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ネドベドの歴代背番号!ユベントスの11が代名詞?クラブ〜代表での功績も!

2021年09月19日

ユベントスのクラブチームで大活躍し、チェコ代表としても「チェコの大砲」と呼ばれるほど知られている元サッカー選手のネドベド。ネドベドは背番号11番で主に活動していますが、11以外の背番号もつけています。今回は、ネドベドの歴代背番号について詳しく解説します。

ネドベドの背番号といえば11番!

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生年月日(年齢)1972年8月30日(49歳)
出身チェコ ヘプ
身長177cm
所属チーム歴・FKデュクラ・プラハ
・ACスパルタ・プラハ
・SSラツィオ
・ユベントスFC

チェコ出身の元サッカー選手のパベル・ネドベド。ネドベドは、豊富なスタミナ、フィジカル力など高い身体能力を兼ね備えており、献身的に走ってチームの中心を走っていた選手です。ポジションは主に左サイドハーフでしたが、ボランチ、ウイング、トップ下などディフェンスのラインの上のポジションならどこでもプレーすることができました。

このプレースタイルを生かし、イタリアの1部リーグセリエAのラツィオやユベントス、チェコ代表としても活躍し、「チェコの大砲」とも評されています。そんなネドベドの背番号といえば「11番」というイメージがありますが、違う背番号をつけていたこともありました。今回は、ネドベドの歴代背番号について詳しく紹介します。

(サイドハーフやボランチについては以下の記事も参考にしてみてください)

ネドベドの歴代背番号【クラブ編】

出典:https://www.pinterest.jp/pin/829154981366659027/
所属年(年齢)所属チーム背番号
1991-1992年(19歳)FKデュクラ・プラハ
1992-1996年(20~24歳)ACスパルタ・プラハ8,9,4
1996-2001年(25~30歳)SSラツィオ18
2001-2009年(31~39歳)ユベントス11

ネドベドは、現役引退までさまざまなクラブチームに所属していました。それでは、1991年から所属していたFKデュクラ・プラハの背番号からみていきましょう。

FKデュクラ・プラハ(1991-1992年)

出典:https://twitter.com/andpom147/status/1355850828813393923?s=20

ネドベドは1986年にスコダ・プルゼンという地元のクラブに加入していました。その後、1991年1月に「FKデュクラ・プラハ」というクラブに移籍。1シーズン所属していますが、この当時のネドベドの情報がなく、背番号については不明となっています。

ACスパルタ・プラハ(1992-1996年)

出典:https://twitter.com/Grantnffc1/status/1404379079927816194?s=20

1992-1993シーズンに「ACスパルタ・プラハ」に移籍。移籍当初はなかなか活躍できずにいましたが、2シーズン目には主力としてリーグ連覇に貢献しています。この活躍が認められ、1994年6月のアイルランド戦でチェコ代表デビューを果たしています。1994-1995シーズンは、背番号8番・9番を主につけていました。

こちらの動画は、1995年の「ACスパルタ・プラハ」でのネドベドの貴重なプレー映像です。この試合で、ネドベドは4番をつけています。

正確な年代は分かっていませんが、およそ1995-1996シーズンよりチェコのサッカーリーグで背番号が固定制になりました。当時のネドベドは主に4番をつけていましたが、その他にも3番や5番の背番号を付けていたときもありました。

SSラツィオ(1996-2001年)

出典:https://twitter.com/FootyAccums/status/1111729172802617344?s=20

1996年よりイタリアのセリエAのSSラツィオに移籍。ネドベドの背番号は加入から退団まで18番をつけていました。加入当初より主力として活躍を見せ、1999-2000シーズンにリーグ優勝に貢献しています。

ネドベドの1996-2001シーズンのSSラツィオ時代のゴール集です。ネドベドは137試合出場し、33得点を記録し、スタミナを武器に活躍を見せました。

ユベントス(2001-2009年)

