EMSのおすすめ種類別15選！使用目的に合わせた失敗しない選び方を解説！

EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、微量の電気を体に流すことによってよい効果を得ることができる機器のことです。EMSはもともと医療用として開発されていたので、体の痛みなどを取り除く目的で使用されましたが、現在ではシックスパッドなど、簡単に扱える家庭用の商品も増えています。

筋肉トレーニングのほかダイエット、マッサージ、肩こりや腰痛の改善などさまざまな使い方ができるので、気になる方はこの記事で使い方や人気のおすすめ商品などをチェックしてみてはいかがでしょうか。

まずは、EMSを使用するメリットについて見ていきましょう。あまり馴染みがない、という方も多いかもしれないEMSですが、以下のような魅力があります。

・意識しなくても筋肉に負荷をかけられる
・外に出たり、トレーニング器具がなかったりしてもトレーニングできる
・気軽にできて、続けやすい

上記のメリットについて、下記でもう少し詳しく説明していきます。

EMSの最大のメリットは、意識しなくても筋肉に負荷をかけられる、という点です。スイッチを押せば電気によって自動的に筋肉に負荷がかかるので、気軽に筋トレを行いたい人や、リハビリ目的の方にも向いているでしょう。また、自分で運動しているとどうしても疲れたときに手を抜いてしまいがちですが、EMSであればそういう心配もありません。

また、二の腕や首、お腹など全身で使用できるので、複数人で違う部位に使用する、という使い方ができるのも魅力です。

いざダイエットや筋トレを始めようと思い立っても、天候の悪い日は外に出るのが億劫に感じることもありますし、トレーニング器具を揃えるのはスペースの問題で難しい、というような方にもおすすめの器具と言えます。

EMSは使用するときに面倒な準備は不要なので、気軽にできて続けやすいといったメリットもあります。三日坊主でなかなか運動を習慣化できない方も、自動で筋肉を刺激してくれるEMSなら続けやすいのではないでしょうか。体力に自信がない方にもおすすめです。

ここからは、EMSの選び方を順番に紹介していきます。どういうものが自分に合っているかわからない、という方は以下を参考にしてみてください。

まずは、部位に合わせてEMSの形状を選びましょう。

・パット型
・ベルト型
・グローブ型
・パット独立型

EMSには、上記のような4つの形状の種類があります。それぞれ、どんな特徴・メリットがあるのかをチェックしてみてください。

洋服の下に着用したいときなど、薄型のEMSが欲しい方にはパット型がおすすめです。パット型はEMSの中で最もベーシックな形状で、肌との密着感が高いのも特徴となっています。代表的な商品はシックスパッドなどで、薄型なので洋服の下につけていても目立ちにくいのが魅力です。

EMSは座ったままで筋肉を刺激できるのも魅力ですが、EMSをしている間に仕事や家事を済ませてしまいたい、とう方も多いでしょう。ベルト型はその名の通りお腹に巻いて使用するタイプのEMSとなっており、パッド型よりも密着度が高く、落ちにくいという特徴があります。

鍛えられる場所もお腹の中心だけでなく腹斜筋、腹横筋といった筋肉を鍛えることができるので、きれいな腹筋を作りたいという男性や、引き締まったくびれにしたいという女性の方にもおすすめします。

EMSには、グローブ型という少し変わったタイプもあります。グローブの内側にEMSがついており、鍛えたい部分を押さえたり、握ったりすることで筋肉に刺激を与えます。

手で触れる範囲なら全身で使用できるので、ピンポイントで鍛えたい部分がある方や、いろいろな箇所で使用したい方には特に向いているでしょう。グローブ型のEMSには防水タイプもあるので、お風呂で使用することもできます。

さきほどパット型のEMSを紹介しましたが、お腹だけでなく、いろいろな箇所で使いたいのなら独立型をチェックしてみてください。パット独立型は小さいパットがいくつかセットになったもので、線でつながったものだけでなくワイヤレスタイプのものもあります。

パットが小さく貼りやすいので、脚やせや太もものマッサージで使用したい方にもおすすめです。ただ、パッド独立型は自由度が高い分自分で正しい場所を判断する必要もあるため、自信がない場合にはほかの形状も選択肢に入れておきましょう。

EMSを購入する際は、機能性についてもチェックしておきましょう。商品によって強度などは異なってくるので、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。

EMSの電気刺激による周波数は、筋トレ目的ならば17.5Hzや20Hz帯ほどのものが効果が高いとされています。周波数とは振動数のことで、例えば20Hz帯なら1秒間に20回刺激を与えることを指します。20Hz帯の周波数は低周波に分類されますが、お腹など脂肪が多い場所で使用したい場合には2000Hz以上の中周波のものを選ぶのがおすすめです。

また、最近では50万Hzという、高周波タイプの家庭用EMSも登場しています。高周波タイプのEMSならインナーマッスルまでしっかり鍛えることができるので、鍛えたい部位で周波数を選ぶようにしましょう。

EMSでしっかりと効果を得るためには、少し強めの強度でゆっくりと負荷をかけていく必要があります。せっかくEMSを購入しても、自分が使用したい強度がないものでは期待通りの効果を得るのは難しいでしょう。強度の調節段階や、最大強度をあらかじめ把握しておくことが重要です。

EMSを購入するときは、強度と合わせてプログラム数についてもチェックしておきましょう。使い勝手がよいのはプログラム数が豊富なタイプですし、オートプログラムがあるものなら初心者の方でも気軽に扱うことができるでしょう。プログラム数と併せて、プログラム内容についても確認しておくとより安心です。

