生年月日 | 1988年11月17日 |
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出身地 | イギリス・ノッティングハムジャー州 |
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身長 | 177cm |
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体重 | 83.9㎏~88.5kg |
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SNS: | インスタ、フェイスブック、YouTube |
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ライアンテリーはイギリスのプロフィジーク選手で、ミスターオリンピアやアーノルド・クラシックといった競技大会で毎年上位に入る実績を持っています。またインスタやYouTubeでトレーニングや食事の紹介をしたり、フィットネスウエアのアパレルモデルを務めたりと活動の幅を広げています。
彫刻で作られたかのような立体的な腹筋や背中の筋肉が魅力的なライアンテリー。今回はそんなライアンテリーの生い立ちから大会成績、食事や筋トレメニューについて紹介します。
ライアンテリーの生い立ち
幼い頃からスポーツ万能
ライアンテリーはイギリスのノッティングハムジャー州の小さな町に生まれました。子どもの頃は水泳や体操やサッカー、水泳、ゴルフとさまざまなスポーツに取り組み、多くの賞を獲得するなど優れた運動神経の持ち主でした。14歳の時からジムに通い始め、ウエイトトレーニングに取り組むようになりました。
整った顔立ちでモデルとして活動
またライアンテリーはルックスの良さから2010年にミスターインターナショナルに出場し見事優勝を果たしました。その後もインドネシアのミスター国際コンテストでイギリス代表として出場し、40ヵ国以上の中から見事優勝を果たしベストボディ賞も受賞しました。配管工の仕事をしながらモデルとして活動するようになりました。
フィジークの世界へ
トレーニングを積み重ねて自信をつけたライアンテリーは、フィジーク選手としてキャリアを積むことを決意します。そして2013年にアーノルド・クラシックで優勝を果たしました。同じ年のUKナショナルズで優勝、2015年にはIFBBプロカードを取得しイギリス人初のプロフィジーク選手としてキャリアをスタートさせました。
(フィジークについては以下の記事も参考にしてみてください)
ライアンテリーの大会成績
・2013年アーノルド・クラシック【優勝】
・2013年UKナショナルズ【優勝】
・2015年ミスター・オリンピア【4位】
・2015年ピッツバーグ・プロ【優勝】
・2016年ミスター・オリンピア【2位】
・2016年アーノルド・クラシック【4位】
・2017年ミスター・オリンピア【6位】
・2017年アーノルド・クラシック【優勝】
・2018年ミスター・オリンピア【3位】
・2019年ミスター・オリンピア【5位】
ライアンテリーの筋トレについて
ライアンテリーは1週間のうち6日間筋トレ、1日を休養に当てています。1日一つの部位を集中的に行っています。
トレーニング1日目【背中】
【8回×4セット】
・ラットプルダウン
・ケーブルシーテッドロー
・ワンハンドシーデットロー
・ケーブルプルオーバー
ケーブルシーデットローは、ケーブルをへその高さで引き一旦とめてから戻しています。ラットプルダウンは反動を使って勢いよく引いているのが特徴です。ケーブルプルオーバー以外は回数ごとに重くして負荷をかけています。
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トレーニング2日目【腕・腹筋】
【8~10回×4セット】
・マシンプリチャーカール、ドラッグカール
・ケーブルプレスダウン、マシンディップス
・ダンベルカール、ダンベルオーバーヘッドエクステンション
・ハンマーカール、トライセプスディップス
【腹筋:それぞれ3セット】
・ハンギングレッグレイズ
・マシンクランチ、ケーブルウッドチョップ
・シーテッドニーレイズ、ダンベルツイスト
・プランク、サイドプランク
ライアンテリーの腕のトレーニングは、一度に2種類のメニューを行いインターバルなしで2種目取り組みます。マシンプリチャーカール、ドラッグカールは限界まで持ち上げています。マシンディップスの場合は下げすぎると肘の故障にもつながるので、90度くらいの角度にとどめることが大切です。
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ライアンテリーは腹筋を週2回のペースでトレーニングをしており、2種目のトレーニングを連続で行うものもあります。これによって腹筋の強度を高められます。
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トレーニング3日目【脚】
【10回×4セット】
・スクワット
【12回×3~4セット】
・レッグプレス
・レッグエクステンション
ライアンテリーは膝関節の準備運動としてレッグエクステンションをまず最初に行っています。一定の速さで上げ下げするのがポイントです。スクワットは腰の負担の少ないフロントスクワットを取り入れています。
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トレーニング4日目【肩】
