ボディビルダー『北村克哉』の現在は？年齢・事故・結婚・引退など網羅紹介

和製カレリンやマッスルバルクレスリング・モンスターなどの愛称で親しまれ、モンスター級の筋肉を持つことで知られている北村克哉。高校時代からレスリングにいそしんでいた彼は、183cmの高身長で120kgという強靭でたくましい肉体をしています。

これまでにレスリングやプロレスで優秀な成績を残し、現在はボディビルダーにパーソナルトレーナー、筋トレ系YouTuberとしても活躍中です。多方面から注目され、多くのファンに支持されている北村克哉の過去から現在までの気になる情報を紹介していきます。

まずは、北村克哉の生い立ちや経歴を詳しく見ていきましょう。レスリングをしていた学生時代の成績やプロレスへと転向した理由。プロレスラーを引退してボディビルダーを目指すことになった経緯など、北村克哉のこれまでを順を追って紹介します。

北村克哉は東京工業高等学校（現在は日本工業大学駒場高等学校）に入学してレスリングを始めます。高校時代はフリースタイルのみでしたが、レスリングの強豪校である専修大学へ行くとグレコローマンスタイルにも挑戦。アマチュアレスリングの選手として数々の大会に出場し、優秀な成績を残しています。高校・大学時代の主な大会の成績は以下の通りです。

・2003年 全国高校選抜大会FS85kg級3位
・2003年 インターハイFS85kg級3位
・2003円 国民体育大会FS97kg級1位
・2004年 JOC杯ジュニアFS96kg級3位
・2005年 東日本学生新人選手権（秋季）FS/GR120kg級1位
・2006年 全日本選抜選手権FS120kg級1位
・2007年 全日本学生選手権GR96kg級1位
・2007年 全日本大学グレコローマン選手権GR120kg級1位

どの大会でもTOP3に入る輝かしい成績を残しています。

専修大学卒業後はレスリング部の先輩の影響を受けてFEGに入社します。社会人でもアマチュアレスリングに専念することを決意し、数々の大会に出場しています。社会人時代の主な大会の成績は以下の通りです。

・2008年 国民体育大会（成年）GR120kg級1位
・2008年 全日本選手権GR96kg級1位
・2009年 全日本選抜選手権GR96kg1位
・2009年 全日本選手権GR96kg級1位
・2010年 全日本選抜選手権GR96kg級1位
・2010年 全日本選手権GR96kg級1位

2008年からはフリースタイルを離れてグレコローマンスタイル専門になります。日本の大会だけではなくアジア選手権や世界選手権にも挑みますが、残念ながら順位は10位以下となり好成績を残すことができませんでした。

これまでに素晴らしい成績を残してきた北村克哉ですが、2011年にドーピング違反による2年間の大会出場資格停止処分を受けることとなります。2011年4月に行われた全日本選抜選手権GR96kg級で見事優勝に輝きましたが、ドーピング検査で陽性が出たため順位はく奪となりました。

検査では筋肉増強作用のある禁止薬物ドロスタノロンの代謝物が検出されたといいます。北村克哉は海外の通販で購入したサプリメントを日常的に服用しており、そのサプリメントのなかにドロスタノロンが配合されていたのではないかと考えられています。

2年間という期限つきではありますが、大会出場資格がなくなってしまった北村克哉はアマチュアレスリングを引退。レスリングの世界から去ることを決断したのです。

大学時代の先輩にすすめられて格闘技イベント「巌流島」に参戦します。対戦相手となったボロドバートル・オンダラルに1本勝ちし、会場を沸かせました。久しぶりの大舞台に立った北村克哉は、大会後のインタビューにて「会場の声援や歓声に喜びを感じた」と語っています。

巌流島を観戦していた新日本プロレスのオーナーからスカウトされ、2016年に新日本プロレスへの入団を発表します。2016年から練習生として約1年の下積みを経験し、2017年3月13日の大会にて晴れてプロレスラーとしてデビューを果たしたのです。

アマチュアレスリング時代の実績もあり、プロレスでも華々しい成績を残しています。2017年10月から行われたヤングライオン杯では、出場した5戦すべてで優勝を獲得。ヤングライオンでありながら強靭な肉体と野獣のようなオーラで、プロレスファンを圧巻させたのです。その後行われた先輩選手との七番勝負でもパワフルな姿を魅せました。

