バランスボールに『正座』の効果がヤバイ！メリット〜正しいやり方まで解説！

自宅でもオフィスでも、手軽にトレーニングができるアイテムとして人気が高いバランスボール。体幹やバランス感覚を鍛えるだけでなく、トレーニング方法によってさまざまな効果が期待できます。たとえば椅子に腰をかけるように座る方法は簡単ですが、正座をするのは難易度が高いトレーニングのひとつです。

しかし難易度が高い分、その効果が非常に高いと言われています。そこで、バランスボールに正座をするトレーニングでどのような効果が得られるのか、紹介していきましょう。

（バランスボールに座るだけで得られる効果については以下の記事も参考にしてみて下さい）

バランスボールに正座をするトレーニングで得られる効果は、体幹とインナーマッスルの強化です。体幹が鍛えられることで、さまざまな相乗効果が期待できます。

主に得られる効果としては、下記4つの効果が挙げられます。

①バランス感覚が身につく
②骨盤矯正と姿勢改善
③腰痛予防と改善
④基礎代謝のアップ

それぞれの効果について説明していきましょう。

バランスボールに正座をすることは、足が地面についていないため、ただ座るだけより難しいトレーニングです。姿勢を保つために体幹が鍛えられるので、バランス感覚が身につきます。

バランス感覚が身につくと、不安定な姿勢から正しい姿勢に戻すコントロール能力が備わります。日常生活の基本となる「立つ・歩く」機能に大切な能力です。バランス感覚が優れていれば、転倒予防にもなり、ケガをしにくい身体になることが期待できます。

不安定なボールの上で正座をすると、バランスを整えて体の軸を中心に保とうとする力が働きます。この動きにより、骨盤の歪みを整える効果があります。また、バランスを整えようとすることで自然と背筋が伸び、腹筋に力が入るようになります。これが習慣となれば、姿勢が悪い人は正しい姿勢に改善できます。

腰痛の原因には、運動不足などによって筋肉がこわばり血行不良によるもの、神経が起因するもの、ケガや病気による疾患が起因するものなどがあります。バランスボールの正座により効果が期待できるのは、筋肉のこわばりからくる血行不良による腰痛です。

体幹を鍛えることで体幹まわりの筋肉が刺激されて筋肉が緩み、血行がよくなります。また、②で説明したとおり正しい姿勢に矯正されるため、腰にかかる負担が軽減されて、腰痛が解消される期待大です。腰まわりの体幹部の筋力アップにより、腰痛予防にもつながります。

バランスボールの正座トレーニングを行うと、インナーマッスルが鍛えられて体内の筋肉量が増加します。これが基礎代謝アップにつながり、体脂肪が燃焼しやすい体質に変わるのです。体脂肪の燃焼効果が高まるということは、血のめぐりがよくなるため身体が温まり、冷え性改善にもつながります。また、ダイエット効果が期待できるでしょう。

バランスボールのトレーニングの中で、正座はかなり難易度が高い方法です。初心者の方は、椅子と同じ要領でボールの上に座ることができるようになってから、段階を追ってチャレンジしましょう。バランスボールに正座ができるようになるには、まずコツをつかみましょう。


▼バランスボールの上に正座するやり方

①バランスボールの後ろに足幅を少し広げて立つ
②両膝をつけて両手を前におき、4点でバランスをとりながら四つ這いになる
②ボールを少しずつ前に転がし重心を前に移動しながら、膝を曲げて腰を落とす
③ボールの上に乗ったら、足首を曲げて足の甲でボールをロックする
④腹筋に力を入れて背筋を伸ばし、視線は前を見る
⑤お尻をやや浮かせて膝と足でバランスをとり安定させる

ボールを前に転がしながら、体をあずける感覚で上に乗ります。背筋をまっすぐ伸ばし、頭を固定して動かさないようにすることが、正座でバランスをとるコツです。

▼正座するときのコツ＆注意点

・バランスボールを行う場所は、周りに物を置かずに十分なスペースを確保する
・バランスボールの空気調整は定期的に行う（パンパンに入れ過ぎると転倒しやすくなる）
・空気調整の目安は、真上に座って膝が90度、足が地面にしっかりつく高さにすること
・初心者は、壁を支えに行うとよい


（バランスボールのサイズや大きさの選び方については以下の記事を参考にしてみて下さい）

それでは実際にバランスボールで正座を行っている人たちの体験談を紹介しましょう。体幹が鍛えられることで、相乗効果も期待できます。

バランスボールで正座をすることで、基礎代謝がよくなります。季節の変わり目に体調を壊しやすかったり、風邪をひきやすい人は、代謝がよくなることで血の巡りがよくなり、免疫力を高める効果が得られます。

バランスボールで正座をしながら勉強することは、かなり難易度が高いです。背筋をまっすぐ伸ばして腹筋を使って座ると、バランスがとりやすくなります。うまくバランスがとれるようになれば、腰に無駄な負担がかかりにくくなります。

バランスボールで徐々に正座もできるようになってきた人の体験談です。体がぶれなくなってきたことで、少しずつ体幹が鍛えられて効果を実感していることがわかります。

（バランスボールを椅子代わりにして得られる効果については以下の記事も参考にしてみて下さい）

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バランスボールを使ったトレーニングは、実にさまざまな方法があります。椅子のように腰かけるだけでも効果があり、この記事で紹介してきた正座のように難易度が高ければ、そのメリットはたくさんあります。

継続は力なりです。基本的なトレーニングから少しずつグレードアップして、正座ができるまで練習してみましょう。ボールたったひとつで多種多様なトレーニングができること、ジムに通わなくてもある程度のスペースが確保できれば自宅でもトレーニングできることが、バランスボールの魅力のひとつです。運動が苦手な人も、ぜひチャレンジしてみてください。