久保建英は幼少期から別格！天才を育てた親の育成・サッカーの練習方法まで紹介！

サッカー日本代表に若干20歳の若さで選出された久保建英はサッカーの天才・メッシの再来などと評されることがあります。ビジャレアルに期限付きで移籍することが決まったときに見せたショーのような高いリフティング技術も世界中で話題になりました。

そんな久保建英は幼少期からサッカーの才能に恵まれ、数々のユースチームで活躍もしてきた人物です。今回はそんな久保建英の幼少期について迫っていきます。最初に久保建英の幼少期について時系列で確認していきましょう。

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久保建英が初めてサッカーボールに触れたのは2歳で、3歳のころにはサッカーを始めていたと言います。では、久保建英の幼少期から中学卒業までの経歴を見ていきましょう。

久保建英が初めてボールを蹴ったのは2歳のときだったと言います。しかも、まぐれで蹴ってみた！というものではなく、毎朝近くの公園に父親といき、サッカーの練習を始めていたというから驚きです。

本格的に始めたのは3歳になってからだと言われていますが、2歳のときにその素地はできていたのでしょう。まだ2歳だったので、サッカーの本格的な練習ではありませんでした。この当時は父親主導でサッカーを親子で楽しんでプレーするというやり方をしていました。

しかし、ただの遊びで終わってしまわないように、徐々に上手くなっていくことを意識させるように父親は気を付けていたと言います。具体的には、叱って教えるのではなくできたときにほめる。最後の1対1のゲームは必ず勝たせて自信とサッカーの楽しさを知れるようにする、というものでした。

久保建英は幼少期からサッカーにのめり込んでいきました。そんな久保建英少年が具体的な夢を持ったのが小学校1年生のときです。「バルセロナに入りたい！」とロナウジーニョのプレーを見て強く興味を持ちました。

一般の家庭であれば親は「そうね」と聞き流してしまうところでしょう。しかし久保建英の両親は息子の夢を一時的なものと一蹴することはありませんでした。バルセロナに入団するにはどうすべきかを情報収集し、同時にバルセロナに入るための具体的な準備や練習に着手していきます。久保建英もその両親の本気を目の当たりにして、自分の可能性を確信したでしょう。

バルセロナに入りたいという久保建英の希望を叶えるため両親が情報収集をしたところ、日本で毎年開催されるバルセロナキャンプでMVPを獲得できればその道が開けると分かりました。MVPを獲得した後にスクール選抜として国際大会に出て活躍する必要も同時にありました。かなり狭き門であるということが想像できるでしょう。

しかし小学校2年生のときに久保建英はバルセロナキャンプに初めて参加して、MVPを獲得しています。その後スクール選抜として出場した国際大会では残念ながら3位という結果でしたが、大会MVPも獲得しています。この出来事がきっかけで、久保建英のバルセロナ下部組織入団が決定的なものになりました。

2010年から2011年まで久保建英は川崎フロンターレの下部組織である川崎フロンターレU-10に入団します。このとき、久保建英は3年生でしたがこの下部組織に所属していたチームメイトはほとんどが4年生でした。小学校3年生で入団セレクションに合格したのは久保建英を含めて3人しかいなかったと言います。

ユースチームでも華々しい活躍を見せた久保建英はこの後、小学校4年生に進級した5月からは飛び級でU－12でプレーをしています。

川崎フロンターレの下部組織、川崎フロンターレU-12にて飛び級でプレーを始めてすぐ、2011年の8月にはFCバルセロナの下部組織カンテラ（ラ・マシア）への入団テストに合格します。久保建英は今まで通っていた小学校から転校し海外に渡ります。

このとき、母親と弟も一緒にスペインに渡りました。スペインでは10-11歳で構成されるアレビンCに所属し、サッカーの技術に磨きをかけていきます。

久保建英はスペインで現地の子供が通う小学校に編入しています。日本の学年で言う小学校6年生の時点で、久保建英はめざましい活躍を見せるようになりました。地中海カップU-12トーナメントでは大会得点王を獲得しただけでなく、MVPにも輝きました。さらにリーグやカタルーニャ杯などのトーナメント制覇に大きく貢献しています。