しかし、残念なことに練習中に怪我を負い、プロレスラーを続けることが困難になります。結果として、2019年1月31日に新日本プロレスを退団することになりました。

怪我が原因でプロレスラーとしての選手生命を絶たれた北村克哉は、プロレスラーを引退後にInstagramにてボディビルダーを目指すことを宣言します。2019年10月に開催されたIFBB PRO League x NPCJ Japanがボディビルダーとしてのデビュー戦となりますが、10人中6位という結果に終わります。

北村克哉は2019年5月に自身のYouTubeチャンネル『バルクアカデミー』を開設しています。チャンネル開設当時は北村克哉個人のチャンネルではなく、プロレス・筋トレ仲間と一緒に動画を発信していました。しかし、2020年の2月にYouTubeチャンネルに投稿されていた動画がすべて削除される事件が起きます。

動画削除後に投稿された動画「北村克哉からの報告です」にて、北村克哉は独立して3月から再スタートすることを報告したのです。なぜ独立することになったのか詳しいことは語られていませんが、独立するからといってプロボディビルダーの夢を諦めたのではなく、これからも精進していくことを宣言しています。

独立後のYouTubeチャンネル名は『NORTH VILLAGE』でしたが、現在は『バルクアカデミー2 -北村克哉-』に変更されています。

続いて、北村克哉の仕事や年収について見ていきましょう。2021年現在、北村克哉はボディビルダーだけでなく、筋トレ系YouTuberとしても活動しています。主な収入源はボディビルダーとしてのトレーナー報酬とYouTuberとしての広告報酬と考えられます。

一般的にボディビルダーは大会での賞金以外に、スポンサー契約やパーソナルトレーナーなどのサイドビジネスで収入を得ている方が多いです。北村克哉の場合、ボディビルの大会で賞金を獲得するほど大きな活躍はされていないので、サイドビジネスでの収入がほとんどだと考えられます。

北村克哉は兵庫県にあるパーソナルトレーニングジム「GRAND STONE」と、スペシャルアドバイザー兼臨時パーソナルトレーナーの契約を交わしています。グループセミナーで講演を行ったり、トレーナーとして会員限定のパーソナルトレーニングを行っているようです。

活動日数などが公表されていないため具体的な収入はわかりませんが、一般的なパーソナルトレーナーの相場で考えると月収20万円以上で見るのが妥当でしょう。北村克哉は知名度が高いため、ネームバリューを含めて月30～50万円と推測されます。

北村克哉のYouTubeチャンネル『バルクアカデミー2 -北村克哉-』のチャンネル登録者数は約7万人です。動画の再生回数にはバラつきがあり、1万回を切るものもあれば40万回再生されているものもあります。再生回数が安定していないうえに動画の更新頻度がそれほど高くないため、YouTubeの広告収入だけで生活していくことは難しいのではないでしょうか。

詳しい収入は明かされていませんが、ネット上ではYouTuberとしての平均月収は約10万円と推測されています。

パーソナルトレーナーとしての収入とYouTuberとしての収入を合わせると、年収は480～720万円ほどになると考えられます。北村克哉は自身の収入について詳しいことを公表していないため、あくまで推測になります。

北村克哉は練習中の怪我を理由に新日本プロレスを退団することになりましたが、プロレスラーを引退した本当の理由をYouTubeチャンネルで告白していたのです。しかし、その動画は期間限定での配信だったため、現在は見ることができません。

視聴者からの情報によると、引退の原因となった怪我は手首の骨折だけではなく、スクーター事故による、かかとの骨折と股関節の脱臼も大きく関係していたようです。新日本プロレスの公式発表では練習中の手首の怪我が原因とされていますが、実際はスクーター事故による怪我だったのですね。

事故がいつどこで起きたのかは語られていませんが、事故での引退は印象を悪くしてしまうため、怪我を理由とする退団にしたものと考えられます。

北村克哉といえばポパイのような腕やデカイ肩が有名ですが、あまりの大きさにシンソールを使用しているのでは？と噂されています。シンソールとは筋肉を大きく見せることのできる合成油脂です。注射などで注入すると一時的に筋肉が大きくなったように見えるのですが、効果は永遠ではないため定期的に注入する必要があるといいます。

北村克哉の肩や腕はシンソールを注入したことで作られた偽物の筋肉だ、とネット上の一部で言われていますが、シンソールを使用している証拠などはなく憶測にすぎません。

シンソールには肉芽腫ができたり神経を損傷してしまう重大な副作用が報告されています。これからプロのボディビルダーを目指す北村克哉が副作用の高いリスクをおってまで注入するとは考えにくいでしょう。

