相澤隼人とは？生い立ち〜筋トレ・食事・プロテイン、彼女など私生活まで紹介！

相澤隼人は2015年～2017年と全国高校生ボディビル選手権で3連覇を果たし、高校生チャンピオンとして有名になったボディビルダーです。現在は日本体育大学で体を作るための基礎知識を学びながら、ボディビルに励んでいます。

爽やかな顔の雰囲気からは想像がつかない鍛え上げられた筋肉は、ストイックな性格と努力の証ではないでしょうか。双子の兄の影響で始めた柔道や筋トレをきっかけにボディビルの道へ進んだ相澤隼人の生い立ちから画像集まで紹介します。

相澤隼人は1999年10月21日に神奈川県で４人兄弟の末っ子として誕生しました。5歳上に双子の兄がおり、その上にもう1人兄がいます。幼少期から体を動かすことは好きで、何にでも興味を持ち球技や遊具遊びをする活発な子だったようです。

双子の兄・相澤飛鳥、相澤翼もボディビルをしており、マッチョ29というグループに所属しています。マッチョ29のキャッチコピーは「筋肉で日本を笑顔にする」というもの。兄はエンターテイメントで活躍していますが、ボディビルのステージに上がったのは相澤隼人の方が先でした。

相澤隼人が初めてトレーニングをしたのは小2の時。当時中学生だった兄の影響で、腕立て伏せや腹筋、スクワットなどのメニューを始めます。相澤家は家中にプロテインが置いてあり初めてプロテインを飲んだのも小2の時だというので、自然と筋トレに興味を持つ環境だということがわかりますね。

また同じく兄の影響で小4の時には柔道を始め、柔道の練習の補強として週3回筋トレをしていました。中2の時には柔道の県大会中学新人戦60㎏級で優勝という成績を残しています。

相澤隼人は柔道と並行しながら中1の時にジムに入会してウェイトトレーニングを始めます。中2の時に初めてバーベルを持ち、分割法を取り入れるようになったのもこの頃でした。分割法とは、部位ごとに日にちを分けて鍛える方法のことです。1度に全部を鍛えないことで、疲れや筋肉を合成するスピードを下げない効果があります。

2013年中2の夏に興味本位で神奈川県オープンボディビル選手権に出場した相澤隼人は、2次審査で敗退。しかし中学生と思えない体つきに「本当に13歳？」と注目を浴びます。翌年の2014年中3の時には、同大会で8位に選ばれます。

ボディビル競技への挑戦を決めた相澤隼人の生活はストイックなものでした。学校と家とジムの往復を繰り返し、昼食はお弁当を持参。中身はボディビルダーの基本の食事である鶏肉とブロッコリーがメインです。

またトレーニングに関しても妥協はせず、重さや回数も決めたことは必ずやり遂げることを自分の課題にしていました。努力した分だけ筋肉が増え、結果が目に見えるのがトレーニングの楽しさと語っていることから、ストイックな性格が伝わってきます。

日本体育高等学校に入学した相澤隼人は、全国ボディビル選手権を3連覇することを目標にトレーニングに励みます。そしてその目標通り2015年～2017年と3連覇を達成しました。更に2017年は日本ジュニアボディビル選手権も優勝、ボディビル世界ジュニア大会5位を受賞するという偉業を成し遂げています。

現在は日本体育大学でバーベルクラブに所属。2018年・2019年と全日本ボディビル選手権で優勝し、史上最年少・令和初のミスター東京に輝きました。大学では解剖学や生理学、栄養学などを学びボディビルのスキルアップのために日々努めているようです。

また憧れでもある日本選手権8連覇中の鈴木雅を超えること、ボディビルの魅力を伝えるためトレーナーとしても活躍することが今後の目標だと語っています。

相澤隼人が2019年男子日本ボディビル選手権に出場した時の様子は、下記の動画でご覧になれます。筋肉の美しい見せ方やポーズの合間のはにかんだ笑顔から、この日のために努力してきたことが伝わってきます。