久保建英のサッカー人生は順風満帆でした。中学1年生にあたる2014年～15年は13-14歳で構成されるインファンティルAに所属して活躍を見せています。しかしFIFAから久保建英の所属していたFCバルセロナに、18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置がなされます。この影響で久保の公式戦出場停止が続いてしまうのです。

久保建英はこのままスペインにいても仕方がないと考え、一度スペインを離れて日本に戻ります。

久保建英は2015年3月に日本へ帰国した後、FC東京の下部組織に入団しました。この下部組織はFC東京U-15むさしというチームで、久保建英のほかにも鈴木智也や坂元達裕などの選手が所属しています。

久保建英はFC東京のユースチームでも活躍を見せ、中学3年でありながらFC東京U-18に飛び級で昇格します。日本クラブユースサッカー選手権にも飛び級で出場し、中学生でありながら得点王(5得点)に輝きました。これは大会史上初の出来事だったと言います。久保建英の天才ぶりがよく分かるエピソードですね。

さらに9月にはFC東京のトップチームに2種登録されています。これはJリーグ史上最年少記録であり、11月5日に行われたJ3リーグ第28節・AC長野パルセイロ戦に後半開始から出場して活躍を見せました。中学3年生で卒業前最後の試合、J3開幕戦のカターレ富山戦では初の先発フル出場を果たしています。

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では久保建英の幼少期のエピソードを見ていきましょう。久保建英はどのような幼少期を送っていたのでしょうか？

両親の教育方針により、久保建英は自主保育のグループに2歳から通っています。自主保育ということで、ほかの団体との交流やイベントを通して、人に関わることを学んでいきました。知らない人とのかかわりや年上の子供たち、大人とのかかわりの中から、自分の意思を伝えることや相手の意見を聞くことなどを学び取っていったと言います。

久保建英はスペイン語はほぼネイティブ並みに喋れると言いますが、これも会話を恐れずに積極的にコミュニケーションをとっていくという彼の性質により発達したと考えられています。

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保育園の年少組がサッカーをするとボールを見ながら蹴って走るのが精いっぱいです。ときにはボールを追い越したり、蹴ったボールの速さに足がついていかなくなることもあるでしょう。しかし久保建英はすでにボールを見ないでドリブルをするなど、正確なボールコントロールを身に着けていたと言います。

現在もボールコントロールの正確さには定評のある久保建英ですが、保育園の年少のときから正確にコントロールできたというのは驚きです。

久保建英は小学校4年生から中学2年生までをスペインで過ごします。日本に戻ってきてからは川崎市立西生田中学校に編入しました。2年生と3年生のときに担任だった先生によると、「建英は、運動神経はずば抜けていて、何をしてもすごかった。でも特別扱いを拒むように、一生徒としてふるまっていた」そうです。

遠征などで学校を休むときもありましたが、登校したときには昼休みにクラスメイトとサッカーをして楽しんでいたそうです。当時の担任の先生によると久保建英は常に人の輪の中心にいて、人柄がよく、輝いて見えたとのことでした。先生は「みんなが（久保建英を）慕った。建英がいるから学校が楽しいという生徒がたくさんいた」と回想しています。

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久保建英は紹介してきた通り、幼少期からサッカー界の星でありつづけました。そんな久保建英を良く知るというサッカー関係者は多くいるのです。ではここで久保建英の幼少期を知る人の声を見ていきましょう。

こちらは久保建英の幼少期を知る日本人コーチ、川崎フロンターレU-15のコーチを務める石川邦明がスペイン『アス』のインタビューに応じたときの一言です。久保建英は2011年にカンテラに入団するまで、石川コーチのもとでサッカーをしていました。

久保建英が同チームに所属していたのは短い間でしたが、短期間でも彼のその大きな才能は開花し、周りの人の目を引きつけていたことが分かります。

久保建英はメッシが好きで目標にしていると言います。それは幼少期の憧れから始まっていたというのがコーチのエピソードからよく分かりますね。

久保建英のインタビューは日本語のものにしろ、スペイン語のものにしろ、かなり選ぶ言葉が大人びているので、本当にこんな少年がいるのだろうかと国内だけでなく海外でも話題になりました。久保建英が大人びているという事実はこの当時から確認できていたようです。

