ジャガー佐藤とは？生い立ち〜引退、筋トレ・減量など食事・セミナー内容まで紹介！

ジャガー佐藤は日本を代表とするボディビル選手です。東アジア選手権大会での優勝や日本選手権大会での数多くの入賞を果たしています。ジャガー佐藤という愛称は、動物のジャガーから来ているのではなく、坊主頭がジャガイモに似ているからという理由であるとのことです。

大会を引退した今でも美しい筋肉を維持しており、多くのファンが存在しています。ジャガー佐藤の生い立ちや筋肉を保ち続ける筋トレのセットメニュー、食事メニューなどを見ていきましょう。

（ボディビルの種類＆名前ついては以下の記事も参考にしてみてください）

ジャガー佐藤は1979年に東京で生まれました。学生の頃から様々なスポーツやトレーニングをして身体を鍛えていたといいます。22歳でゴールドジム所属のボディビルダーとなった後しばらくは空手と両立していましたが、やがてボディビルダー一本で活躍し始めます。

ボディビルダーとなったジャガー佐藤は、2003年の初出場の大会から好成績を残し始めます。日本国内の大会ではもちろん、国外のアジア選手権でも入賞するほどでした。また、日本最高峰のボディビル大会といわれる「日本ボディビル選手権大会」においても、初出場の2012年から連続で入賞という成績を収めています。

数々の大会で好成績を残してきたジャガー佐藤でしたが、2017年の世界大会を最後に突如引退表明をします。最後の大会での成績は7位に終わりました。現役時代の中では、総合大会での表彰台はなかったものの、クラス別大会では入賞だけでなく優勝や準優勝などの成績も収めています。

ボディビルダーとしての第一線を引いたジャガー佐藤ですが、現在は株式会社THINKフィットネス（ゴールドジムの運営会社）に勤務し、トレーニングに関するセミナー講師、プロテインなどのサプリメント開発主任として活動しています。

（プロテインについては以下の記事も参考にしてみてください）

2003年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子60kg級　　：5位　
2006年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級　　：5位
2007年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級　　：2位
2007年　東アジアボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級：1位
2008年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級　　：2位
2008年　東アジアボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級：1位
2010年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子70kg級　　：2位
2011年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子70kg級　　：1位
2012年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子70kg級　　：1位
2012年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　 ：7位
2013年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子75kg級　　：1位
2013年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　　：7位
2014年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子75kg級　　：1位
2014年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　　：6位
2015年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子65kg級　　：1位
2015年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　　：5位
2016年　日本ボディビルクラス別選手権大会　男子75kg級　　：2位
2016年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　　：5位
2017年　世界ボディビルクラス別選手権大会　男子70kg級　　：7位
2017年　日本ボディビル選手権大会　　　　　　　　　　　　：5位

（ボディビルの掛け声については以下の記事も参考にしてみてください）

ジャガー佐藤は現役を引退しても未だその筋肉は健在です。筋トレの方法としては、分割法を採用しています。分割法とは、一週間に一部分ずつ行い、数日かけて全身をトレーニングする筋トレ方法です。1日かけて一部分を鍛え、翌日は他の部位を鍛えることで、一度鍛えた場所を回復しながら順番に鍛えることができます。

また、負荷のかけ方や1セットの回数については、得意な部分と苦手な部分で分けています。得意な部分では高重量で低回数のトレーニングを行い、苦手な部分では低重量で高回数行うといった工夫です。どの部位の筋肉にもしっかり負荷をかけて鍛えています。

各部位のトレーニング種目の決定には、POF法を採用しています。筋肉の状態ごとにかかる負荷の違う種目を組み合わせて行うことで、効率よく鍛えられる方法です。では、ジャガー佐藤の筋トレセットメニューを見ていきましょう。

（POF法については以下の記事も参考にしてみてください）

・ベンチプレス
・ダンベルプレス
・インクラインプレス
・デクラインプレス
・ブラッシュアップ
・クランチ
・レッグレイズ

大胸筋のトレーニングでは、基本のベンチプレスやダンベルプレスといった高重量のメニューが中心です。ベンチプレスは高重量で1セット5～6回、4～5セットほど行いますが、種目によってセット数や回数を変えています。

ベンチプレスでは腕で押きってから肩甲骨でも押しており、より大胸筋に負荷をかけているのも特徴です。腹筋はクランチとレッグレイズの二種類のメニューで、上部と下部を交互に鍛えています。プレス系の正しいフォームでの鍛え方やクランチのやり方は、下記の記事を参考にしてみてください。

・チンニング
・ラットプルダウン
・ベントオーバーローイング
・ダンベルデッドリフト
・ダンベルローイング

背中は腰にも負担がかかり怪我をしやすい部位です。重量は低く回数を多めにし、マシンを使う種目は12～20回を3～5セットほど行っています。メインのメニューに入る前に独自のウォームアップをすることで、怪我を防ぎ筋肉を鍛えやすくしているのも一つのポイントです。

