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ドラゴンフラッグは腹筋メニューで最強の筋トレ
ドラゴンフラッグは、腹筋を中心に、背筋や腰、腕などの筋肉も鍛えられる、ベンチを使った最強の自重トレーニング種目です。アクション俳優のブルース・リーが考案したとされており、映画「ロッキー4」に登場したことでも知られています。
ただ、身体を鍛えぬいた武道家がさらに上を目指して考案した筋トレなので、これを行うにあたっては基礎的な体力と筋力があることが必須です。初心者はまず、正しいフォームを身につけることに集中しましょう。では、まずこのトレーニングで鍛えられる筋肉部位や得られる効果について見ていきます。
(動画で見たい方はこちら)
(自宅にあるもので代用して出来るドラゴンフラッグについては以下の記事も参考にしてみてください)
ドラゴンフラッグは床でも出来る!自宅にある物で代用して行う方法を紹介!
出典:Slope[スロープ]
ドラゴンフラッグで鍛えられる筋肉部位、得られる効果
ドラゴンフラッグは主に腹筋を鍛えるトレーニングですが、周辺の他の筋肉にも負荷をかけることができます。では、具体的にその効果を見ていきましょう。
腹直筋
ドラゴンフラッグでは、腹筋群のなかでも特に腹直筋を鍛えるトレーニングです。腹直筋は背中を丸めて骨盤と胸を近づける作用を持っています。また、シックスパックを作る筋肉部位でもあります。
なお、ドラゴンフラッグを行うためには基礎的な腹筋力が必要です。あらかじめクランチなどの基本メニューで腹筋を鍛えたうえで挑戦しましょう。
ずーみー(泉風雅)
ドラゴンフラッグと、アブローラーで行う「立ちコロ」が正確なフォームでこなせるようになれば、腹筋はかなり強化されていると言えるでしょう。
しかし、これらの種目は非常に難易度が高く、いきなりできるようになるものではありません。そのため、段階的に負荷を上げていく必要があります。
(腹直筋の鍛え方については以下の記事も参考にしてみてください)
腹直筋の鍛え方!短期間でシックスパックになる筋トレ!自宅〜ジム対応種目を多数紹介
出典:Slope[スロープ]
その他効果のある筋肉部位
ドラゴンフラッグにおいて、腹直筋に次いで鍛えられるのが腸腰筋群です。体幹部と下半身をつないでいるインナーマッスルで、腸骨筋・大腰筋・小腰筋の3つから構成され、骨盤の維持・股関節の屈曲といった動作を担っています。ドラゴンフラッグを行うには、腸腰筋群の基礎的な筋力も欠かせません。
また、腹筋群や腸腰筋群の拮抗筋である長背筋群も、このドラゴンフラッグで鍛えられます。長背筋群は多裂筋・回旋筋・脊柱起立筋などからなり、姿勢の維持や体幹の回旋及び伸展などの作用を持っています。脊柱起立筋をはじめとする背筋群の筋力が不足していると、ドラゴンフラッグの動作において体幹を直線にキープすることが難しくなります。
さらにこの種目は、上半身を引きつけて固定することから、上半身の引く動作を行う筋肉部位にも効果があります。なかでも特に負荷をかけられるのが上腕二頭筋です。上腕二頭筋は長頭と短頭から構成されており、前腕の回外や肘関節の屈曲などの動作を担っている筋肉です。
ずーみー(泉風雅)
ドラゴンフラッグを行うためには、レッグレイズを30回こなせる程度に腸腰筋群が鍛えられていると良いでしょう。また、背筋群は、ハイパーエクステンションで鍛えるのがおすすめです。20回以上の反復ができるようになれば、ドラゴンフラッグに挑戦する基礎筋力があると言えるでしょう。