ポパイのように盛り上がった北村克哉の腕や肩を見て、ステロイドを疑ってしまう方も多いようです。レスリング時代にドーピング検査で陽性が検出され、然るべき処分を受けている過去もあるため、疑いの目が向けられてしまっているのでしょう。

しかし、ステロイドを使用しているという決定的な証拠はありません。北村克哉本人はステロイド疑惑について触れていませんが、これからもプロのボディビルダーを目指すのであれば、ナチュラルであることを断言してほしいところです。

北村克哉といえば特に肩・腕・胸など、上半身のバルクが凄いボディビルダーです。彼の肩周りに憧れているトレーニーも多いのではないでしょうか。モンスター級のボディはどのような筋肉トレーニングによって作られているのかを見ていきましょう。

三角筋前部・三角筋サイド・三角筋後部を順に鍛えてから、僧帽筋に挑むのが北村克哉の肩トレルーティーンだといいます。

三角筋前部を鍛えるためにダンベルショルダープレスの筋トレを行っています。ダンベル片方の重量は32kgなので、両方で64kgのウエイトで行います。全部で5セット行いますが、1セット目は22レップ、2セット目は21レップ、3セット目は20レップ、4・5セット目は19レップです。

ダンベルショルダープレスのポイントは、ダンベルが肩につくぐらい下まで下げることです。ダンベルをできるだけ下げることで負荷が働き鍛えやすくなるといいます。

また、ダンベルは100％上げ切らずに70％程度まで上げて、下げることを意識することもポイント。北村克哉の場合、上げ切ってしまうと三頭筋に負荷がかかってしまうため、三角筋の前部を狙うのであれば70％程度の高さがおすすめのようです。

（ダンベルショルダープレスのやり方については以下の記事も参考にしてみてください）

肩のサイドを狙うときは、シーテッドラテラルレイズ・スタンディングラテラルレイズマシン・スタンディングラテラルレイズの3種目を行い、全種目5～6セットを目指します。

一番力が入りやすく一番肩に効く種目であるシーテッドラテラルレイズからスタート。ダンベルの重さは18～19kgで挑むようです。1セット目が22レップ、2セット目が21レップ、3セット目が20レップ、4セット目が19レップ、5セット目が18レップ、合計5セット行います。

肩のサイドをピンポイントで狙うために、前傾姿勢で行うのがシーテッドラテラルレイズのポイントです。太ももの下でダンベル同士がぶつかるぐらい両手を下げることで、高い負荷が期待できるといいます。北村克哉はダンベルが上がらなくなってきたと感じたら、パーシャルレップに切り替えて三角筋が燃えそうになるぐらい追い込むそうです。

僧帽筋を狙ったメインの筋肉トレーニングはダンベルシュラッグです。ダンベルの重さを控えて、レップ数とセット数を多めにチャレンジするのが北村克哉スタイル。北村克哉は1セット20～35レップを目標に10セット行っています。

バーベルではなくダンベルを使うメリットは、起立した姿勢を維持できるため、しっかりと僧帽筋を狙って収縮することができる点にあります。バーベルの場合は前にウエイトがあるため前傾姿勢になってしまいますが、ダンベルの場合は真横で持てるので垂直の姿勢を維持できるのです。

北村克哉ほど肩や首が発達していると、ダンベルを上げたときに肩が詰まってしまい、僧帽筋を最後まで収縮できません。姿勢を垂直にしたまま顔だけを前に突き出すフォームで筋トレをするのがポイントです。

（ダンベルシュラッグのやり方については以下の記事も参考にしてみてください）

レスリング時代は胸の筋肉があまり育たなかったという北村克哉。ボディメイクに転向して、胸を意識するようになってから厚みが出てきたといいます。彼の分厚い胸板を作った胸トレの内の2種目を紹介します。

胸の筋トレ1種目目はインクラインダンベルプレス。ベンチの角度が高すぎると負荷が肩に入ってしまうため、45度よりもひとつ下に設定するのがポイントです。また、ダンベルを握るときは真ん中を握るのではなく、外側に親指を寄せて持ちましょう。無駄なグリップを避けられるため、重量が増えてもリラックスした状態でダンベルを上げることができるといいます。