2015年　全国高校生ボディビル選手権：優勝
2015年　日本ジュニアボディビル選手権：8位
2016年　全国高校生ボディビル選手権：優勝
2016年　日本ジュニアボディビル選手権：5位
2017年　全国高校生ボディビル選手権：優勝
2017年　日本ジュニアボディビル選手権：優勝
2017年　世界ジュニアボディビル選手権 75kg級：5位
2018年　全日本学生ボディビル選手権：優勝
2019年　全日本学生ボディビル選手権：優勝
2019年　東京ボディビル選手権：優勝
2019年　日本ボディビル選手権：9位
2019年　ミスター東京ボディビルの称号を手に入れる

高校生ボディビル大会で優勝した相澤隼人がここまで美しい筋肉を仕上げるには、どのような筋トレをしていたのでしょうか。相澤隼人のトレーニングメニューを見ていきましょう。

・ベンチプレス
中2：30㎏～40㎏から開始
中3：100㎏を挙げる

回数は1回で、最高重量を伸ばすことを目標としていました。

・分割法のトレーニング
中2：胸、背中、腕、足の4分割
中3：胸、背中、足、肩＋腕の4分割

肩のトレーニングを知ったのが中3の時だったので、この頃から分割法のメニューに取り入れました。ベンチプレスについては以下の記事も参考にしてみてください。

・マシンを使ったドロップセット
高1～高2：自分の決めた種目でドロップセットを10セット

ドロップセットとは、重量を自分の限界まで追い込み、短時間の休憩を挟んで重量を少し下げ再び追い込むメニューのことです。これを繰り返すことで負荷が与えられ筋肉の強化になります。相澤隼人は自分で追い込む種目を決め、ドロップセットを行っていました。

・分割法のアレンジ
高1～現在：肩と腕のセットを分け、胸、背中、肩、腕、脚の順番で5分割のセット

4分割だったセットを5分割のセットに変更しました。また5分割になってからも最初は順番が違ったのですが、組み合わせによって疲れが取れにくいことがありこの順番に落ち着きました。これは鈴木雅さんのアドバイスによるものです。

（ドロップセット法については以下の記事も参考にしてみてください）

こちらの動画は2019年JBBFボディビル日本選手権11日前のトレーニングの様子です。このトレーニングで行っているメニューはこちらです。

・ロープーリー･ケーブルカール
・スミスマシン・クローズドグリップインクラインプレス
・ケーブルフレンチプレス
・フレンチプレス
・ロープケーブルプレスダウン
・インクライン・ダンベルカール

こちらの動画は、2018年9月、全日本学生選手権に向けてトレーニングに励む様子です。上記の動画のメニューはこちらです。

・EZバーアームカール：50kg×3回、60kg×8回、75kg×5回
少しづつ負荷を上げながら、途中に小休憩を挟みながら行っています。

こちらも同じく2018年の大会約1か月前の動画です。上メニューは、ロープケーブルプレスダウン10回×3～4セット。大会前というだけあって、どの動画を見ても追い込んでいるのが伝わってきます。インクラインダンベルカール、ケーブルカールについては以下の記事も参考にしてみてください。

相澤隼人は大学生になってから、日本を代表するトップビルダーの合戸孝二の元へトレーニングを受けに行っています。その時のセットメニューを紹介します。

・胸＋二頭：ベンチプレス(ドロップセット)
1回＋補助3回の重量から始め、全セットで20kgを下げる。自力で10回上がるまで1分の休憩を挟み2.5kg〜5kgずつ重量を下げて行う。
背中に数枚のパットと半円型のポールを挟み、その上でバランスを取りながら行う。

・胸＋二頭：スミスマシンインクラインプレス(Uバー)
こちらも背中に数枚のパットと半円型のポールを挟み、バランスを取りながらバーを引き寄せる。

・背中：ロープーリー（Uバー）
U字のへこみの部分がベルトに着くまで引き切る。

・背中：マシンローイング
オーバーグリップとアンダーグリップを交互に行う。

地獄のようなトレーニングに見えますが、このストイックさが相澤隼人の美しい筋肉を作りあげているのですね。

（ベンチプレスの平均重量については以下の記事も参考にしてみてください）

次は相澤隼人の食事について見ていきましょう。ボディビルダーはトレーニングだけでなく、日々の食事メニューも重要です。

高校生のころからタンパク質を意識したメニューが中心になっています。食事はお腹がすいたから食べるのではなく「たんぱく質の補給」だと考えているようです。そんな相澤家のお弁当メニューは鶏肉200ｇとブロッコリー150ｇが入ったものでした。

