ジェラードの歴代背番号！8・4への愛着は？クラブ〜代表まで！

子供のころからリバプールの下部組織に所属していたジェラードは、18歳のときにブラックバーン戦でトップチームデビューを果たしました。初期の頃は右サイドバックとして試合に出場していましたが、徐々にセンターハーフに起用されるようになったのです。

2000年からはリバプールのレギュラーに抜擢され、UEFAカップ・FAカップ・リーグカップとチームの三冠に貢献しました。もちろん彼はイングランド代表としても試合に出場しています。そんなジェラードの歴代番号をクラブ編から確認しましょう。

ジェラードはプロサッカー選手人生の中でリバプールとLAギャラクシーに所属してきました。まずは1998年から所属したリバプールのときの背番号から見てみましょう。

ジェラードが1998年にリバプールのトップチームデビューを果たしたときの背番号は28番です。センターハーフで起用されるようになった彼は、1999年12月に行われたシェフィールド・ウェンズデイ戦でトップチーム初ゴールを決めました。

リバプールのレギュラーとして活躍するようになった2000年からジェラードの背番号は17番になります。2000年のジェラードはUEFAカップ・FAカップ・リーグカップの三冠達成にかなり貢献しました。また、2003年にはサミヒーピアからリバプールのキャプテンを引き継ぎます。

キャプテンになったジェラードはさらにリバプールに必要不可欠な選手となりました。チャンピオンズリーグでは出場できるか危ない位置でしたが、シーズンの終盤には彼が活躍してチームは最終節の前に出場が決まったのです。この頃にチェルシーへの移籍が噂されましたが、記者会見で残留するといったコメントしました。

ジェラードが8番を背負うようになった2004年ごろからは彼にとっての全盛期ともいえる時期です。UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ突破には最終戦であるオリンピアコス戦で2点差以上の勝利が必要でした。試合終了まで2-1と接戦だったリバプールは、試合終了直前にジェラードが放ったミドルシュートで決勝トーナメントに出場したのです。

リバプールで8番を背負っていた頃のジェラードのミドルシュートは簡単に止められませんでした。2005年に開催されたFAカップでは決勝に2ゴールを挙げ、チームを優勝に導いたのです。また、初となるPFA年間最優秀選手賞をゲットしました。2013年にはニューカッスル戦でPKを決め、プレミアリーグで通算100得点を達成したのです。

シーズン中には13ゴール13アシストと好成績を記録し、優勝争いに貢献する活躍を見せてPFA年間ベストイレブンに選出されました。そのほかにも全盛期にはUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーやプレミアリーグ月間最優秀選手も獲得したのです。そして、2014シーズンの終了と同時にリバプール脱退することを発表します。

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リバプールからLAギャラクシーに移籍したジェラードは引き続き8番を背負います。2015年7月18日のサンノゼ・アースクエイクス戦で初出場をすると、ゴールと2つのアシストを決めました。

2015年に移籍したジェラードですが、2016年シーズンでLAギャラクシーを退団・現役引退することが発表されます。2016年は怪我の影響で21試合のみの出場でしたが、11アシストと好成績を残して現役を引退しました。

爆発的なミドルシュートが持ち味のジェラードはイングランド代表としても活躍してきました。それではジェラードが初めてイングランド代表として出場した親善試合から紹介します。

ジェラードがイングランド代表デビューを果たしたのは、2000年5月31日に行われたウクライナとの親善試合です。このときの彼の背番号は2番でした。

2004年には背番号4番をつけてUEFA EURO 2004に出場しました。スイス戦ではゴールを決めることができたのですが、フランス戦では決定的なパスミスをしてしまったのです。

2006年に開催されたドイツワールドカップにもイングランド代表の4番として出場しました。グループリーグ第1戦と第3戦ではゴールを決めてチームの勝利に貢献します。

しかし、準々決勝となるポルトガル戦ではPK戦になると彼が外してしまい、チームは敗退となってしまいました。

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2010年の南アフリカワールドカップでは大会前にキャプテンであるリオファーディナンドが負傷離脱してしまったため、副キャプテンであるジェラードがキャプテンを引き継ぎました。

1次リーグ初戦では点を決めて勝利に貢献するも、決勝トーナメント1回戦でドイツ代表に敗れてしまったのです。彼はこの敗退に大きなショックを受け、引退という文字が頭をよぎったと話していました。

引き続き背番号4を背負って出場したUEFA EURO 2012。グループリーグ3試合ではアシストを決めて決勝トーナメント進出を決めます。しかし、準々決勝ではPK戦となったイタリア代表に敗れてしまいました。

2014年に開催されたブラジルワールドカップにも4番をつけて出場し、2大会連続でキャプテンを務めました。しかし、グループリーグで敗退してしまい、彼は大会後に代表を引退すると発表したのです。

ここからはジェラードの全盛期ともいえるリバプールで8番を背負っていたときに残した数々の功績をチェックしてみましょう。

PFA年間最優秀選手賞とはPFAのメンバーの投票により、1シーズンを通して1人が選出されて贈られる賞です。ジェラードはチャンピオンズリーグ予備予選でハットトリック、FAカップ決勝では同点弾を含む2点を決めた2005～2006シーズンに受賞しました。

PFAのメンバーの投票によって、イングランドでプレーするサッカー選手の中から11人が選出されるのがPFA年間ベストイレブンです。ジェラードは8番を背負っているときに2004～2005、2005～2006、2006～2007、2007～2008、2008～2009、2013～2014と6度受賞しています。

