目次
ブラッドピットの筋トレの特徴的な理論・考え方の1つ、それが軽めの重量&高回数の設定です。通常、筋肉を大きくしたい場合には6回から12回で限界を迎えるような中重量&仲介数のトレーニングが推奨されます。しかし、ブラッドピットは軽めの重量で15回や25回などの高回数でトレーニングしていました。
理由は単純に映画「ファイト・クラブ」で演じる役はボディビルダーのような大きな筋肉ではなく、細マッチョのような引き締まった筋肉が必要だったからです。そして実際に大きな成果を出しています。そのためこの時のブラッドピットのような体を目指したい人にとってはこの理論を意識してトレーニングしてみる価値は十分にあると言えるでしょう。
1日1部位のトレーニング
ブラッドピットの特徴的な筋トレの理論・考え方はもう1つあります。それが1日に1部位だけを鍛えるというものです。これはブロスプリットという体を5分割して1週間に1部位1回だけ鍛える方法とほぼ同じです。ただ、ブラッドピットのメニューでは脚は鍛えずに代わりに高強度の有酸素運動を入れています。
ちなみに一般論としては1日1部位の分割法よりは1日2、3部位に分けてより高頻度で鍛える方法の方が有効と考えられています。なぜなら筋肉の超回復は48~72時間ほどで回復するため、週に1回では超回復後の無駄な時間が長くなるからです。
もちろん、このブラッドピットの分割法でも効果がないわけではありません。しかし、効率を意識するのであれば、1日1部位よりも2、3部位に分けた分割法によるメニューをおすすめします。
(筋トレの分割法については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレは分割法より全身法?初心者〜上級者の回数・1週間の頻度のおすすめを解説!
出典:Slope[スロープ]
高強度の有酸素運動を組み合わせる
詳しくは後ほど説明しますが、ブラッドピットの筋トレメニューには高強度の有酸素運動も組み込まれています。そうすることで脂肪燃焼を促進し、よりかっこいい見た目の筋肉を作れるのです。高強度であるため誰もができるわけではありませんが、体力に自信がある人はぜひ挑戦してみてください。
ブラッドピットが行う筋トレメニュー
トレーニングのベースとなる理論や考え方を解説しましたので、次にその理論などを使った実際のブラッドピットの1週間の筋トレメニューについて紹介します。ちなみに重量も掲載しますが、あくまでもこの重量はブラッドピットが使用していた数字です。このメニューを実践する時には無理をせずに自分の力に合わせた重量を使うようにしてください。
月曜日
月曜日は胸を鍛える日です。複数の種目を通じて、大胸筋をさまざまな角度から刺激していきます。具体的な筋トレメニューは以下の通りです。
①腕立て伏せ:25回×3セット
②ベンチプレス:75kg×25回、88kg×15回、100kg×8回
③ノーチラスプレス(チェストプレス):36kg、45kg、60kg×15回ずつ
④インクラインプレス:36kg、45kg、60kg×15回ずつ
⑤ペックデック:27kg、31kg、36kg×15回ずつ
(安全に大胸筋を鍛えられるスミスベンチプレスについては以下の記事も参考にしてみてください)
スミスマシンベンチプレスの使い方!種類別のやり方&向き・角度などコツを徹底解説
出典:Slope[スロープ]
火曜日
火曜日は背中を鍛える日です。こちらも大胸筋と同じく複数の種目を通じて、背中の広背筋や僧帽筋、大円筋などを鍛えていきます。具体的な筋トレメニューは以下の通りです。
①プルアップ:限界まで×3セット
②シーテッドローイング:34kg、36kg、39kg×1セットずつ
③ラットプルダウン:61kg、68kg、75kg×1セットずつ
④Tバーローイング:36kg、43kg、50kg×1セットずつ
(背中の厚みが増すことにも期待できる筋トレのグッドモーニングについては以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレ『グッドモーニング』のやり方!脚やせ効果UPのコツ!太もも・脊柱起立筋を強化!
出典:Slope[スロープ]