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2001-2002年シーズンに、SSラツィオの資金難の影響でチームから放出せざるを得なくなり、ユベントスに移籍しました。当初はユベントスにネドベドがフィットしていないと評されていましたが、2002-2003シーズンよりユベントスの大黒柱となり、ほとんどの試合にフル出場しました。

こちらの動画では、2002-2003シーズンのネドベドの活躍をまとめています。加入当初からネドベドは背番号11番を背負い、2002-2003シーズンにはバロンドール、セリエA最優秀選手、セリエA最優秀外国人選手などサッカー界で有名な個人賞を数々獲得しています。

(デルピエロについては以下の記事も参考にしてみてください)

ネドベドの歴代背番号【チェコ代表編】

出典:https://twitter.com/jfa_samuraiblue/status/1254967528020774913/photo/2
所属年(年齢)所属チーム背番号
1996年(24歳)ユーロ19964
1997年(25歳)コンフェデレーションズカップ4
2000年(28歳)ユーロ20004
2004年(32歳)ユーロ200411
2006年(34歳)ワールドカップ200611

ネドベドは1996年よりチェコ代表選手としても活躍してきました。ネドベドはスタミナを武器に、着実なプレーを見せて評価されてきました。それでは、ネドベドが初めてチェコ代表をして試合に出場したユーロ1996年からみていきましょう。

ユーロ1996(1996年)

出典:https://www.planetfootball.com/nostalgia/tribute-pavel-nedved-man-managed-replace-zinedine-zidane/attachment/czech-player-pavel-nedved-celebrates-after-scoring/

ネドベドが初めて代表デビューしたのは、1994年6月に行われた親善試合のアイルランド戦でした。残念ながら、当時の背番号については詳細が不明です。次にネドベドに招集がかかったのは、1995年のユーロ1996予選でした。

EURO1996年のロシア戦でのハイライト動画です。ネドベドは、大会本戦のメンバー入りを果たし、背番号は4番をつけています。ユーロ1996では、5試合中5試合に出場し、主力として左サイドハーフで活躍を見せました。

コンフェデレーションズカップ(1997年)

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1997年に行われたコンフェデレーションズカップでは、ネドベドは背番号4番をつけ大会全5試合に出場しています。チェコ代表は3位に入賞しています。

ユーロ2000(2000年)

出典:https://twitter.com/futbolmundialsp/status/1287319595196522498?s=20

2000年に行われたユーロ2000では、ネドベドは背番号4番をつけ、全3試合にフル出場しています。この年のチェコ代表は残念ながら、グループステージで敗退しています。

ユーロ2004(2004年)

出典:https://twitter.com/EURO2020/status/770532362140680192?s=20

2002年の日韓W杯欧州予選では、カレル・ポボルスキー、ヤン・コレルなどのチェコ代表史上最強といわれたメンバーでプレーオフしますが、ベルギー代表にホーム、アウェイとともに立て続けに敗れてしまい、W杯本戦出場を逃しています。

その後、ユーロ2004からネドベドは背番号11番を背負い、全5試合中4試合に出場します。こちらの動画は、グループステージ第2戦のオランダ対チェコの試合の様子です。この試合は、両チーム素晴らしい選手が集まっており、とてもいい試合だったことから伝説の試合だといわれています。

チェコはこの試合に見事勝利しますが、準決勝のギリシャ戦でネドベド足を負傷し交代。チェコ代表はその後延長戦でギリシャに敗れてしまいました。

ワールドカップ2006(2006年)

出典:https://twitter.com/FM_Twittah/status/1296157987070005252?s=20

ユーロ2004後、ネドベドは「代表で怪我をすればクラブに迷惑がかかる」と一度代表を引退。しかし、ネドベドのいないチェコ代表は、予選で敗退しプレーオフに回っていました。ネドベドは母国のワールドカップに出場のため、プレーオフ2試合限定でチェコ代表復帰を決意します。

その後、ノルウェーとのプレーオフを制し、チェコはW杯本大会出場権を獲得。その後、ドイツワールドカップ敗退後まで代表引退を延長し、3試合にフル出場しています。

こちらの動画は、グループステージでのイタリア戦のプレー動画です。この試合でネドベドは素晴らしいパフォーマンスを見せ、ファンを魅了させました。

ネドベドが背番号11で残した数々の功績!

