、キミッヒのサッカー選手として成熟したプレーを見てください。より攻撃的なプレーが増えていますが、守備にも貢献しています。

今後も成長と活躍が期待されるキミッヒは、FCバイエルンとの契約を2025年まで延長し、FCバイエルンの司令塔としてサッカーをプレーし続けることになりました。

キミッヒのドイツ代表での歴代背番号は以下の通りです。

2013UEFA U-19欧州選手権に背番号6番と11番で出場したキミッヒですが、この年はチームも予選敗退と目立った活躍はできませんでした。

2014UEFA U-19欧州選手権に背番号6で出場したキミッヒは、決勝のポルトガル戦を含む4試合に出場し、ドイツU19の優勝に貢献します。この頃からキミッヒは、世界的にも注目されはじめました。

2015年U21代表に選ばれたキミッヒは、UEFA U-21欧州選手権に4試合出場、代表通算14試合に出場し、2得点を上げました。

2016年にA代表に初招集されたキミッヒは、UEFAユーロ2016グループリーグ第3戦北アイルランド代表戦で右サイドバックとして初先発。決勝トーナメントからはレギュラーとして定着します。チームは準決勝でフランス代表に敗れ優勝を逃したものの、キミッヒ自身はベストイレブンに選出されました。

ヨーロッパで最も優れたディフェンダーに選ばれたキミッヒのインタビュー動画です。

2017年、ロシアで開催されたFIFAコンフェデレーションズカップのメンバーに選出され、決勝のチリ戦を含む全5試合に出場し、優勝に貢献しました。

ドイツの優勝までの軌跡を記録した動画です。背番号18番がキミッヒです。決勝のチリにはFCバイエルンのチームメイトであるビダルがおり、対戦が注目されましたが、試合中キミッヒがチリのキーパーに詰め寄った際に、キミッヒとビダルの小競り合いに発展してしまいました。両者イエローカードになりましたが、遺恨は残らなかったようです。

2018年はロシアで行われたFIFAワールドカップに背番号18で出場しますが、決勝トーナメント進出を逃します。UEFAネーションズリーグにも背番号6番と18番で出場したキミッヒでしたが、ドイツ代表は予選トーナメントで2引き分け、2敗に終わり、いい所なしに終わってしまいました。

ネーションズリーグのフランス戦でのキミッヒの奮闘を記録した動画です。ワールドカップで歴史的惨敗を喫した最悪の状態のドイツ代表でも、キミッヒは戦い続けました。

キミッヒは背番号6番で代表に選ばれるものの、コロナ禍の影響で大会は中止されました。

2020-2021ネーションズリーグに背番号6で出場したキミッヒですが、2勝1敗1分で予選敗退に終わりました。

コロナウイルスの流行により延期され、2021年に行われたUEFAユーロ2021に背番号6で出場したキミッヒでしたが、決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいます。

背番号6番をつけていたチアゴ・アルカンタラの移籍に伴い、チアゴの背番号6番を受け継ぐことになったキミッヒ。背番号は、1番がゴールキーパー、9番がセンターフォワード、その他ははっきりと決まっていませんが、レギュラーメンバーは1から11番をつけるのが通例となっているので、キミッヒがFCバイエルンのレギュラーメンバーになったことを意味します。

6番はマルティン・デミチェリス、ハンジ・フリック、フランツ・“ブレ”・ロートなど、伝説的選手がつけていた背番号で、キミッヒは後継になります。キミッヒの活躍に相応しい背番号を得たということになるでしょう。

（伝説的選手については以下の記事も参考にしてみてください）

サッカーでは、それほど頻繁に背番号を変えるわけではありません。背番号6はチアゴ・アルカンタラがつけていた背番号でした。チアゴの移籍で背番号6がキミッヒに与えられることになったのです。チアゴもキミッヒのように様々なポジションを経験したマルチプレイヤーであり、キミッヒに相応しい背番号といえます。