胸の筋トレ2種目目はフラットダンベルプレスです。セットポジションから胸のトップを狙ってダンベルを下すのがポイントです。肘をしっかりと下げて胸を張るように意識しましょう。インクラインダンベルプレスとフラットダンベルプレスどちらも12レップ3セット（重量が重い場合は2セットでもOK）行っています。

（大胸筋を鍛えられる筋トレについては以下の記事も参考にしてみてください）

続いて、日々の食事や愛用しているプロテインやサプリメントについて見ていきましょう。北村克哉は体が大きいため、1日の食事量がとても多いようです。1日に6回以上の食事をとり、7000kcal以上を目指しているといいます。

筋肉の材料となるたんぱく質はもちろん、エネルギーとなる炭水化物もしっかりと食べることを意識しているといいます。減量中は炭水化物を避けるトレーニーが多いですが、北村克哉は力が出るという理由から減量中でも炭水化物もしっかりと摂取しています。炭水化物を取らないと夕方にはエネルギーが尽きて脱力してしまうようです。

北村克哉がおすすめする食事はざるそば。炭水化物だけでなくたんぱく質も豊富に含まれているうえに、GI値が低いので太りにくいというメリットがあります。さらに、炭水化物がたっぷりの飲むヨーグルトも一押しだと語っています。カーボドリンクとして愛飲しているようです。

意外な事実ですが、北村克哉はプロテインを飲んでいないというのです。学生時代にプロテインを飲んでいた時期がありましたが、ニキビがたくさんできたり体調不良を起こしてしまったりと、体に合わなかったため現在は飲んでいません。たんぱく質はできるだけ固形物で摂るように意識しているようです。

（プロテインの選び方については以下の記事も参考にしてみてください）

プロテインは飲まないとう北村克哉ですが、昔からサプリメントが大好きで普段から活用しているようです。筋トレ前にアルギニンやシトルリンといったNO系サプリメントを摂取して、パフォーマンスを向上させています。さらに炭水化物を愛する北村克哉は、トレーニング中にカーボが切れないように、デキストリン系のサプリメントを摂るといいます。

筋肉分解を防いでくれるBCAAやEAAなどは筋トレ中や就寝前に摂取して、筋肉量をできるだけ減らさないようにサプリメントを最大限に活用しているのです。

（BCAAの効果については以下の記事も参考にしてみてください）

日々トレーニングに勤しむ北村克哉は、プライベートではどのような生活を過ごしているのでしょうか。気になる結婚の情報や私生活について紹介していきます。

北村克哉のInstagramではトレーニング風景だけでなくプライベートな写真も投稿されています。プライベートな写真は主に愛犬のWINや友人に関するもので、女性に関する投稿はされていません。結婚に関する情報もネット上では確認できなかったため、2021年現在は結婚していない可能性が高いでしょう。

北村克哉についてネットで検索すると「歯」というワードが出てきます。なぜ「歯」が検索されているかというと、プロレスラー時代に牙の形をしたマウスピースをつけていたことが原因です。自身のキャラクターに合わせてモンスターらしさを演出するために、牙のマウスピースをつけていたと考えられます。

マウスピースなのでプライベートな歯は画像のようなギザギザとした見た目ではありません。YouTubeチャンネルの動画内でも度々笑顔を見せていますが、笑ったときに見える歯は歯並びがよくとてもきれいです。

最後に、北村克哉のモンスター級筋肉が拝める画像を紹介します。

人気プロレスラー棚橋選手と並んでポーズを取る北村克哉。肩と腕の筋肉に目がいく1枚です。

誰もが憧れる美しいシルエットの腕ですね。

一般人男性と並ぶと、超人すぎる肉体であることがよくわかります。

レスリング経験のある北村克哉は、若い頃から背中の筋肉がとても発達しています。

モンスターの名にふさわしい1枚ですね。

大胸筋を鍛えている姿ですが、太くてかっこいい太ももに目がいく1枚です。

愛犬WINと一緒に散歩中の北村克哉。

漫画の世界に出てくるようなゴツゴツとした腕の筋肉です。

浮き上がる血管と丸々とした腕の筋肉に惚れ惚れする1枚です。

ウエストを絞ったことで、きれいな逆三角形のシルエットを手に入れた北村克哉。

北村克哉の常人離れしたたくましい筋肉は、日々のトレーニングや食事による努力の賜物です。YouTubeチャンネルで発信されている筋トレ動画を見ても、日常的にストイックなトレーニングを行っていることがわかります。彼のような肉体を目指して、筋肉トレーニングに励みましょう。