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ダンベルミットは家トレで大活躍!使い方〜自作&代用法、おすすめ商品も!

2021年02月02日

自宅でのデッドリフトにはダンベルミットが欲しくなります。しかし、そこまで予算がなかったり、どれがいいのかわからなかったりするのも事実です。そこで今回は、ダンベルミット・ダンベル用クッションの使い方や他に代用できる物、さらにおすすめの商品も紹介していきます!

【監修】パーソナルトレーナー 柴山智幸

『身体の全てを整えて生活を豊かに』というコンセプトで目標達成+機能改善トレーニングを提供しています。猫とお酒が好きです。
【所属】出張パーソナルトレーニングジム5toolgym代表
【SNS】HP / Instagram / Twitter

ダンベルミットとは?

出典:https://bodymakeplus1.com/blog/2019/04/11/2573/

ダンベルミットは、ダンベルを落とすためのクッションのようなものです。重いダンベルから手を離すのは、ダンベルミットにダンベルを落とすようにすれば楽にできます。使い方は、ただ敷いておくだけです。

ダンベルを直接家の床に落としてしまうと大きな振動や騒音が出てしまい、同居人や近隣の住民からクレームがくるでしょう。そういったことは頭で理解しているはずですが、きつい負荷をかけた筋トレの直後は、気をつけようにもなかなかダンベルを静かに床に置くということはできません。それを助けるためにも、自宅でダンベルミットは必要になります。

ダンベルミットにはさまざまな商品があり、値段もまちまちです。中には数万円の物もあり、そういったものを購入するのは容易ではありません。そこで今回は、ダンベルミットのおすすめ商品や、ダンベルミットを自作したり何かで代用したりする方法を紹介していきます。購入を迷われている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ダンベルミットを使うメリット・デメリット

まずはダンベルミットを使うメリットとデメリットを合わせて見ていきましょう。そうすれば、どんなダンベルミットを導入すべきか考えるきっかけが生まれるはずです。

ダンベルミットを使うメリット

ダンベルを使った筋トレは、基本的には手で持ち上げてから始めます。しかし、デッドリフトは使い方が別です。ダンベルを床に置いた状態から始めなければいけません。

ダンベルを家の床に落とした時の音や衝撃は想像できるでしょう。それらを防ぐためにも、床にダンベルミットを敷いておくことは必要です。それだけでなく、重いダンベルを床に置くだけで、家の床が材質によっては傷やへこみがつく可能性があります。自宅でダンベルを扱う場合、ダンベルミットを設置した方が良いでしょう。

さらに、ダンベルを落としてしまった場合、破損の心配は床だけではありません。アジャスタブルダンベルのような細かい部品が組み合わさっている物は、破損しやすいという特徴があります。アジャスタブルダンベルは値段もそれなりにしますので、買い替えをしたくなければ、自宅でもダンベルミットは使うべきです。

ダンベルミットを使うデメリット

ダンベルミットを設置すると、床がダンベルミットの厚みの分だけかさ上げされた状態になります。そうすると、デッドリフトでダンベルを下ろす際にその高さの分だけ下ろすことはできません。筋トレの効率を求めた場合、ちょっとした高さであっても、その分だけ追い込めなくなります。

そういったことをなくしたいのであれば、段差のある所でデッドリフトするようにして、低い場所にダンベルミットを敷くようにしましょう。あるいは、ダンベルミットの厚さの分だけ足場もかさ上げするという方法があります。ダンベルミットでできる段差は気になりますが、ちょっと使い方を変えるだけで快適なトレーニング環境のできあがりです。

(デッドリフトの正しいフォームについては以下の記事も参考にしてみてください)

ダンベルミットを使っている人の口コミ

では、実際にダンベルミットを使用した場合はどうなるでしょうか。ダンベルミットの使用感について、SNSでの声を参考にして、どんな使い方をすればいいかなどを見ていきましょう。

重いダンベルでも受け止めてくれる!



