エアロバイクで痩せない原因は？効果がない場合の対策〜痩せた成功談も！

「痩せる効果があり、ダイエットにも良いと聞いていたのに、なかなか効果が得られない」エアロビバイク実践者の声として良く耳にするものです。特にエアロバイク初心者の方は、短期間で噂通りの結果が出ないことにフラストレーションを感じがちですよね。

しかし、エアロバイクを始めてすぐに自分が求める結果が得られないからと言って、「エアロバイクには痩せる効果はない」とすぐに断言してしまって良いのでしょうか？それよりも自分なりにエアロバイクで痩せない、又は効果がない原因を理解し、それに合わせた実践をしていく方が賢明と言えます。

現状、「エアロバイクを行っても痩せない」と感じている自分を一旦受け入れることは大切ですが、それを受容した後は、「そこから何ができるだろう？」という積極的な視点を取り入れていくと望む結果を得られやすくなります。エアロバイクなどの運動継続には、自身の意図や姿勢も大きな影響を及ぼすことを覚えておきましょう。

（エアロバイクのダイエット効果については以下の記事も参考にしてみてください）

エアロバイクで痩せない・効果がない原因には複数が挙げられます。それぞれの原因について、以下から詳しく解説していきます

エアロバイクで一生懸命運動を行ったとしても、普段の食事で食べすぎて摂取カロリーが運動での消費カロリーよりも多い場合、痩せ効果の実感は期待できません。例えば野菜は一切食べず、脂っこいものやご飯など炭水化物の多い食事を続けながら運動をしても、痩せるのは難しいと言えます。

筋肉作りに寄与するプロテイン値の高い食べ物を中心に、食物繊維豊富な野菜をバランス良く取り入れた食事を実践してみましょう。エアロバイクでより効果を得たいなら、普段の食事を整えて摂取カロリーと消費カロリーのバランスを整えることが有効です。

エアロバイクで痩せない、効果がないと感じる時、筋肉に負荷がかかりすぎていることが原因の可能性があります。基本的に、エアロバイクは有酸素運動です。しかし、筋肉に負荷がかかりすぎると無酸素運動になるのです。この状態になると、いやゆる筋肉太りになる可能性が高まります。

この筋肉太りとは、脂肪が落ちる代わりに太ももやお尻などに筋肉がついてしまうことを指します。体や筋肉にとっては悪いことではありませんが、あくまで見た目の上で痩せている状態を目指している方には、避けたい状態と言えるでしょう。

エアロバイクを始めて、むしろ筋肉太りしてきた気がするという方は、筋肉にへの負荷がかかりすぎている可能性がありますので、負荷を軽めに再調整して様子を見てみましょう。

エアロバイクに代表されるような有酸素運動は、運動開始から約20分後から効果が表れると言われています。言い換えれば、有酸素運動を始めて20分以内に運動を止めてしまうと、効果が出ないということです。そのため、例えば毎日エアロバイクを漕いではいるものの、その時間が10分、15分の場合は、効果が出る前に止めてしまっている可能性があります。

できればアラーム機能などを活用し、エアロバイクを漕ぎ始めてからの時間を測ってみましょう。時間に合わせて消費カロリーを測定できるアプリなども使用できると便利です。毎日記録できるデータとして残しておくと、後の振り返りにも便利です。エアロバイクでは毎回の漕ぐ時間も重視する必要があることを覚えておきましょう。

（エアロバイクの使用時間については以下の記事も参考にしてみてください）

他に考えられる原因として、エアロバイクを一定期間継続できていないという原因が挙げられます。体重1kgを落とすのには約7,000カロリーが必要とされていますが、例えばエアロバイク30分での消費エネルギーはわずか150-300カロリーです。この計算でいくと、エアロバイクのみで1kg痩せるのを目指す場合、24日かかることになります。

この数字からも分かるように、エアロバイクのみで痩せる効果を実感したい場合、少なくとも1ヶ月単位の時間を想定しておく必要があります。エアロバイクに代表されるような有酸素運動は、基本的に中程度の負荷をかけながら時間をかけて行うものです。このように短期集中型の無酸素運動とは異なる特徴を意識しておくと、効果を客観的に評価できます。