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ネドベドは背番号「11番」を背負い、数々の功績を残してきました。ここからは、ネドベドが残した功績について紹介します。

ネドベドのタイトル【個人】

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まずは、ネドベドが背番号「11番」で残した個人タイトルを紹介します。

バロンドール (2003)

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2003年のユベントス時代、ネドベドは世界年間最優秀選手の贈られる賞「バロンドール」を受賞しています。ユベントスで故障者が続出した危機的な状況のなか、ネドベドはほとんどの試合でフル出場しています。この2002-2003シーズンのバロンドールはネドベドで間違いないといわれるほど、批評家から評価を集める活躍を見せました。

(バロンドールを通算6回獲得しているメッシについては以下の記事も参考にしてみてください)

セリエA最優秀選手 (2003)

出典:https://twitter.com/Bambaloroma/status/1406008531065655298?s=20

ランパードは2003年、イタリアのプロサッカーリーグである「セリエA」で、年間最優秀選手に贈られる「セリエA最優秀選手賞」を個人で受賞しています。所属していたユベントスでは、2001-02, 02-03シーズンにチームタイトルを獲得しています。

セリエA最優秀外国人選手 (2003)

ランパードは2003年、イタリアのプロサッカーリーグである「セリエA」年間最優秀外国人選手に贈られる「セリエA最優秀外国人選手」も個人で受賞しています。

チェコ最優秀選手 (1998, 2000, 2001, 2003, 2004)

出典:https://twitter.com/Dereai/status/633606044518760448?s=20

チェコで年間最も活躍した選手に贈られる「チェコ最優秀選手賞」に、ネドベドは1998, 2000, 2001, 2003, 2004年と通算5回受賞を果たしています。

UEFAベストイレブン (2003, 2004, 2005)

ネドベドは、欧州サッカー連盟(UEFA)のファン投票によって選出される「UEFAベストイレブン」に2003~2005年の3年連続でノミネートされました。

チャンピオンズリーグ最優秀MF (2003)

ネドベドは、チャンピオンズリーグに出場した選手の中から選ばれる「チャンピオンズリーグ最優秀MF賞」を2003年に受賞しています。

英誌ワールドサッカー選出世界年間最優秀選手(2003)

英紙「ワールドサッカー」が行う世界年間最優秀選手に贈られる「英誌ワールドサッカー選出世界年間最優秀選手賞」を2003年に受賞しています。

ゴールデンフット賞 (2004)

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29歳以上の現役サッカー選手に贈られる「ゴールデンフット賞」を2004年に受賞しています。世界中のサッカーファンとゴールデンフットの代表者によってノミネートされた10人の中から選出される賞です。

FIFA100

国際サッカー連盟(FIFA)が創設100周年を記念にロンドンで開催された記念式典で、レジェンドサッカー選手のペレが選んだ「偉大なサッカー選手100人」の1人にネドベドが選ばれました。

(FIFA100にノミネートされたロナウジーニョについては以下の記事も参考にしてみてください)

ネドベドのタイトル【チーム】

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次に、背番号「11番」のユベントス時代に獲得したチームタイトルについてみていきましょう。

セリエA (2001-02, 2002-03)

出典:https://twitter.com/Squawka/status/1289987251527495681?s=20

2001-2002シーズンにユベントスに移籍してから、ネドベドがチームにうまくマッチしていないと評されていました。しかし、シーズン終盤に当時シーズン最強といわれていたインテルを破り、セリエAのリーグ優勝を果たしています。