EMSには高機能タイプのものもありますが、やはり購入時に気になるのは値段です。スタンダードなパッド型なら2万円前後が相場ですし、ベルト型なら比較的安く、5,000円以下で販売されているものもあります。値段が安い中にもしっかり効果が期待できて人気のものもあるので、コスパ重視の方なら安いEMSから自分に合った商品を探していくのがおすすめです。

（安いEMSでも効果があるかについては以下の記事も参考にしてみてください）

EMSの電源には、電池式のものと充電式のものとがあります。手間やコスパを考えるなら、やはり充電式の方がよいでしょう。

EMSを使用している間は電気が流れ続けることになるので、電池タイプだと消耗が激しく、頻繁に交換する必要があります。充電式ならその場で充電すれば済み、電池を購入しなくてもよいのでコスパもよいです。購入時には、電源のタイプもしっかり確認しておきましょう。

それでは、早速おすすめのEMSを形状別に紹介していきます。上記で紹介したパット型、ベルト型、グローブ型、パット独立型に分けて紹介するので、自分に合った商品を探してみてはいかがでしょうか。

ここからは、パット型のおすすめEMSを紹介していきます。スタンダードなタイプをチェックしたい方、洋服の下に使用したい方などはこちらをチェックしてみてください。

続いて、ベルト型のおすすめEMSについても見ていきましょう。リーズナブルに購入できるタイプもあるので、こちらも併せてチェックしてみてください。

ピンポイントで狙った筋肉を刺激できる、グローブ型のおすすめEMSについても見ていきましょう。

最後に、パッと独立型のおすすめEMSについて見ていきましょう。持ち運びしやすく、デザイン性に優れたものも多いのでビジュアルにこだわりたい方もぜひチェックしてみてください。

EMSのおすすめ商品を紹介してきましたが、他のラインナップもチェックしてみたい、といった方は下記のリンクもチェックしてみてください。

ここからは、EMSを使用して実際に効果を実感している人の体験談について紹介します。痩せた人やマッサージ効果を感じた人もいるので、口コミを順番にチェックしていきましょう。

こちらの女性はEMSでの腸腰筋トレとレコーディングダイエットを1ヶ月ほど行い、体重が緩やかに落ちてきました。お腹周りも脂肪が落ちてすっきりとしてきて、レコーディングダイエットとの相乗効果も考えられます。

こちらの女性はEMSの体験に行き、辛くはなくむしろ楽しかった、と感想を書いています。20分で700kcal消費できる商品なので、激しくないダイエットを効率よく行いたい方にはぴったりですね。EMSを行っている間は楽しく、ずっと笑っていたほどだったそうです。

EMSを首へのマッサージに使用して、効果を実感できた人もいます。EMSを行うだけでなく首を温めるといった対策も行って、こちらの方もEMSとの相乗効果が考えられるでしょう。快適と言えるほど楽になったようなので、首コリなどに悩まされている方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

こちらの方は、EMSのシックスパッドを背中側に装着して使用しています。背中からぐるっと回しつけることで、低周波マッサージとして使用できると口コミしています。

こちらの方は両親からシックスパッドを譲り受けて、毎日続けることで少しお腹が引き締まってきたのでは、と口コミしています。ハッシュタグでは筋肉量が10％も増えて結果が出ているとも記載しており、EMSによるよい効果を実感できていることがわかります。

（EMS腹筋ベルトの口コミ特集については以下の記事も参考にしてみてください）

EMSを使用するときはジェルを使用しますが、続けていると塗るのが面倒という方や、ジェルの分を節約したいと感じる人もいるかもしれません。しかし、EMSは電気を使用するため、ジェルを使用することでやけどの防止になりますし、肌への摩擦ダメージを軽減させるといった働きがあります。

EMS用のジェルには塗るタイプだけでなくシートタイプなどもあり、これはEMSの電気による電動効果を最大限引き出せるように工夫されています。ジェルシートにも互換タイプのリーズナブルなものからVAVACOなどのEMSを販売するメーカーから発売しているものまでさまざまなので、自分に合ったタイプを探してみてください。

（EMSにジェルが必要かどうかについては以下の記事も参考にしてみてください）

Slope内には、EMSに関する記事がまだまだあります。EMSに関する知識を深めたい方は、以下も併せてチェックしてみてください。

EMSは筋トレやダイエット、マッサージなど様々な効果が期待できますが、本当に効果があるのでしょうか？論文や、口コミなどをチェックして検証していきましょう。

EMSの腹筋ベルトやパッド、シートタイプなどの総合ランキングをチェックしたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

EMSを上手に活用することで、腹筋を効率的に鍛えることができます。なかなか効果が出ないという方は、こちらで原因をチェックしてみてください。

弱い電気を流して筋肉に刺激を与えるEMSは、ピリピリして痛いといった口コミもあります。その原因と、簡単にできる予防法を紹介していきます。

定期的にEMSを使うとなると、人体への影響が気になります。考えられるデメリットや注意したいポイントなどを紹介しているので、使用前にチェックしてみてください。

今回の記事では、EMSの選び方やおすすめ商品、口コミなどについて紹介しました。簡単に筋肉に刺激を与えることができる家庭用EMSを使用して、筋トレやダイエットなどに活用してみてはいかがでしょうか。