キミッヒに背番号6を与えた首脳陣の期待の大きさも表しています。キミッヒをFCバイエルンの中心選手とみなしているということです。

キミッヒは元々守備的ミッドフィルダーからキャリアをスタートさせたサッカー選手です。足の速さや攻守の切り替えのうまさ、パスの精度の高さなど、サッカーの基本能力に長けたキミッヒは、FCバイエルン加入当初は攻撃参加も求められるサイドバックとして起用され、チーム事情によりセンターバックもプレーしたことのある万能選手です。

基本的に守備の選手だったキミッヒですが、背番号6になって、トップ下で起用されるケースがでてきました。トップ下は攻撃性が求められ、時にゴールも求められる攻撃的ポジション。元々ディフェンダーとしてはゴールもあり、多くのアシストもしてきた選手ですが、トップ下もできるとなると、できないポジションはないのではないかと思われる程の万能ぶりです。

2021年現在、FCバイエルンで背番号6を背負っているキミッヒ。背番号6は、決まっているわけではないのですが、守備的ミッドフィルダーがつけることが多い背番号です。元々守備的ミッドフィルダーだったキミッヒは、過去にも6番をつけていたことがありました。

VfBシュトゥットガルトU19では最後は6番で、RBライブツヒでも6番をつけていました。FCバイエルンでもボランチに起用されたことは嬉しかったと語っていますし、守備的ミッドフィルダーのポジションと背番号6番への愛着は強いと思われます。

FCバイエルンでは移籍当初から32番をつけていたキミッヒですが、過去にマッツ・フンメルスもつけていた背番号です。キミッヒはマッツ・フンメルスを越える選手になるのではないかと期待できます。今後FCバイエルンの32番といえばキミッヒということになることをファンも望んでいるのかもしれません。

UEFA EURO2016で初めてA代表に選出された時の背番号は21番。控え選手がつける番号で、それも下の方といえるでしょう。そこから決勝からは先発に定着し、ベストディフェンダー賞までとってしまいました。世界的スターサッカー選手誕生の瞬間です。

背番号6はかつてはサイドバックの選手がつけることの多い背番号でした。現代では守備的ミッドフィルダー、特にボランチがつけることの多い背番号です。現代の背番号6の選手というと、フランス代表のポール・ポグバ、イタリア代表マルコ・ヴェラッティ、スペイン代表、キミッヒにバイエルンでの6番を譲ったチアゴ・アルカンタラなどがいます。

過去の偉大な選手としては、ドイツ代表マティアス・ザマー、イタリア代表フランコ・バレージ、ブラジル代表アウダイールなどがいます。いずれもサッカー史に名を残すような選手たちで、キミッヒもそこに名を連ねることになりました。

キミッヒのレプリカユニフォームが販売されています。紹介していきましょう。

FCバイエルン2020-2022最新のユニフォームです。こちらはホームゲームで使用するもの。赤を基調としたおなじみのユニフォームです。キミッヒの名前と背番号6が入っています。サイズはS/M/L/XL/XXL/3XLと豊富です。購入は下のリンクからどうぞ。

FCバイエルン2020-2022最新のユニフォームです。こちらはアウエイゲームで使用するもの。サイズはS/M/L/XL/XXL/3XLと豊富です。黒を基調としたかっこいいユニフォームに、キミッヒの名前と背番号6がはいっています。購入は下のリンクからどうぞ。

2020-2021のドイツ代表ユニフォームです。UEFA EURO2020で着用したモデルで、キミッヒの名前と背番号6が圧着してあります。サイズはXS/S/M/L/XL/XXLがあります。購入は下のリンクから。

2020-2021のドイツ代表のアウエイで使用したユニフォームです。UEFA EURO2020で着用したモデルです。キッミヒの名前と背番号が圧着されています。サイズはS/M/L/XL/XXLがあります。購入は下のリンクから。

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期待の新星ハーランドの歴代背番号です。ドルトムント所属でキミッヒとの対戦の機会も多い選手です。ハーランドについてチェックしてください。

セリエAのインテルでプレーするルカクの歴代背番号です。インテルのエースの背番号をチェックしてください。

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背番号6を受け継ぎ、すっかりFCバイエルンの顔になったキミッヒ。そのマルチプレイヤーとしての才能は他に類を見ないものです。今後の活躍が期待されます。