【15回×3セット】
・バーベルオーバーヘッドプレス
・マシンリアレイズ
・ダンベルシュラッグ
・プレートフロントレイズ
【10~12回4セット】
・サイドレイズ
バーベルオーバーヘッドプレスは肩幅の1.5倍で握り、胸にギリギリつくま下ろし肘が伸びきるまで上げています。また反動を使って最後までやりきることもポイントです。サイドレイズは身体を少し前に傾けて行うことで三角筋を効率良く鍛えることができます。
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トレーニング5日目【胸・腹筋】
【6回+6回+6回×3セット】
・チェストプレス
【12~15回×3セット】
・インクラインダンベルフライ
・クランチ
【10~12回×4セット】
・ケーブルフライ
・フラットダンベルプレス
・インクラインダンベルプレス
・ディップス
・ダンベルプルオーバー
【腹筋:それぞれ3セット】
・ハンギングレッグレイズ
・マシンクランチ、ケーブルウッドチョップ
・シーテッドニーレイズ、ダンベルツイスト
・プランク、サイドプランク
チェストプレスは1セットを3つに分けて行います。最初の6回と最後の6回は普通の速さで、2つ目の6回は下げる速さを遅めにします。目安は3秒です。インクラインダンベルフライでは肘を固定するイメージで角度を変えず、ダンベル同士がくっつくまで上げることがポイントです。
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トレーニング6日目【ハムストリングス・ふくらはぎ】
【10~12回×4セット】
・シーテッドシングルレッグカール
・スティッフレッグドデッドリフト
【30回×3セット】
・スミスマシンカーフレイズ
【10回×3セット】
・シーテッドカーフレイズ
シーテッドシングルレッグカールは下ろすときは早く、上げるときはゆっくりとした速さで行います。メニューの中でもスティッフレッグドデッドリフトは、軽い重さでもハムストリングスを鍛えられるので初心者にもおすすめです。
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ライアンテリーの食事・栄養摂取について
ライアンテリーの食事のメニューは消化の吸収をかなり考慮したものになっています。食事の回数は6回と多く、血中に含まれるアミノ酸の濃度を維持するようにしています。
1回目の食事
・レモンジュース(大さじ2杯)
・りんご酢(大さじ2杯)
・BCAA(10g)
・グリーンパウダー(1スクープ)
2回目の食事
・オートミール(100g)
・ブルーベリー(30g)
・フレーク(20g)
・ホエイプロテイン(60g)
3回目の食事
パン(2枚)
たまご(4個)
アボカド(半分)
岩塩(少量)
4回目の食事
・鳥のもも肉(200g)
・白米(約130g)
・アスパラガス(3~4本)
・岩塩(少量)
・レモン
5回目の食事
・ステーキ(150g)
・ジャガイモ(250g)
・アスパラガス(3~4本)
・岩塩(少量)
6日目の食事
・サーモン(150g)
・ジャガイモ(250g)
・アスパラガス(3~4本)
・岩塩(少量)
・レモン
摂取しているサプリメント
サプリに関して、ライアンテリーはトレーニング前とトレーニング中にBCAAを摂取し、トレーニング後はホエイプロテインを飲んでいます。BCAAを摂取する理由はトレーニング疲労を回復させるためだそうです。吸収能力の高いホエイプロテインを摂取することで、筋肉の回復を早めています。ちなみにステロイドは使用していないのではないかという見方が多いです。
ライアンテリーの私生活について
ライアンテリーはエイミーさんという女性とお付き合いしていることで知られていますが、2019年に結婚しました。自身のYouTubeには結婚についてのオリジナルムービーを公開しています。
ライアンテリーのアパレルブランドはある?
プロフィジーク選手の傍ら、フィットネスウェアのブランド「Gymshark」のアパレルモデルとしても活動しています。Instagramでウェアを着ている様子が見られます。かつてインターナショナルで優勝したこともあってか、ダンディな表情が決まっています。
ライアンテリーは名言も多く残している?
「やりたくない事こそ、本当にやらなくてはいけない事なんだ。」
これは別のフィジーク選手にポージングをレクチャーしたときの言葉です。自信のない斜めのポーズをやらないのではなく、どうやったら見栄えが良くなるか工夫することが大事だとライアンテリーは話しています。
「常に目標を設定することだ。」
14歳からジムでトレーニングを始めたライアンテリー。配管工の仕事をしながら、2013年アーノルド・クラシックで頂点に立てたのは、常に目標を掲げたからでした。現在も目標に向けて筋トレに取り組み、栄養管理も徹底して行っています。
(筋トレの名言については以下の記事も参考にしてみてください)
ライアンテリーの筋肉を拝める画像集!
メンズフィジー界の「王子様」とも呼ばれているライアンテリー、そのルックスに整った立体的な筋肉で人気を集めています。そのライアンテリーの神々しい筋肉をご覧ください。
ライアンテリーの筋肉を目指してみよう
ライアンテリーの思わず見とれてしまう肉体美、理想の筋肉にたどり着くためにトレーニング方法や食事を徹底的に管理しています。トレーニングのメニューには誰でもできるものが多いので、参考にしてライアンテリーの筋肉を目指してみましょう。