また普段から食事を取る時は3000kgカロリーは摂取するようにし、白米も普通に食べています。これは食事のカロリーが減ると力が出なくなってしまうからです。カロリーはしっかり摂取し運動で消費をするという方法で、疲れにくい体づくりに励んでいるんですね。

（筋トレに必要なたんぱく質の摂取量については以下の記事も参考にしてみてください）

好きなものを食べるチートデーは今は設けていません。以前、チートデーを作った時に1日で7㎏も体重が増えてしまい、戻すのが大変だったそうです。ただ半年に3～4回ほど好きなものやチョコなどのお菓子を食べたくなることもあるので、そういう時は食べているとのこと。バランスを取ってうまく調整できるのも、プロのボディビルダーですね。

上の動画でも話しているように、相澤隼人は日々の食事以外にも授業の合間や筋トレ前に何度もプロテインを摂取しています。

・1限目の授業終わりの10時半頃にプロテイン摂取
・4限目が終わってトレーニング前にプロテインとサプリメントでカーボ摂取
・17時半～19時半までトレーニングしプロテインとサプリメントでカーボ摂取
・夜、就寝前にプロテイン摂取

合計4回もプロテインを摂取しています。ハードなトレーニングメニューをこなすボディビルダーにとって、食事では足りない栄養やたんぱく質をプロテインで補うことは、とても重要だと言えますね。次は相澤隼人が愛用しているプロテインについて見ていきましょう。

食事だけでは足りないタンパク質を補うためにプロテインは必須ですよね。相澤隼人の愛用のプロテイン・サプリを見ていきましょう。

こちらは100％のナチュラルホエイを使ったX-PLOSIONのプロテインです。ホエイプロテインは筋肉のほとんどを占めるアミノ酸が豊富なだけでなく、体内への吸収が早いことから筋トレやスポーツをする人に適したプロテインと言えます。X-PLOSIONのプロテインは大容量で安価なため、トレーニングをしている学生にはありがたい商品です。

相澤隼人はこのX-PLOSIONのプロテインを愛用しています。X-PLOSIONのサポートを受けイメージキャラクターを務めているので、飲む機会が多いのでしょう。味の種類が豊富ですが、その中でも相澤隼人のおすすめはミルクチョコレート味です。甘い物やチョコが好きなので、普段甘い物を食べられない分プロテインの味で楽しんでいるのではないでしょうか。

（ホエイプロテインでニキビが増える問題については以下の記事も参考にしてみてください）

愛用しているメーカーに関しての情報はありませんでしたが、以下のサプリを摂取していると話しています。
・BCAA
・クレアチン
・ペプチド
・カーボ
・ビタミン(気分によって摂取)

（筋トレ中のサプリの優先順位については以下の記事も参考にしてみてください）

相澤隼人はミライモンスターに4回も出演しています。ミライモンスターは、日本の未来を背負うアスリートの卵達に注目し取り上げる番組です。日々のルーティーンの紹介や、ボディビル選手権の様子などが流れました。

放送後ネットでは、「かっこいい！」「すでにモンスターだ！」などとても反応が良かったようです。感動して泣いたという声も多く、相澤隼人の努力や筋肉の美しさ、謙虚さに心打たれた人が多いことがわかります。5回目の出演もあるのか楽しみですね。

相澤隼人に彼女はいるのでしょうか。これだけ逞しい体なのできっとモテるのでしょうが、インスタもTwitterも筋肉とトレーニングの写真のみで彼女に関した情報は見つかりませんでした。名前も知られていますし、トレーニング以外のプライベートなことは載せないようにしているのかもしれませんね。

普段、頭の中を占めるのは8割が筋トレのことで2割が食事のことだと話しています。また子供ができたらトレーニングをさせたいと話していることから、結婚願望はあるのではないでしょうか。

相澤隼人の筋肉やトレーニング内容を見ていかがだったでしょうか。高校生でも鍛えたらここまで逞しくなることがわかると、刺激や勇気を与えられますよね。そして真似すべきところはトレーニングだけでなく、筋肉に対するストイックな意識ではないでしょうか。日々の積み重ねから始めて、相澤隼人のような芸術的な体を目指しましょう。