ラットプルダウンでは種目ごとに姿勢を変えることで、POF法のストレッチを狙う運動と筋肉の収縮を狙う運動にわけるような工夫をしています。効果的な鍛え方は下記の記事を参考にしてみてください。

・リバースプッシュアップ
・フレンチプレス
・キックバック
・ナロ―プレス
・インクライン・トライセプス・エクステンション
・バーベルカール
・ダンベルカール
・インクラインカール
・ハンマーカール

腕のトレーニングは、上腕二頭筋と上腕三頭筋を鍛えるメニューです。腕はジャガー佐藤の苦手な部分でもあるため、種目によって高重量と低重量を分けています。バーベルカールなどでは1セット20～50回ほど行うこともあります。

怪我をしやすい肘に負荷をかけないよう肘の高さなどを調節し、1セットで回数を多くこなすメニューが多いです。これらのトレーニングの効果的なやり方は、下記の記事を参考にしてみてください。

・スクワット
・スティフレッグデッドリフト
・ランジ
・シーテッドカーフ

脚のトレーニングは、前部分の大腿四頭筋と裏側のハムストリングスでわけて鍛えています。大腿四頭筋には高重量で負荷をかけ、1セットの回数は10回以下の少なめです。ハムストリングスはジャガー佐藤の苦手な部位となりますので、低重量で1セットにつき100回近く行い、しっかりと負荷をかけています。

スクワットは鍛える筋肉の部位によってハックスクワットやブルガリアンスクワットなどを使い分けています。いずれも4～5セット行います。スクワットの正しいフォームなどは、下記の記事を参考にしてみてください。

・バックプレス
・ダンベルプレス
・サイドレイズ
・シーテッドサイドレイズ
・リアサイドレイズ
・アップライトローイング

肩はボディビル選手の中でも、力を入れてトレーニングをしている人が多い部位です。ジャガー佐藤の筋トレでは、高重量のダンベルを使ったメニューだけでなく、低重量で回数の多いメニューも取り入れて、各3～5セット行います。フォームを崩さず肩の筋肉にしっかりと負荷をかけて行うことが重要です。

バックプレスやサイドレイズの正しいフォームややり方は、下記の記事を参考にしてみてください。

6日目以降はまた最初の胸のトレーニングメニューから始まり、ルーティンが繰り返されます。ジャガー佐藤は休息日を設けていませんが、会議などで筋トレが行えない日もあります。その時はポジティブ思考で筋肉を休める日と決め、軽い運動もせずストレッチに留めるようにしています。こういった姿勢も効率的な筋トレには重要といえます。

ジャガー佐藤の食事は、付き合いの食事で外食をするという以外は、オンシーズンオフシーズン問わず年間通して変わりません。スポーツ栄養学と時間栄養学に基づき、いつ何を食べるかを決めています。食事において何を気をつけているか、1日の食事メニューを細かく見ていきましょう。

7:00　ホエイプロテイン10g
7:30　ご飯100g、卵6個
9:25　おにぎり1個（ご飯100g）
13:00　ご飯100g、ツナ缶4缶
18:00ごろ　おにぎり1個、プロテイン30g
トレーニング前　アミノ酸15g
トレーニング中　ホエイペプチド20g、エネルギードリンク、アミノ酸5g
トレーニング後　ホエイプロテイン40g、ホエイペプチド20g、グルタミン酸10g、クレアチン5g、リカバリーサプリ10粒、マルチビタミン1粒、糖質20～30g　
23:30　ご飯100g、鶏肉またはサーモン50g

ジャガー佐藤は減量時、カロリー計算はせず炭水化物量のみ計算して調整しています。年間通して食事スタイルを変えることもないため、チートデイを設けたり糖質量の低い食事に切り替えるということもありません。基本的に白米とトレーニング後に食べる砂糖のみで摂取しています。

筋肉を作るのに必要な基本の栄養素はたんぱく質です。一般の人の摂取量は体重×0.2gといわれていますが、ジャガー佐藤は体重×0.4g、量にして300gを摂っています。毎日の食事では鶏肉や卵、ツナ缶のほか、適宜プロテインを飲んで補給をしています。

ビタミン類やミネラルは野菜で補給しているため、ジャガー佐藤は基本的に野菜を食べません。しかし、健康上は問題なく栄養管理できているとのことです。唯一、玉ねぎにはテストステロンの働きにかかわるアリシンが摂れることから、切らずにそのままレンジで加熱して食べています。

成長ホルモンの分泌を促すため、ジャガー佐藤は就寝時に空腹の状態で眠るよう心がけています。空腹の状態で起きると筋肉が分解されてしまうので、栄養補給のために朝食前の起き抜けにプロテインを飲んでいるといいます。10gに留めているのは、朝食に影響がない量を考慮しているとのことです。

ジャガー佐藤が減量時に気をつけているポイントとしては、なるべく食事やペースを変えないことです。1日の食べる量は落とさず、時間をずらしたり回数を増やして1回の食事量を減らすことで無理なく減量しています。シーズン時は4ヵ月で4kgの落とすとのことです。