エアロバイクは、その活用の仕方によって脚やせも出来るし、足が太くなるという結果も招くことがあると言えます。先述した通り、エアロバイクは基本的には有酸素運動です。そのため、筋肉にかかる負荷を他の筋トレよりも低く抑え、一定期間継続しながら遅筋優位トレーニングとして行うと、脂肪が燃焼され、いわゆる脚やせが実現しやすくなります。

一方、エアロバイクにあえて高い負荷をかけ、短時間の間に猛スピードで漕ぐなどの使い方をした場合、これは無酸素運動に近いトレーニングとなります。この結果、いわゆる筋肉太りの状態を招くため、足が太くなります。エアロバイクで脚やせ出来るか、足が太くなるかはその活用の仕方が鍵を握っているのです。

重要なのは、エアロバイクを通して自分が得たい結果をまず明確にし、それを実現するための正しい方法を実践することです。自分の体作りにはしっかり責任を持つという姿勢で、自分に合った方法を選ぶようにしてみてください。

エアロバイクの効果が出る期間には、個人差があります。これは、人の体には個体差と呼ばれる心的・身体的特性の違いが存在するためです。この個体差があるため、エアロバイクのみならず他の筋トレや有酸素運動を同じ方法で、同じ期間実践しても効果が出る時期や効果の幅が見られます。

この個体差を理由とした個人差はありながらも、例えば「エアロバイクだけで1kg痩せる」効果を期待する場合、1日30分のエアロバイクを最低でも24日間実践するという期間が目安になります。ただ、先にお伝えした通り、エアロバイク実践以外にも、効果の実感を妨げる原因が複数あります。

このため、実際には最低でも1ヶ月から数ヶ月の長いスパンで効果の度合いを測定するのが現実的です。有酸素運動を通して得られる効果は、無酸素運動のものよりも長い目で見てみるのがポイントです。

エアロバイクで痩せない・効果がない場合にやると良い対策がいくつか存在します。以下から、それぞれの対策について見ていきましょう。

エアロバイクのみでなかなか効果を感じられない方には、エアロバイク前の無酸素運動がおすすめです。無酸素運動には、いわゆる各種筋トレが含まれます。ダンベルを使ったウェイトトレーニング、スクワットなどに取り組んでみましょう。筋トレなどの無酸素運動後にエアロバイクで有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼効率が上がります。

ポイントは、2つの異なる運動を行う際の順番です。消費カロリーを効率良く狙う場合、無酸素運動をエアロバイクを行う前に行うようにします。まずは道具や場所を選ばない、スクワットなど取り組みやすいものからチャレンジしてみてください。

（有酸素運動と無酸素運動の違いについては以下の記事も参考にしてください）

エアロバイクのサドルと乗る時の姿勢を調整することも有効です。まずエアロバイクは、何百回とサドルを漕ぐことになるため、サドルの高さと位置が非常に重要です。サドルの理想の高さは、座った状態でペダル・サドルが一番離れたポイントに足の位置が来た際、膝が伸び切らないギリギリの高さです。この高さは当然、背の高さや足の長さで変わってきます。

この長さが短すぎても、長すぎても姿勢が崩れてしまいます。また、長さが自分に合っていないと、膝やお腹などに余分な負荷がかかってしまい、トレーニングの弊害になります。まずはしっかりとサドルの高さを調整することを心掛けましょう。

サドルの高さが決まれば、次は姿勢です。エアロバイクを漕ぐ時の姿勢は、どこの筋肉に一番負荷をかけて効果を感じたいか？を考えて変えていきましょう。太ももをはじめとした足の部分に負荷をかけたいなら、膝辺りに負荷がかかるような姿勢を意識すると上手くいくはずです。

