筋トレ×バナナの相性が最強!前後に食べるメリット〜タイミング・量など解説!
【パーソナルトレーナー監修】筋トレ前後にバナナを食べると効果的と耳にすることは多いと思います。しかし、どのような効果があり、いつ食べるのかどのくらいの量を摂ればいいのかなど分からないことはありませんか。この記事ではバナナを筋トレ前後に食べるメリットやタイミングなどについて解説します。
目次
筋トレとバナナの相性が最強すぎ!
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筋トレとバナナの相性は非常に良いと言われています。そもそもバナナにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。バナナには炭水化物、ビタミン、カリウムやマグネシウムといったミネラルが豊富に含まれています。また、バナナ100g当たりのカロリーは86kcalでご飯1杯の約半分くらいのカロリーとなっています。
バナナに糖質が含まれているから血糖値が気になるという人も安心してください。バナナには食物繊維が含まれており、糖質の消化吸収を穏やかにしてくれます。よって血糖値が急激に上昇することなく、持続的にエネルギー補給をすることができるのです。筋トレ前後の食事に悩んでる人は以下で紹介するバナナを食べるメリットやタイミングをぜひ参考にしてください。
*栄養素についてはこちらを参照しています。
筋トレ前後にバナナを食べるメリット
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筋トレ前後の食事にバナナを食べるメリットは主に以下の5つが挙げられます。
・エネルギー補給ができる
・筋肉の疲労回復を早める
・筋肉の痙攣を防ぐ
・プロテインの吸収率を高める
・疲れにくい体調を維持する
ここからは、5つのメリットについて詳しく解説します。
エネルギー補給ができる
バナナには体のエネルギー源となる炭水化物を多く含んでいるので、エネルギー補給には最適です。バナナに含んでいる糖質の種類にブドウ糖と果糖という単糖があります。これらの単糖は体内で消化吸収しやすいものなので、即効性のあるエネルギー源となるのです。
また、糖質は筋トレ後のタンパク質の分解を抑えます。筋トレ時に糖質が不足していると、体内のタンパク質を使ってエネルギーを作り出そうとします。本来ならそのタンパク質で筋肉は作られますが、エネルギー源として使われてしまうので、筋肉が形成されにくくなってしまいます。よって、バナナで糖質を補給することでタンパク質の分解を防いでくれるのです。
富山周祐
パーソナルトレーナー
多くのフルーツは果糖が多く肝グリコーゲンに蓄えられてしまいますが、バナナはブドウ糖の割合が多くそのバランスが優れているため、効率よくエネルギー源として利用されます。
筋肉の疲労回復を高める
バナナには筋肉の疲労回復を高める作用があるのです。筋肉を修復するためには取り入れたタンパクを効率よく代謝する必要があります。その代謝を助ける栄養素の一つにビタミンB1があります。バナナにはそのビタミンB1が多く含まれているので筋肉の修復を速めてくれるのです。
また、バナナにはポリフェノールも多く含まれているので疲労回復にも役立ちます。運動すると活性酸素が体内で発生しますが、活性酸素が多すぎると体にとっては毒となってしまいます。しかし、ポリフェノールを摂取することで大量発生した活性酸素を除去してくれるのです。以上のことから、バナナは筋肉の疲労回復を高めてくれます。
富山周祐
パーソナルトレーナー
ビタミンB1はバナナの他に豚肉などにも多く含まれており、糖質の代謝だけでなくアルコールの分解などにも必要な栄養素です。
(筋トレとビタミンとの関係については以下の記事も参考にしてみてください)
筋肉の痙攣を防ぐ
バナナにはカリウムやマグネシウムなどを多く含むので筋肉の痙攣を防いでくれる効果があります。筋肉が痙攣をおこす原因は、体内のカリウムやマグネシウムなどのミネラルが不足することです。筋トレで汗を流すと体内のミネラルも体外へと放出されます。体内のミネラルが不足すると神経から筋肉への刺激の伝達がうまくいかなくなります。
この神経伝達がうまくいかないと筋肉が硬直し、痙攣を招いでしまうのです。この筋肉痙攣を防ぐためにもミネラルを多く含むバナナを摂取することは効果的と言えるのです。
プロテインの吸収効率を高める
バナナにはプロテインの吸収効率を高める作用があるのです。前述したとおりバナナには糖質が含まれています。この糖質が体内で分解吸収される過程で体内からインスリンが分泌されます。インスリンは短期では糖を輸送する役割を果たしますが、中期ではタンパク質合成を促進してくれるのです。
このインスリンの効果によってタンパク質の合成が促進されるので、プロテインも効率よく吸収されることになります。
富山周祐
パーソナルトレーナー
GI値の低い炭水化物なので、更なるタンパク質の即吸収を狙うのであれば白米や餅など、GI値の高い炭水化物を摂取するといいでしょう。インスリンの分泌中は脂質の吸収も高まるので注意が必要です。