（食事・栄養については以下の記事も参考にしてみてください）

ジャガー佐藤は自身でもゴールドジムでサプリの開発に携わっており、セミナーや動画で筋肉を作るプロテインやサプリを紹介しています。ジャガー佐藤がトレーニング時に愛用するプロテインやサプリを紹介します。

アルティメットエネルギードリンクは、ジャガー佐藤がトレーニング中に愛飲しているエネルギードリンクです。溶けやすくグレープフルーツ味で飲みやすいので、トレーニング中でも美味しく飲めます。筋肉の成長に必要な3種類の糖質や、ロイシンやクレアチンなど筋肉を作るアミノ酸が豊富に含まれています。

血流の流れがよくなる作用もあるので、運動中のパフォーマンス向上に役立ち、筋肉をしっかり作るのにおすすめです。

BCAAアルギニンパウダーは、ジャガー佐藤がトレーニング前に飲んでいるアミノ酸サプリです。大さじ1杯をそのまま口に入れて水で流し込むことで、トレーニング前にサッと飲むことができます。アルティメットエネルギードリンクと一緒に飲むとより効果が大きく、合わせて飲んでいるビルダーも多いです。

トレーニング中の集中力維持に役立つほか、トレーニング後や就寝前に飲むことで、疲労回復の効果が期待できます。

ホエイペプチドアミノコンプレックスは、ジャガー佐藤がトレーニング後に摂取しているサプリです。プロテインと同じくたんぱく質を補給するサプリですが、このサプリに含まれるペプチドは、たんぱく質を分解した状態で身体に吸収されます。

そのため、プロテインよりも多くのたんぱく質を体内に吸収することができます。素早く栄養補給したい時に使えるサプリです。

グルタミンパウダーは、ジャガー佐藤がホエイペプチドとあわせてトレーニング後に飲んでいるサプリです。このサプリに含まれるグルタミンには筋肉の分解を抑制する働きがあり、トレーニング後で疲弊している筋肉のケアに効果的です。また、免疫力アップの効果もあり、体調管理にも役立ちます。

グルタミンは魚や肉にも含まれる旨味成分となっていますが、熱に弱く食事ではなかなか摂りづらい栄養素でもあります。そのため、サプリで手軽に摂るのがおすすめです。

マルチビタミンは、ジャガー佐藤が野菜の代わりに摂取しているビタミン剤です。ビタミンB群やC、D、Eはもちろん、カロテン、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類に加え、亜鉛や葉酸など、通常の食事では摂りにくい栄養も含まれています。

1粒ずつに同じ量の栄養が入っているため、1回ごとにムラなく栄養を補給できます。飲みやすく、食事とも合わせやすいサプリです。

プロテインにも種類がいくつかありますが、ジャガー佐藤はたんぱく質の純度が高いホエイプロテインを愛用しています。こちらのホエイプロテインにはたんぱく質だけでなく、汗で失われやすいビタミンB群も含まれており、効率よく筋肉を作るサポートをしてくれます。

たんぱく質をしっかり摂りたい人には、香料や甘味料を全く使っていないプレーン味がおすすめです。

（飲みやすいプロテインについては以下の記事も参考にしてみてください）

2017年にボディービルダーの第一線を退いた後は、サプリやプロテインの開発に携わる傍ら、筋トレや食事に関するセミナーやブートキャンプで講師として活躍しています。関東圏でのジムで行われるセミナーが多いですが、過去には北海道のジムでもセミナーを行ったことがありました。

また、さまざまなボディビル大会でのゲストとして登場したり解説を行ったり、筋トレに関する対談やインタビューを受けることもあります。日本のボディビル界の立役者として活躍中です。

ジャガー佐藤には、ゴールドジムの同僚の結婚式でポージングをして盛り上がったことがあるという情報はありましたが、本人が結婚しているという情報はありません。引退後のセミナーの講師をしている画像でも、結婚指輪をしている様子はありませんでした。

ジャガー佐藤はゴールドジムに努めるトレーナーやボディビルダーとの交友関係が広く、一緒に焼肉を食べに行っている写真もあります。有名なボディビルダーでは、日本チャンピオンである鈴木雅との仲が良いです。田代誠とも仲が良く対談を行っています。また、テレビに出演したことをきっかけに芸人のオードリー春日とも親交があります。

現役ボディービルダー時代から現在までのジャガー佐藤の画像集です。上半身アップや全身、背中などを網羅しました。ぜひ筋肉の参考にしてみてください。

(ハリウッド俳優の筋肉画像については以下の記事も参考にしてみてください）

ジャガー佐藤の生い立ちや成績、筋トレの方法やメニュー、食事内容、サプリについて紹介しました。引退後も筋肉を鍛え続けているだけあり、トレーニングや食事はとてもストイックです。一つの方法にこだわらず、さまざまなメニューを組み合わせることで効率よく筋肉を鍛えています。筋トレや食事を参考に、ジャガー佐藤のような筋肉を目指してみましょう。