2001-2002シーズンにネドベドはチームに大きな貢献を残せていませんでした。しかし、翌シーズンはネドベドは勢いをつけ、大黒柱としてチームを支えています。2002-2003シーズンも連続でセリエAのリーグ優勝を果たしています。

セリエB (2006-07)

2006-2007シーズンに、イタリアのプロサッカーリーグ2部リーグのセリエBでリーグ優勝を果たしています。ユベントスは、不正疑惑のためセリエBに降格していましたが、ネドベドやデル・ピエロ、ブッフォンなどの活躍により1シーズンでセリエAに再昇格させることに成功し、話題となりました。

ネドベドの背番号に関するエピソード!

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これまでネドベドは、さまざまな背番号を背負ってきたことが分かりました。ここからは、背番号に関するエピソードを紹介します。

ラツィオでは18番を背負った

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ネドベドは、1996-1997シーズンよりイタリアのSSラツィオに所属し、背番号は18番を背負っていました。恐らく当時から「11番」という背番号に思い入れがあったといわれていますが、すでにジュゼッペ・シニョーリが11番をつけていたので、ネドベドは18番をつけていたといわれています。

サッカー界で背番号18番は、ストライカーなど前線の選手が身に着けることが多い傾向にあります。シュートテクニックや攻撃力を兼ね備えた選手といえるでしょう。

11番で活躍したユベントス時代

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2002-2003シーズン、ネドベドはユベントスで11番を背負い、怪我などで故障者が続出したチームを支えていました。このシーズンにネドベドは、バロンドールを獲得し、ユベントスの「11番」をいうイメージを世界に見せつけたのです。

しかし、「UEFAチャンピオンズリーグ」準決勝のレアル・マドリード戦でイエローカードを2枚もらったことで、決勝にネドベドは出場できていませんでした。決勝のACミラン戦は、PK戦の末ユベントスが負けてしまっています。ネドベドが出場していたら優勝できたのでは?とファンの間では話題になっていました。

ユーロ2004で代名詞「11番」を背負う

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ネドベドの代名詞でもある背番号「11番」を背負ったのは、ユーロ2004のときでした。ネドベドは5試合中4試合に出場し、活躍をみせました。しかし、準決勝のギリシャ戦で足を負傷し、その後ネドベドのいないチェコ代表は延長戦で敗れてしまいました。

サッカー界での「11番」は、得点能力があるチームのエース的存在が担う背番号です。ユベントスでの活躍はもちろん、チェコ代表としてもネドベドがなくてはならない存在だったことは間違いないでしょう。このユーロ2004年でも、ネドベドが負傷していなかったら優勝もあったのでは?と囁かれています。

「チェコの大砲」といわれた代表11番での活躍

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ネドベドは、1996年よりチェコ代表として活躍しています。ネドベドはが「チェコの大砲」と呼ばれる活躍をみせたのは、2006年ドイツワールドカップでの活躍でした。ネドベドは、2004年のユーロを最後に引退を表明していましたが、2006年のドイツワールドカップ予選で、ネドベドがいないチェコは苦戦してプレーオフに回ることになってしまいます。

母国チェコのため、ネドベドは代表引退を撤回。見事、プレーオフを制し、チェコ代表をワールドカップ本大会出場に導きました。ネドベドは背番号11番を背負い、グループステージに3試合フル出場しています。

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今回は、ネドベドの歴代背番号についてやエピソードについて解説しました。Slopeでは、さまざまなサッカー選手の背番号に関する記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。

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ネドベドは背番号11で全盛期を過ごした!

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ネドベドの全盛期は、チェコ代表やユベントスで背番号11番をつけて活躍していることが分かりました。「チェコの大砲」と呼ばれた全盛期のネドベドは現役をした現在でも語り継がれています。現在はユベントスの副会長を務めているネドベドですが、ユベントスでネドベドを超える選手が出てくることを期待しますしょう。