また、2000～2001、2003～2004でも受賞しているため、彼は8回と何度もPFA年間ベストイレブンに選出されたのです。ジェラードのように何シーズンもPFA年間ベストイレブンを受賞するサッカー選手はなかなかいません。

欧州サッカー連盟によって2011年から始まったUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーは、サッカーファンによる投票で11人の選手と監督を選んで贈られる賞です。このUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーをジェラードは2005年と2006年、2007年の3度受賞しています。

また、2019年には過去にこの賞を受賞した選手から11人を選び、UEFAアルティメット・チーム・オブ・ザ・イヤーという賞が贈られました。生ける伝説とも称されたジェラードは、UEFAアルティメット・チーム・オブ・ザ・イヤーにもMFの1人として選ばれたのです。ほかにはセルヒオラモスやメッシ、クリスティアーノロナウドなどが選ばれています。

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ジェラードが受賞したプレミアリーグ月間最優秀選手とは、プレミアリーグで1か月の中で最も活躍したサッカー選手に贈られる賞です。彼は8番をつけながら4回受賞しました。また、2001年と2003年にもジェラードはプレミアリーグ月間最優秀選手を受賞しています。

ちなみに最もこの賞を受賞したのは、7回選出されたアルゼンチン出身のセルヒオアグエロです。ジェラードは6回選ばれたので、あと1回選出されていれば最多受賞者であるセルヒオアグエロに並びました。

ジェラードはクラブチームや代表で8番や4番などさまざまな背番号をつけてきました。次に彼の背番号に関するエピソードを見てみましょう。

2004年からリバプールの8番を背負うことになったジェラード。実はもともとリバプールの8番はエミールヘスキーが背負っていました。そのため、8番をつけたかったジェラードですが、なかなか背番号8を背負うことは叶わなかったのです。2004年にエミールヘスキーがバーミンガムへ移籍したことをきっかけに、彼は長年待ち望んだ8番をゲットしました。

生ける伝説とも言われたジェラードが退団まで8番を背負ったことにより、リバプールの背番号8は特別なものになったのです。彼は思い入れの強い8番を移籍したLAギャラクシーでも自ら選択しています。

ジェラードがつけたことで特別な番号となったリバプールの8番。そのため、彼が退団した後はリバプールの8番を背負う選手はなかなか出てきませんでした。ジェラードのロッカーも空けてあったとのことです。彼の退団から3年が経った2018年、ジェラードはリバプールに加入したナビケイタに直接背番号8を託しました。

ナビケイタはその時のことを「彼が僕に8番のユニフォームを直接渡してくれたんだ。サプライズだったし、予想もしていなかったよ」と話しています。

イングランド代表はスタメンが1～11番を使用しています。出場するメンバーによってジェラードは親善試合で9・10・11などの背番号をつけることもあったのです。そのため、ジェラードがイングランド代表時に4番以外をつけていたという印象を持っていた方もいるのではないでしょうか。

ジェラードに憧れる方は彼のユニフォームもゲットしてみてください。

2013年のリバプールのユニフォームです。リバプールは赤色がメインなので、珍しいカラーが欲しい方におすすめします。

2014年のデザインなので、ジェラードが最後に着たリバプールユニフォームです。ジェラードファンは必ず手に入れましょう。

イングランド代表のホームデザインのユニフォームはホワイトカラーです。襟がデザインされているのでかっこよく着こなせるユニフォームとなっています。

2014年はジェラードがイングランド代表として試合に出た最後の年です。そのため、ジェラードはもちろんですが、ファンにとっても思い出深いデザインなのではないでしょうか。

サッカー選手を引退したジェラードは指導者の道に進みました。彼が監督として残した功績も見てみましょう。

現役を引退したジェラードは2017年1月に古巣であるリバプールのアカデミーコーチとなりました。そして、2017～2018年シーズンからU-18カテゴリーの監督に就任したのです。初めて監督になったシーズンの成績は11勝6敗5分けで3位という結果でした。

いい選手であってもいい監督になれるとは言い切れません。しかし、優勝はできませんでしたが監督に初就任したシーズンに好成績を残し、彼の監督としての活躍に期待する声はたくさん挙がったのです。

リバプールのU-18カテゴリーで1シーズン監督を経験したジェラードは、2018年にスコットランドのレンジャーズFCというチームの監督に就任。2018年のレンジャーズFCは23勝6敗9分けと、優勝まであと一歩というところでシーズンを終えました。2017年の成績は3位だったので、ジェラードが就任した2018年からレンジャーズFCは大きく変わります。

2019年も引き続きレンジャーズFCの監督を務めたジェラード。このシーズンも21勝4敗4分けで2位と、惜しくも優勝を果たすことはできませんでした。

ジェラードの監督としての才能が爆発したのが2020年です。3年目を迎えると大ベテランのジャーメインデフォーや若手ヤニスハジをチームに迎えました。第15節が終わった時点で13勝2分とかなりの好成績を収め、最後は32勝6分けに終わり念願の優勝を果たしたのです。

6試合を残した時点で勝ち点20差をつけて優勝が決定したということで、ジェラード率いるレンジャーズFCは注目を集めました。シーズンを通して無敗で優勝を達成し、レンジャーズFCにとって1898年以来112年ぶりとなる無敗優勝となったのです。

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ジェラードが背番号8をつけて活躍した全盛期は生ける伝説として今も語り継がれています。現在は監督として活動する彼は、将来的には古巣であるリバプールに監督として戻りたいとのことです。ジェラードの監督業にも注目しつつ、リバプールに戻ってくることを期待しましょう。