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久保建英の幼少期のスゴさは両親の教育にあったと言います。では久保建英はどのような教育を受けてきたのでしょうか？父親と母親それぞれの教育方針や、それが久保建英にどのような影響を及ぼしたのかを確認していきます。

久保建英の母親の教育方針は「長男だけど、次男のように育てたい」というものでした。長男や長女は周りを見てしまいすぐに行動に移せない性格になりがちだと言います。優しい反面、自分の気持ちを押し殺してしまう子もいるでしょう。しかしスポーツで一流になるにはその性格はマイナスになります。

実際に活躍しているアスリートは次男や次女以降の子供が多いという統計があります。久保建英の母親は彼を自分の意見をしっかり持って、すぐに行動できる人に育てようと考えていたことが分かります。実際に久保建英も自分の気持ちをきちんと言葉で話したり、初対面の人と仲良くなったりと長男には見られにくい性質を持っているように推測できます。

褒めて伸ばす、というのはよく言われるものですが久保建英の両親も彼を褒めて伸ばすようにしていました。できなくて叱るのではなく、できたときに褒めることで自己肯定感も高くなり、チャレンジしてみようとする気持ちが自発的に芽生えていきます。

久保建英のリフティングは世界中で絶賛されましたが、これも褒めて伸ばす教育により自発的に練習を重ねた結果と考えられるかもしれません。

両親は久保建英に対して、「しっかり考えて話すこと」を教えてきました。自分の考えを持つことを大事にし、それを言葉で表現することの大切さを日々の生活の中で教えていったのです。久保建英のプレーに対して「なぜ？」と父親が問いかけることで考察する力が久保建英の力となっていきました。

現在の久保建英はインタビューの内容から、とても思慮深い、丁寧に説明しようとするなど語彙や話す文脈を評価されることも多くなっています。これは両親のしっかりと考えて話すという教育方針のたまものでしょう。

裸足で遊ばせるというのは久保建英の父親の教育方針です。実際に有名アスリートは足裏の間隔が鋭敏で幼少期からその感覚を鍛えているというのは有名な話です。外で遊ぶときは、裸足で遊ばせることを徹底し、歩き始めのときもベビーカーを使用せずに歩かせることに重点を置いていました。

久保建英は中学校の担任からも運動神経がずば抜けていたと評価されています。小さいころに裸足で過ごしたことが運動神経の良さにつながっている可能性が高いですね。

男の子は体が思うように動くことが自信につながるというが久保建英の母親の考えでした。幼稚園は外遊びを大事にする自主保育を選び、家の中におもちゃは置かず体を使って遊ぶことを徹底します。さらにできなかったことができるようになるチャンスを作って自信を付けるなどのさりげない配慮がありました。

久保建英はできるという成功体験を多くすることによって、自信だけでなく体を思うように動かす力を付けていきました。今世界で活躍しているのは幼少期からの教育があったからでしょう。

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久保建英を幼少期のころからサッカー好きにすべく育てた父親の久保建史はその教育の過程を一冊の本にしています。それが『おれ、バルサに入る！ 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方』です。平凡なサラリーマン一家の非凡な子育て法を大公開といううたい文句がついたこちらの本は現在では入手困難になっています。

通販サイトでは定価以上のプレミア価格で販売されていることも多くありますが、電子書籍化されているので、そちらを読んでみるのもおすすめです。

この記事では久保建英の幼少期からのエピソードや経歴を見てきました。しかし久保建英にはまだまだ多くの魅力があります。こちらから確認していきましょう。

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久保建英は幼少期のころからその類まれなる才能が認められてきたサッカー選手だということが分かりました。2021年7月現在、久保建英は弱冠20歳ということでこれからもいいきな活躍を見せてくれることでしょう。これからも久保建英から目を話すことができませんね。