ナッサーエルサンバディとは？生い立ち・成績〜筋トレ・食事・私生活〜画像集まで紹介！

ナッサーエルサンバディは1985年にプロデビューしたボディビルダーです。ボディビルダーとして数々の大会で好成績を収めるだけではなく、7ヶ国語が話せるインテリとしても知られていました。しかし、そんなナッサーエルサンバディは2013年に47歳という若さで亡くなってしまったのです。

まずは、亡くなった現在でもボディビルダーの伝説として語られているナッサーエルサンバディの生い立ちについてチェックしていきましょう。

ボディビルダーの伝説として語り継がれているナッサーエルサンバディ。しかし、幼少期のナッサーエルサンバディはボディビルダーの体について「キモイ」と感じていたんだそうですよ。そのため、幼いころからボディビルダーになるために筋トレをしていたということはありません。幼少期のナッサーエルサンバディはサッカーをしていたそうですよ。

ナッサーエルサンバディは17歳のときに筋トレに目覚めます。サッカーの試合後、友達に誘われたナッサーエルサンバディはジムに行きました。そのジムで適当にトレーニングをしていたナッサーエルサンバディは、ありえないくらいの高重量を扱っているウェイトリフターを見て驚きます。

この衝撃がきっかけで自分も体を鍛えてみようと思い始めるのです。ちなみに、ナッサーエルサンバディはベンチプレスをしていきなり85㎏を上げるという才能を見せつけていたんだとか。筋トレをしていないのに85㎏のベンチプレスを上げるなんてすごいですよね。

17歳で筋トレに目覚めたナッサーエルサンバディは栄養学について学ぶようにもなり、どんどん筋トレの世界に入っていきました。そして、1985年に初めてボディビルダーの大会に出場すると、6位という好成績を残したのです。

初出場の大会で好成績を残したナッサーエルサンバディですが、父親はボディビルダーになることを反対していました。ナッサーエルサンバディの父親は「ボディビルダーは他に何にもできないナルシストだ」という考えを持っていたんだとか。しかし、父親に何を言ってもわかってもらえないと思い、無視をして筋トレをしていたそうです。

地元であるドイツの大会にばかり出場していたナッサーエルサンバディ。ヨーロッパの大会に出場するようになると、1990年の大会でプロデビューを果たしました。その後、ナッサーエルサンバディはドイツを離れてアメリカに移住することになったのです。やはり、プロボディビルダーの聖地といえばアメリカでしょう。

数々の大会に出場したナッサーエルサンバディですが、1999年のアーノルドクラシックでの優勝が生涯最高成績となります。アーノルドクラシックの後にも大会には出場したのですが、あまりいい成績を残すことはできませんでした。そして、2005年にプロボディビルダー引退を決意したのです。

2005年の引退から8年後の2013年、ナッサーエルサンバディは突然この世を去ってしまいました。突然発表されたナッサーエルサンバディの死に多くのボディビルファンが悲しんだのです。

1985年　ドイツ・ジュニア・ステート・チャンピオンシップ：6位
1994年　ナイト・オブ・チャンピオン：2位
1994年　ミスターオリンピア：7位
1995年　ナイト・オブ・チャンピオン：1位
1995年　ミスターオリンピア：3位
1996年　ミスターオリンピア：3位
1997年　ミスターオリンピア：2位
1998年　ミスターオリンピア：3位
1999年　アーノルドクラシック：1位
1999年　ミスターオリンピア：6位
2000年　ミスターオリンピア：5位
2001年　ミスターオリンピア：9位
2002年　ミスターオリンピア：15位

ナッサーエルサンバディはトレーニングをするときにセット数を多くするのではなく、強度を重視して行っていました。そのため、トレーニング時間は短くなるようにセット数やメニューを調整していたそうですよ。また、トレーニングはフリーウェイトを中心に行い、トレーナーを付けずに1人で黙々と行っていました。

ここからはナッサーエルサンバディのトレーニングメニューについて紹介します。しかし、筋トレのセット数については明らかになっていません。そのため、ナッサーエルサンバディの筋トレメニューを行うときは、他のボディビルダーのセット数や自分にあったセット数で行ってみましょう。

・インクラインベンチプレス
・ダンベルフライ
・デクラインダンベルフライ
・ケーブルクロス

（詳しいやり方を知りたい方はこちら）

・ショルダープレス
・リアレイズ
・ワンハンドサイドレイズ
・オーバーヘッドプレス

（詳しいやり方を知りたい方はこちら）

・レッグエクステンション
・スクワット
・レッグプレス
・ハックスクワット
・レッグカール
・スタンディングレッグカール

（詳しいやり方を知りたい方はこちら）

・デッドリフト
・ベントオーバーロウ
・ワンハンドロウ
・ラットプルダウン
・懸垂

（詳しいやり方を知りたい方はこちら）

・フレンチプレス
・ケーブルプレスダウン
・スカルクラッシャー
・ダンベルカール
・ハンマーカール
・プリーチャーカール

（詳しいやり方を知りたい方はこちら）

ナッサーエルサンバディはトレーニングだけではなく、食事も細かく管理していました。1日の中で6回の食事をとっていたようですね。ナッサーエルサンバディはどんな食事・栄養摂取をしていたのか見ていきましょう。

・1食目：卵白10個・卵黄2個・全粒粉パン
・2食目：プロテイン・バナナ
・3食目：プロテイン
・4食目：鶏肉340g・玄米orサツマイモ
・5食目：ステーキ340g・サラダ・サツマイモ
・6食目：ステーキorカッテージチーズ283g

タンパク質を1日6000g摂取しようとしていたナッサーエルサンバディは、鶏肉やステーキだけではなくプロテインやサプリも積極的に飲むようにしていました。タンパク質を6000gも1日で摂るナッサーエルサンバディの栄養摂取方法は狂気的だともいわれています。

（筋トレ中のサプリの優先順位については以下の記事も参考にしてみてください）

ボディビルダーといえばステロイドなどの薬物問題が噂されます。ナッサーエルサンバディも噂されていたのですが、ステイロイド使用について自ら認めていたのです。また、ナッサーエルサンバディの死因は腎臓病が原因の心不全と言われていますが、詳細が明らかになっていません。そのため、ステロイドが原因だとも噂されているのです。

1995年には彼女だったビッセラと日本に訪れたナッサーエルサンバディ。友人に「日本はいいところ」と聞いて以来、日本へ行くことが楽しみだったそうですよ。日本では漢字がプリントされているTシャツや和菓子に興味深々だったんだとか。特に日本の人形焼きがお気に入りだったそうです。

ナッサーエルサンバディは筋トレ中の方に響く名言も多数残しています。

「マシンの方が楽だし集中しなくていいし安全だから皆マシンを選ぶ。でも、本当にデカくなりたいなら誰もが嫌うことをやらなければいけない。フリーウェイトを使え、痛みに耐えろ。」
「スクワットはどんな薬よりも効くんだ。」

どれも心が折れそうなときに刺さる言葉ですよね。ナッサーエルサンバディのような筋肉を手に入れたいときは、この言葉を頭に置きながらトレーニングをしましょう。

（筋トレの名言30選については以下の記事も参考にしてみてください）

ナッサーエルサンバディは惚れ惚れするような筋肉を持っています。ここからはナッサーエルサンバディの筋肉を拝める画像集を紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

死去した今でもボディビルの伝説として語り継がれているナッサーエルサンバディ。ナッサーエルサンバディは日ごろの筋トレでありえないくらいデカい体をゲットしました。現在筋トレをしている方は、ナッサーエルサンバディを目指して筋トレに励みましょう！