エアロバイクでかける負荷を自分に合ったものに調整するのも忘れないようにしましょう。最初は軽い負荷から始め、徐々に負荷を強めて消費カロリーの消費を狙う方法がおすすめです。先述の通り、有酸素運動は負荷を急激にかけすぎると、筋肉太りを招いてしまいます。しかし、あまりに負荷が軽すぎると、脂肪の燃焼が起こりにくく、効果を実感しにくくなります。

常に自分の体の状態を見極め、その都度エアロバイクにかける負荷を自分にとって最適なものに調整していきましょう。調整具合も、数をこなすほど慣れて簡単になっていくはずです。

エアロバイクは、一定速度をキープしながら行うのが有効と言われています。速度の目安は、時速15〜20km。これは、1分間にサドルを100回転ほどさせる速さです。ジムなどに備え付けのエアロバイクに速度を測定する機能があれば、積極的に活用して一定速度をキープしてみましょう。

繰り返しになりますが、エアロバイクをはじめとする有酸素運動は、適度な負荷で長時間続けるのがコツです。時速15〜20kmは、速度としては遅く感じる方も多いと思いますが、長時間キープするにはちょっと苦しいかな、という程度の速度を保つのがおすすめです。

効率的に脂肪燃焼を行うには、一定の心拍数を保つのが良いとされています。有酸素運動時に保つと良い心拍数は、「(220－年齢)×0.7」です。この計算式で出てくる数字は、最大心拍数の50〜65％です。ただ、最近ではこの心拍数を測る機能がすでについているエアロバイクも少なくありません。フルに活用して効率的に消費カロリーを消費しましょう。

（心拍数については以下の記事も参考にしてください）

エアロバイク実践と並行して、食事管理を徹底するのもおすすめです。日々の食事から摂取するカロリーが、運動の際の消費カロリーより多くならないように心掛けます。炭水化物などの糖分を減らし、筋肉を作る基礎となるプロテインやビタミン、ミネラルを中心にした食事を心掛けましょう。

毎日の食事の摂取だけでは難しいと感じる方は、飲むプロテインやサプリメントの活用を考えてみましょう。普段の生活でも、エアロバイク実践での効果が最大限になるような工夫を凝らすことが鍵になります。

（プロテインついては以下の記事も参考にしてください）

ここまで記事を読んでも、「やっぱりエアロバイクでは痩せられなんのでは？」と思っている方も多いでしょう。そこでここからは、エアロバイクで痩せた人の実際の成功例をご紹介していきます。実際のビフォーアフター写真もあります。ぜひ参考にしてみてください。

こちらの男性は、エアロバイクを毎日30分漕いで1年で7キロ落ちたそうです。体脂肪率も26%くらいから平均の18%へ移行と変化が見られています。口コミ内にもある通り、少しずつ痩せていくことを目指し、継続をしてきたことが成功に繋がったことが分かります。

こちらの男性は、ジムのエアロバイク実践で痩せるのに成功しています。ジムのマシンをフル活用して、消費カロリーをこまめにチェックしていた様子が良く分かる内容です。「知らぬ間に体重が15kg減っていた」とは、驚きですね。

上記は、スピンバイクの使用で8kg痩せることに成功した男性のコメントです。ブログの内容を確認すると、消費カロリーに配慮した食事の様子が伺えますが、特定の食べ物の摂取をしない厳しいダイエットは行っていなかったようです。バイクを漕ぐ時間も、少しずつ増やしていった様子が良く分かりますね。

この男性は、エアロバイクと筋トレ、そして食生活の見直しでダイエットに成功しています。やはりエアロバイク単独での効果を狙うのではなく、筋トレや食生活で消費カロリーのバランスを上手く考えるのが有効と言えそうです。

最後にご紹介するこの女性は、エアロバイクをしながら仕事もこなすという工夫で体脂肪・体重が減少する効果を感じています。エアロバイクは長期継続が鍵なので、日々の生活の中でどうやって習慣化するか？がとても大切ですね。

エアロバイクで痩せないのには、エアロバイク実践方法や摂取カロリーと消費カロリーとのバランスなど、様々な原因が考えられます。ぜひ今回の記事を参考にエアロバイクで痩せない原因を明確にし、効率的なトレーニングを実現していきましょう。