40kgのダンベルは重さもさることながら、大きさもかなりあります。それでもサイズが大きめのダンベルミットなら問題ありません。しっかりとダンベルを受け止めて、音や衝撃を吸収してくれます。ジムに設置してある物と同じようなダンベルミットが自宅でも使えるようであれば、全く問題ありません。

心置きなくデッドリフトができる!



デッドリフトはバーベルでも行い、ダンベルよりも負荷をかけることができます。もちろんバーベルはダンベルよりも大きいので、それを受け止めるにはより大きな物が必要です。上の画像を見る限り、ダンベルミットにバーベルを乗せるという使い方でも何ら心配はいりません。自宅でも心置きなくデッドリフトできるでしょう。

人が乗ってもビクともしない!



こちらは動画で発信者の膝やケトルベルをダンベルミットに落とすところを見られます。かなり力を入れて落としているようですが、どちらを落としても音や衝撃がほとんどないのがわかります。ダンベルミットに傷1つ付きません。ダンベルミットがあれば、家でも安心して筋トレができるでしょう。

(ケトルベルデッドリフトについては以下の記事も参考にしてみてください)

おすすめのダンベルミットはコレ!

ここからは、おすすめのダンベルミットを3つ紹介します。なお、各メーカーで商品名が異なりますが、全てダンベルミットのことであると思ってください。

FIELDOOR製ダンベルミット

2個セットでおよそ1万円と、ダンベルミットの中ではお買い得の商品です。持ち手も付いていて、家の中で運ぶのも楽にできます。初めてダンベルミットを買うのであれば、このあたりがおすすめでしょう。nn高密度のウレタンチップフォームを使用することにより、重いダンベルでもしっかりと受け止めることが可能です。厚さが15cmもあれば、自宅でも安心してダンベルを扱えるでしょう。カバーはファスナーで外せますので、手入れも簡単にできます。

個数2個セット
ブラック
サイズ60cm×40cm×15cm(1個)
重量4.85kg×2
材質ウレタン/PCV

WILD FIT製ダンベルクッション

こちらは1個からの販売となっています。価格などの表示は1個あたりのものです。nnカバーが取り替えられて、かつカバーだけ購入できるのは、他の商品には見られません。カバーの中身も3層構造となっており、落下したダンベルの衝撃を吸収して、クッションからの跳ね返りも防ぎます。家の床へのダメージや階下への騒音もなく、特に自宅が集合住宅の方におすすめの商品です。

個数1個
ダークブラウン
サイズW65cm×D55cm×T16cm(多少の誤差が生じる場合あり)
重量約3.2kg
材質(カバー)キャンバス生地

BULL製ダンベルドロップマット

パワーリフティングの器具を扱うブランドであるBULLのダンベルドロップマットです。値段はそれなりに高いですが、ノウハウのあるブランドの商品と考えれば納得がいくのではないでしょうか。nn音や衝撃を吸収するのはもちろん、家の床を傷めることもありません。持ち手が付いていますので、持ち運びにも便利です。汚れに強い国内産のレザーを使用しています。ただし、受注生産品なので発送までに1ヶ月程度待たなければいけません。

個数2個セット
ブラック
サイズW700xL500xH150(1個)
重量
材質国内産レザー(表面)

(ダンベルのおすすめについては以下の記事も参考にしてみてください)

ダンベルミットは自作できる?

ダンベルミットはそれなりに値が張りますので、今すぐ買うのはと思う人もいるでしょう。そんな時にはダンベルミットを自作するという方法もあります。実際にダンベルミットを自作した人の例を見て、是非参考にしてください。

ダンベルミットをヨガマットで自作



こちらの人は、いらなくなったヨガマットとマットレスでダンベルミットを自作しました。比較的簡単に作ったようです。

ヨガマットとマットレスを適当な大きさに切り、それらを両面テープや布テープで貼り合わせただけで完成です。それだけでもかなりの防音効果や衝撃吸収力が得られます。しかし、その方法はいらなくなったヨガマットやマットレスがないとできません。それらをわざわざ買うくらいなら、安めのダンベルミットを購入しましょう。

ダンベルミットをダンボールで自作



ダンボールは丈夫でありながら、カッターなどで加工が容易にできる素材です。さらにスーパーなどからタダでもらってくることもできるため、なるべくダンベルミットにお金を掛けたくない人にはその方法も考えられるでしょう。

作り方は、同じ大きさに切り揃えたダンボールを何枚も重ねてから、ビニール紐などで束ねるだけです。もちろん本物のダンベルミットと比べると、耐久性などでやや劣ります。しかし、ダンボールでいくらでも作ってしまえばいいのです。見た目はいまいちですが、それなりに音や衝撃を吸収できますので、ダンボールでダンベルミットを自作するのも悪くはありません。

床自体を自作で補強

出典:https://card-media.money.rakuten.co.jp/articles/2019/08/21/01/

ダンベルミットどころか、自宅の筋トレ部屋全体の床を自作で補強するという方法もあります。高いところからダンベルを落としたりするのには対応できかねますが、ちょっとした衝撃くらいであればこの方法も有効です。面倒に感じるかもしれませんが、さほど費用も手間もかかりません。

まずは床の上に衝撃を吸収できる素材のジョイントマットを敷き詰め、その上にコンパネ材を敷きます。それらの上にクッションフロアを貼り付ければ完成です。この3つはホームセンターなどで調達できますので、すぐに手に入るでしょう。1万円程で揃えられますし、設置する作業も1時間あれば終わります。

(筋トレ部屋の作り方については以下の記事も参考にしてみてください)

ダンベルミットは購入せず他のもので代用も可能

ダンベルミットを買うのは高いし、自分で作るのも面倒だと思う人もいるでしょう。そんな人は、何か別の物で代用するしかありません。実際に何かで代用している人の使い方などを見て、是非参考にしてください。

トレーニングマット

出典:https://91683924.at.webry.info/200905/article_6.html

ダンベル落下の衝撃を吸収するダンベルミットとは別に、ダンベルマットという商品名で売られている物もあります。ダンベルミットと実質同じ物もありますが、中にはゴムなどでできている薄手の物もあり、購入時には注意しなければいけません。おそらくはトレーニングマットの一種でしょう。ダンベルミットとして代用するには、あくまでも一時的にすべきです。

キックミット

出典:https://bodymakeplus1.com/blog/2019/04/11/2573/

キックミットとは、格闘技の練習でパンチやキックを受ける時に使う道具です。時には数トンにもなる衝撃を受け止められますので、ダンベル落下の衝撃にも効果的といえるでしょう。画像で見る限りでは、サイズ感も悪くありません。通販サイトには1000円台のキックミットもありますので、代用品として選択肢の1つに考えてもいいのではないでしょうか。

市販のクッション

出典:https://xn--u9j030gy6ek0jytj85k80n.com/zitaku-daiyou-bouon/

出せるのは数百円までという人でしたら、市販のクッションで代用するという手もあります。100円ショップに行けばいくらでも見つかるでしょう。ただし、100均のクッション1枚ではダンベルの重さを受け止めきれないので、何枚か重ねて使うことがおすすめです。画像の物は800円ほどしますが、多少は厚みもありますので、代用品として十分に使えます。

ダンベルを使った筋トレメニューはこちら!

こちらでダンベルを使った筋トレメニューを5つ紹介します。自宅でのトレーニングに是非役立ててください。

ダンベルミットで自宅トレーニングを充実させよう!

自宅で筋トレする人は、隣近所に迷惑を掛けないように配慮しなければなりません。ダンベルミットがあればダンベル落下時の音や衝撃を防げますので、そういった配慮ができます。筋トレのメニューは人それぞれで、使う道具もさまざまです。自分に合ったトレーニング環境を追求して、充実したトレーニング生活を送りましょう!